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【自機2次創作】ちょっとした小話

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自機の小話です!わりと好き勝手に妄想して書いちゃってます。
うちの子系・RP系が苦手な方は閲覧非推奨です。
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お絵描きの息抜きにちまちまと書いていたものです。
あくまでもこんな風に小話を考えたり絵を描きたい場合は、それはRPではない気がしてきたので、他の関連記事もちょっといじろうか悩み中だったり。
そしてマラグルド族に夢を見ています(*'ω'*) ※あくまでも私の脳内イメージです



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むかしむかし、アジムステップのひっそりとしたオアシスに住むアウラ・レン族がいました。
 
かれらは、どのアウラ族よりも姿形がきれいでした。
また、どのアウラ・レンよりも夜明けの光にきらめくりっぱな角とうろこを持ち、だれもが自分たちが1ばんだと信じてうたがいませんでした。
いつも「黎明にさく花のごとき美しさを持つわれわれこそ、神の加護をうけるにふさわしい」と胸をはっていました。
 
いっぽうで、どのアウラ族よりも他人を見下していました。だれかがやさしくしてくれてもそれは当たり前のことだと思っていて、おれいなどいいません。
アジムステップのきびしい気候になれていなかった旅人が、「ほんのすこしだけでいいから、オアシスの水がほしい」とたのみこんだときも、たくさんのもんくをいいながら「ほんのすこしだけ」水をあげました。
 
かれらを知る人はそろって、「そうげん1のきらわれ者はあいつらだ」と話しました。
 
近くにイローをかまえるマラグルド族は、アウラ・ゼラでありながらも、アウラ・レンをうけいれることで有名でした。
マラグルドの人々はそのアウラ族と仲良くしようとしましたが、「みにくい人とは関わりたくない」とことわられてしまいました。
むりやりに仲良くなるのはよくないと考えたマラグルドの人々は、それ以降そのアウラ族に近づくことはありませんでしたが、それでもかれらを静かにみまもっていました。
 
***
 
あるとき、白い髪と肌のいろをしたアウラ・レンのこどもが、マラグルド族のイローへたどりつきました。
マラグルドの人々は両手をひろげてかんげいし、「よくここまできたね」と、それぞれあたたかいスープやミートパイをふるまいました。
「ありがとうございます」と、そのこどもは言いました。
 
どうやら、そのこどもはきらわれ者のアウラ・レン族のひとりだそうです。
しかし、人々の想像とはちがい、スープやパイをもらったときにすぐにおれいをつたえたり、ぺこぺことみんなにあたまを下げています。
よく見ると、角やうろこはふつうのアウラ・レン族ににています。かおだちもほかのアウラ族にくらべるとひときわやさしく、人々はふしぎにおもいました。
みんなにおれいがしたいと、こどもは1日中マラグルドの人々のてつだいをしました。
 
そうげんが薄暮につつまれるなか、「どうしてここへ?」と、一人が聞きました。
すると、こどもは「ぶぞくのみんながいやになって、にげてきました」と言うではありませんか。

「ここにいたいけど、はやくもどらないとおこられる」

かなしそうにつぶやくこどもに、人々は「きにしなくていい」「ここにいなさい」とひきとめましたが、こどもは別れのあいさつとおれいのことばをつげて、そのままあしばやにかえってしまいました。
 
***
 
それからすこしたったあと…月のかがやく夜でした。
みはりばんがおおごえをあげたので、なんだなんだとみんなが天幕からでてきます。
そうしてマラグルドの人々が目にしたものは、ついさいきんやってきたあのこどもが、じめんにちからなく横たわっている姿でした。
きっと、なにものかにおそわれて、助けをもとめてここまできたのでしょう。こどものうしろには、血のあとがずっとつづいていました。
みんなあわててかけよりましたが、体のいたるところにふかいきずがあり、もうすぐ命をおとしてしまうことはだれもがかんじていました。
せめてもと、癒し手がいたみをおさえるまほうをかけました。こどものひょうじょうが、すこしだけやわらぎました。

