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紅蓮のリベレーターが終わったので

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ストーリーを振り返りながら、ネタ考察をガチで書く。



まずは、おそらく嫌いな人はいないであろうヒエン様。
でも、ちふねはヒエン様にドン引きしたシーンがあった。
それは、北方遊牧民たるアウラ・ゼラ達の力を借りて、ドマ奪還を目指すシーンである。





・ドマの民に国土奪還の意思があるかどうか確かめる
→主君としての立場よりも、民意を尊重する名君やんけ・・・

・助けられたモル族への恩返しのために終節戦に挑む
→わかる

・終節戦でアウラ・ゼラを糾合してドマ奪還に参加させる
→コイツヤバイヤツダ‼︎>v(゜∀。)v




帝国軍との戦いとなれば犠牲も出よう、その大戦に北方の大地で仲良く殺し合いを営むアウラ達を巻き込むことに躊躇いはなかったのか・・・
ってか、それまでいがみ合ってた部族達、すなわち烏合の衆で帝国に勝てるわけなくない?


なんて、思ってた。ストーリー進めてた当時は。
でも、ここで水滸伝について紹介したい。(唐突)


中国四大奇書にも数えられる水滸伝は、北宋末期、重税・汚職・不正が蔓延る世の中に耐えきれなくなった好漢達(実際はその辺のおっさん)108人が梁山泊(りょうざんぱく)に集い、北宋政府相手に大健闘の末、逆に官軍として召し上げられるというストーリーである。

英雄ではなく好漢の物語ということで、重税・汚職・不正(なんか最近よく耳にするが)の蔓延る江戸時代には三国志よりも人気があったそうだ。
(ちなみに、ちふねはベタだけど楊志が好き)


800年近く読み継がれてきたこの水滸伝に平成中期ごろから挑み始めたのが、
ハードボイルド歴史作家の北方謙三先生である。

北方水滸伝は従来と大きく異なっており、主な点を下記に列挙すると、

・「政府相手に戦えばもっと4人が出るはずだ」
 :ということでオリジナルでは4なない人もバンバン4ぬ


・「世直しを掲げたくせに政府に召し上げられて終わりとは情けない」
 :ということで梁山泊は政府軍に敗れて壊滅、一部のメンバーがモンゴルに逃れ再起を図る


・「ただバッドエンドが描きたかったわけじゃぁねぇぞ」
 :モンゴルに逃れたメンバーの活動が、チンギス=ハンの登場に繋がり、
  1279年に宋はモンゴル軍によって滅亡・・・好漢の志は果たされたのだ
  (結局滅亡エンドじゃねぇか!)

そう、ヒエン様とアウラ・ゼラ達の物語は北方水滸伝と相似している。
アウラ・ゼラの命名規則が一般的にはマイナーなモンゴル系である点もこの説を強力に補足している。

(決してパクリとか、そういうことが言いたいんじゃないんです。全てはテクストなのです)


ともすれば、漆黒のヴィランズにおける展開も見えてこよう。以下にまとめる。


まとめ①:紅蓮のリベレーターと北方水滸伝からわかる今後の流れ
・北方アウラをまとめたシリナちゃんはシリナ=ハーンとして反帝国勢力を吸収しながら拡大
・永久焦土に展開した障壁を自分たちの手で破壊し、帝国本土のイルサバード大陸へ侵攻
・帝都陥落後もその勢いは衰えず、アルデナード小大陸までその勢力を拡大するが、暁との盟約により拡大路線をようやく停止


「そんな、帝国が滅びるわけwwww」と思う読者もいらっしゃるかと思う。
まぁ、一旦次の話を聞いてから判断してほしい。



紅蓮のリベレーターで印象に残っていること二つ目。ラバナスタへの帰還。

ちふねはFFシリーズの中で12が結構好きだ。
・革新的なガンビットシステム
・オンラインゲームのようなシームレスな戦闘と探索
・12というナンバリングとかけた黄道十二星座
・自由と義務というテーマ


特に最後の「自由と義務」というテーマは、PS2版をプレイしていた当時ではなく、
海外出張のために機内に持ち込んだSwitch版をプレイしているときに沁みた。


「空飛んでるのに、俺は自由じゃないよ、バルフレア・・・」
しかし、そのバルフレアも自由という刑に処されているようなもので、会社のような拠り所はどこにもない。


エオルゼア十二神と聞いた際、FF12の召喚獣を思い出したが、
まさかアライアンスレイドで戦うことができるなんて、感動。

(60階まで徒歩で登らされた懐かしのリドルアナ)

ちなみに・・・FF14に登場する召喚獣と星座の対応は以下の通り。

・マティウス:魚座(対存在の名前はラハブレア)
・ファムフリート:水瓶座
・ベリアス:羊座
・ハシュマリム:獅子座
・アルテマ:乙女座



そんなFF12をまとめれば、「上位存在に操作される人の歴史を、人の手に取り戻す」物語であり、
それが主人公達からすれば敵側のアルケイディア帝国によって成されることがミソなのである。


先日のCIV7 the K4senで一人の君主が叫んだ通り「正義の逆はまた別の正義」なのだ。

もうお分かりだと思う。
FF12のアルケイディア帝国とFF14のガレマール帝国(ヴァリス帝)は相似関係にある。
(けっしてパクリとかry)



