【 蒼天のイシュガルド 】黒魔道士LV62
私はボルト、世を忍ぶ仮の名である。
ウルダハの冒険者ギルドを初めて訪れたのは、もう随分と前のことである
主にグリダニアを拠点としていたため、ここへは宿屋以外立ち寄ることはあまりない。
今日は宿屋に行く前に、モモディ氏に声をかけようとカウンターへ近づいた。
「こちらは初めてですね。こちらの書類にサインをして下さい」
顔を隠していたからだろう、私を新米の冒険者と思ったようだ。
慣れた様子で仕事をする姿は変わらない。
迷惑になってもいけないと思い、そのまま手続きを済ませて去ることにした。
新米のフリをして、不滅隊入隊時に記入した名前を用紙に記入する。
「…、ノット・ボルトさんですね」
モモディ氏の確認に私は、仮面を着けたまま頷いた。
「何かあったら、いつでも訪ねて来て下さいね」
彼女は、他の冒険者と同様に丁寧に対応し、笑顔で私を送り出した。
私はそのまま宿屋「砂時計亭」へと歩き出す。
振り返った途端に、後ろから声がかかった。
「待って下さい!バ…、ボルトさん!!」
モモディ氏が呼びかけと共に、カウンターから外へ出て私の側へと駆け寄った。
彼女は、多くの冒険者を迎え、そして見送る
正面だけでなく、後ろ姿も…
私のことを気遣って言葉をかけてくれた。
心配してくれる存在がいることの何とありがたいことか!
たった一人でも味方がいることの何と心強いことか!
モモディ氏から最近の状況を教えてもらった。
やはり混乱を避けるために情報の規制がされているようだ。
隊員が随所で立哨することにも納得がいく。
だが、そんな緊張感とは関係なく、この都市は商人と冒険者で賑わいを見せていた。
私は、ウルダハで活動するための資金を貯めることにした。
さて何を商品としようか?
マーケットの片隅で営業しているバルタンズデリバリーは変わらず好調だった。
Yok’to ヨクトも新たなドリンクメニューを開発し、売上を伸ばしていた。
そのドリンクは、単価が高いため多くは売れていないが、カモミールティーが10杯売れるよりも利益があった。
「今は、価格の安さよりも品質が良いものが好まれます」
そう言いながら、ヨクトは銀製の上品な容器に香り豊かな果実のジュースを移していた。
塩を用いて冷却された容器は遠目でも冷えていることが分かった。
この店はヨクトに任せておけば大丈夫だろう。
私は料理とは違うものを売ることに決めた。
倉庫で眠っていた「漆黒の鉄塊」
HanaLyk’a ハナリュカの感謝祭でいただいた「引出物」である。
その数は50本
用途は分からないが、路銀の足しには十分だと聞いている。
その価値を信じてマーケットへと向かった。
価格を調べるとやはり高価な金属だった。
ヨクトを見習い、安売りをせず少量でも安定的に売り続けることにした。
マーケットの各所に立っているボートに販売価格と数を書き込んだ。
時に2本、3本と価格を上げつつ、まとめて販売してみた。
毎日少しずつ、そして確実に「漆黒の鉄塊」は売れた。
そして数日後、50本すべて売れた。
その利益は、FCハウスの個室に手が届く額だった。
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なたんです。中の人です、同じ人です(笑)
FF14では名前を変えることもできます。
顔や種族までも変えることができます。
そこまでやってしまうと、ロドスト上の名前も変わってしまうので、偽名を名乗るくらいにしておきます。
名前は何にしようかな?
先日バルタンが不滅隊に入隊する時、一文字目の「N」を書いてから偽名を思いつきました。
「Natan Valtan」の最初の音節をとって、
「a」を「o」に変えて、
「Not Volt」です。
「ノット」は、否定する(not)や結ぶ(knot)の意味を込めています。
ウルダハでは、しばらくこの名前で活動します。
間違わないように気をつけないと!
以前から少しずつマーケットに出していた「漆黒の鉄塊」がようやく完売しました。
マーケットの実売価格より少しだけ上げて、利益優先の販売を続けました。
やっぱり厚利少売が一番です!
↓販売実績をコッソリ公開Click to showClick to hide
マーケットでは何が高値で売れるか分かりませんね!
税がかかって目標(30万)に届かず〜