族長が、こどものあたまをなでながらやさしくかたりかけました。

「つらかっただろう。……もう、だいじょうぶだ」

こどもがくちをもごもごとうごかします。族長は、わずかな声もききのがすまいと、つのをちかづけました。

「し、んさま……おこ……ら、た……」
「ん……?」
「花神さま……に……おこられ……た……」
 
こどもはそう言って、さいごの息をはきました。



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ある時、オアシスに一人のゼラの青年がやって来た。
自身をサガヒ族だと語る彼は、生まれたばかりの赤子を見るなり、「その子には呪いがかかっている。白い髪と白い肌は不吉の象徴だよ」と言い放ったのだ。

当然周りはどよめいたが、サガヒ族であるのに獣を簡単に鞭で使役する姿を見て、誰もがこいつは普通ではないと察した。そもそも、アウラ・レンの拠点に堂々と侵入する意図も読み取れなかったし、止める者がいなかったこと、その度胸がどこから来たのか、あらゆることが理解できなかった。
しかし鞭を振り上げる時の目がひどく楽しげで——その言葉を信じなければ部族そのものを消されることだけは、確かな直感があった。

「このままでは、君達が信仰する花の神によって君達自身が滅ぼされるだろう。そうならないように、命を捧げるんだ。そうだな……真っ白な子であればいい」

族長の私を含む全員が男の言葉を疑わず……いや「疑えず」、生まれてきた白い髪と白い肌を持つ子どもを、ある年齢にまで育てたら花神に生贄として捧げるようになった。「九十九の白き花を捧げたら安寧が訪れる」という言葉を盲目に信じて。
その中で、自分達に言い聞かせるように——罪悪感を抱かないでいいように——白が疎まれる理由を作り上げてきた。色が濃い花の方が美しいのだと。白とは何にも染まれなかった色で、色の無い花は穢らわしく、無価値であると。そんな花だから、花神に喰われるべきなのだと。
いつしかそれが我々アウラ・ショウの『普通』となり、その『普通』は人々の心を酷く歪ませ、生贄を捧げ切った我々の中に花開いた最後の白き一輪は——ただの疎まれ役となった。

やがて我々は居住地を西方の地へ移した。草原の戦から逃れる為と皆には伝えたが、実のところはあの男から限りなく遠ざかる為だった。
しかし、閑散とした植物園の内でも常に得体の知れない何者かに監視されている心地がした。『いた』のだろう。……まるで死神だ。

***

今更だが、最後に生まれてきた白き花に謝りたい。
そして忠告を——あの男から逃げろと。何故すぐに気付かなかったのだろう。花神にまつわる神話を思い出せば分かったことだった。
奴の目論みは神降ろしだ。憎まれ、疎まれ、蔑まれ、居場所が無いままに復讐の花を咲かせる神を顕すのは、最後の……百番目に咲いた君を依代とすればおそらく容易い。
奴との邂逅はどれほど前のことだっただろうか。長い年月を掛けてまで我々を滅ぼそうとしているのは何故なのか。こうなってしまった今、それを知る術は無い。

以前、君が隠れて魔物に癒しの術をかけていたと人伝に聞いた。我々に露見するのを恐れていたのだろう……きっとまた「変な術を使っている」「ほら見ろ、『普通』じゃないんだ」と言われることに耐えられなかったのだろう……少し考えたら当然のことかもしれないが。
君は弱いのに優しすぎるのだ……そういう性格さえ、あの男は利用しようとしている。

***

駄目だ、溶けていく……私という存在が……。

クチナシ、すまなかった。
独り苦しむ君を見て見ぬふりをし、己の保身しか考えていなかった私は……この通り、罰を受けたよ。

だから——

だからクチナシ……お前だけは絶対に許さねえ……!