こちら側から見た漆黒のヴィランズは次のようになる。

まとめ②:紅蓮アライアンスレイドのFF12からわかる今後の流れ
・ヴァリス帝は歴史を人の手に取り戻すべく、上位存在と対立
・その過程で主人公側に倒されることとなるが、目的は達成される



最後に二つのまとめを総合し、これから始まる漆黒のヴィランズへの期待を込めた大予言としたい。


大予言:ツギハコウナルッ>v(゜∀。)v
・アジムステップ小部族を統合したモル族のシリナは反帝国勢力を吸収し拡大、やがてハーンに就任
・永久焦土の魔法障壁を破壊し、帝国本土へ逆侵攻
・ヴァリス帝、光の戦士の力を活用し上位存在であるアシエンを駆逐。アシエンの痕跡を完全に抹消するために、帝国の存在そのものの破壊を画策。
・ヴァリス帝の意図に偶然沿う形で、シリナ=ハーンは帝都および統治機構を根本から破壊。オサードからイルサバードにまたがるモル=ハーン大帝国の樹立を宣言。
・かくして、アシエンによる人の統治は崩壊し、パクス・モルニカが訪れるのであった・・・


色々な要素が想起され、紅蓮のリベレーターは大変味わい深かった。

最後に、一番心に残ったシーンを置いて終わりにしたい。
ハードボイルドとは、死に様の物語である。
ハードボイルド作家のファンとしては、あのまま死なせてやって欲しかった。

Comments (4)

Mikamo Futsuno

Yojimbo [Meteor]

ちふね様、ご機嫌よう。
こういう自分の知識を重ねて見解を述べられる考察は大好きです(良いですよ、もっとやりなさい

まあ半分以上は知らない部分ではあったのですけれど、
生まれて初めて水滸伝が意外に新しい物語であったことを認識いたしました(笑

・「世直しを掲げたくせに政府に召し上げられて終わりとは情けない」
→中から変えていくか、外から変えていくかの違いですわね
 個人的には是もありだとは思いますが……

FF12は斬新だったのですが、
主にヴァン君に感情移入が出来ないせいで序盤までしか進められませんでした。
でもガンビットは結構好きです。

正義の逆はまた別の正義、そう悪ではないという主張はわたしくしも確かにと思ってはいましたが。
では何故、「悪」という言葉が生まれたのでしょうか、と考えますと。
それはきっと正義とは多分に主観的なもので、自分以外の正義を呼称するために生まれたのではないかと。
ゆえに正義の逆は自分の正義とは異なる、それは悪であるとなるべきではないのかと思いますわ!(ふんすっ


閑話休題。


最後の1枚は素敵ですね、まさに信念。

漆黒も楽しんでくださいませ!

Chifune Yodogawa

Valefor [Meteor]

みかも様、おひさしゅうございます。
コメントありがとうございます。

正義の反対はもちろん悪です。しかし、時には正義に対して正義が対立してしまう。
これがドラマを呼ぶのであります。


むかしむかし、あるところに切嗣という男がいました。
彼は「多数の命を救うためには少数の命を犠牲にするのは仕方がない」という考えの持ち主でした。
7人を救うために、3人を56す。それが彼の生業で、多くの命を奪いましたが、それ以上の命を救うという正義を実行しました。(彼の考え方は功利主義的といえます)

同じところに綺礼という男がいました。
彼は神父であり「生まれようとしている命を奪うことは許されない」という信念の持ち主です。
胎児の命は保護されて然るべきだ。某国でも盛んに議論になっていますね。
(これは義務論に基づいた考え方です)


ある日、二人の男の前に、化物の卵が降ってきました。化物が孵化すれば多くの人が死ぬのは明白。
切嗣くんは自らの正義に基づき、化物一つの命を奪い多くの命を救おうとします。
綺礼くんは自らの正義に基づき、生まれようとしているは化物であっても奪うべきではないと言いました。

Chifune Yodogawa

Valefor [Meteor]

続き

このように、正義と正義がぶつかってしまうことは度々起こるのです。

私は大多数の正義に対立してでも自らの正義を貫く人物(=それは物語において大体悪役とされる)が大好きで、ヴァリス帝や蛮神になってまで平和を実現しようとしたトールダン7世についつい惹かれてしまうのです。

ヴィランとは、まさに彼らのような悪役を指す言葉でしたね。
ヴィラン達が跳梁跋扈するであろう漆黒編、俄然楽しみになってきましたわよ〜。

長文失礼いたしました>v(゜∀。)v

Mikamo Futsuno

Yojimbo [Meteor]

ちふね様、ご機嫌よう。

本当に人の数だけ正義というものはあるのだと、感じさせられますね。
切嗣くんと綺礼くんがわたくしの知るお二方かどうか存じ上げませんが(*´ω`)、
お二方とも私情を挟んでいないところが等しく”壊れていらっしゃる”と感じましたわ(笑


>私は大多数の正義に対立してでも自らの正義を貫く人物が大好き
そんな人物なればこそ時代の寵児(=主人公)にもなり得ますし、
その人物の葛藤に生き様。
そういうもの目を奪われ、心打たれるのだと。

わたくしもピカレスクロマンは大好きです。


次の記事も楽しみにしております。
漆黒がちふね様にとって良き物語であることを祈っておりますわ。
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