木に喰われた挙句……他の喰わレた奴らと混ザるなんて……最悪だ……!!
オレが!あたしが!僕が!コんな事にナッていいハズガないノニ!! どうシテお前は勝手ニここカら逃げ出シたんダ!! オ前がコウなればヨカったのに!!
お前がいなけレバ、お前が生まれてこなケれば、おレは、あタシは、ボくは、コんな事ニはなラナかッタ……!! 次……次にオ前を見ツケタら……必ず!! 必ズ殺シテやる!!!!
必ず——


「地に閉ざされし、内臓にたぎる火よ……人の罪を問え!ファイジャ!!」


カナ……ラ……



「——英雄様、さすがです! 見事な黒魔法でした。跡形もなく消し去るほどの豪炎……噂通り、どの職も本当にこなせるのですね」
「おい……いちいち英雄様に惚れ惚れするのはいいけど油断は絶対にするなよ。っと、殲滅はこの方に任せて、僕達はサポートに回ろう。……もうすぐ終点だ!」
「はぁ〜い。早くソーニーさんに報告したいねぇ〜」
Comments (4)

Yellow Tamtam

Masamune [Mana]

ハナユイくんの部族の始まりと終わりのお話ですね•••!
一つ目は悲しい童話のようで、倒れちゃった子が可愛そうで。。。(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)。
こういう過去があったから、白色差別が生まれてしまったのですね•••!

2つ目のお話で、ハナユイくんに申し訳なく思ってる人もいたのだなと(見てみぬふりしてたので良かったとは言えませんが)ちょっと救われた気がしました。

ストーカーされてそうで少し心配でしたが、つぶやき場の話を読んで、ハッピーエンド(?)のようで安心したと同時にクスッとしてしまいましたw.
その後ビスマルクでご飯を食べたのか気になるところですw.

イエローの絵は、無理なさらなくて大丈夫ですからね•••!💦
私自身が遅筆なので、年単位で待てる人間なので•••!
でも、描いてくださりありがとうございます(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)。

Kuchinashi Hanayui

Tiamat [Gaia]

*イエローさん

いつもうちの子系の記事をお読みくださり本当にありがとうございます…!(*'ω'*人

ハナユイ君の部族の人達は本当にアレ(濁している)なのですが、そうなった原因を考えてみるのも面白いかな〜と妄想を膨らませた結果こうなりました。ひとりの余所者に徹底的に狂わされたという…!
(他人の言葉に簡単に振り回されるくらいには、みんな精神的に弱かったのかも)
でも基本的にハッピーエンドが好きなので、最終的にはつぶやき場のオチになりますww あちらもご覧いただき感謝です&クスッとしていただけてよかった!
とある日のビスマルクに、レンとゼラという異色の組み合わせのアウラ男性ふたりがいたそうですよ…!笑

こういう話を書いていると、ラライエローさんやキタロー君にも部族設定というか部族的なお悩み(?)とかあるのかな〜とか考えたり。
プレーンは確か商人気質だったり、ゼラは部族設定がありすぎるので、いつかもしそういうことにご興味を持たれたら…こっそり教えてください(*'ω'*)!

そしてラライエローさんやっと描けました〜おまたせしました!! よかったらご覧いただけたら喜びます!

Lev Reginleif

Shinryu [Meteor]

KさまSSも素敵ですね、なんか本当にありそうなのが
アシエンに狂わされた諸蛮族もこんな感じだったのかなと…
蛮神召喚にも、一応それぞれに理由はありますから、彼らなりの、ですが

これは私もひんがしの国はミチノク藩の水呑百姓の子、無産階級の山田すゑがハイデリンの声に導かれて光の戦士、ソウルネーム「レフ・ダヴィードヴィチ・レギンレイヴ」となるまでの一代記を書くしか…
(絶対書きません書けません)

Kuchinashi Hanayui

Tiamat [Gaia]

*レフさん

そう思っていただけて恐れ入ります…!!
確かにそんな感じかもです。ヒトを退ける強い力が得られるとかなんかそんなことをアシエン自身も話していたような…?
アシエンは一応信念がありましたが、こっちはただの興味でめちゃくちゃにしてるのでタチが悪すぎる😂

レフさんも自キャラ設定ぜひ…!!
あと、お名前の読み方がやっとわかって嬉しいです!これからレフさんって呼ばせていただこう☺️
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