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俺の過去について10(RPネタにつき閲覧注意)

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そこはいつも滞在している俺たちの部屋だった。
あの大男が俺のリテーナー専用のリンクパールを見て、窓口まで担いできたらしい。

ポポルさんは心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。

「ごめん・・なさい。急に眩暈が・・・」

「君、その時のことを詳しく聞かせてくれないかしら?」


俺はあの夢だかわからないことを、ポポルさんに説明した。
彼女は驚く素振りもしないで、静かに聞いてたな。

「君は・・・やっぱり、超える力をもってる。」
前にも言っていたな・・と思い、俺はこの症状がどうなったら治るのかと聞いてみたんだ。

「ちがうの。それは病気じゃない。君の・・能力なの。
この世界を救うために・・・絶対必要なものなの。」

それは、本当に途方もない話だった・・・
絶句している俺を尻目に淡々と彼女は話す。

「でも、声をはっきり聞くことが出来なかった・・・そうね・・
もしかしたら、君の器が不完全なのかもしれない・・・」

本来は言葉や心、過去までも超え、相手を視ることができる力。
俺はどうやら中途半端な状態らしい。

「星の意思はまた君に語り掛けてくると思う・・そうね、このまま君を一人にしておくのは危険だわ。」

次の日、リテーナー窓口へポポルさんと向かったんだが、そこに見覚えのある大男が立っていた。

「よう!!あんちゃん!!体はどうだい?」
屈託の無い笑顔で話しかけられて、俺は笑顔で頷いた。

「昨日、君を部屋まで担いでくれた人よ。今回は君の補佐をお願いすることにしたわ。
本当は私が行ってあげたかったけど、やることがあってね・・・じゃあ、よろしくね。」

「ブルーウィングスっていうんだ!よろしくな!!」

俺は暫くこの男と一緒に行動することになったんだ。

一緒にいるうちに、ブルーウィング、ブルーとは日を追うごとに打ち解けるようになった。

ブルーの実家は漁師で、この街とそんなに遠くない所にあること
霊災が起きてから、なんとか家族は避難できたこと
両親はなんとか細々と漁師を再開していること
ブルー自身は、霊災で困ってる人を助けたいがために冒険者になったこと・・・

俺も過去の事を話したよ。(もちろん白蛇のことは伏せてだ)

「お前のところは・・・そうか・・・なんかすまねぇこと話しちまったな・・」
「いや、全然いいんだ。もう大丈夫だから。」

すると、ブルーは採集の手を止めて俺に聞いてきた。

「お前・・いつまでここに滞在するんだ?」

いつまでか・・・そうだよな。
いつか・・ここを離れると思う。
だけど俺は・・ずっとポポルさんと一緒に・・世界を旅していたい。

そう思うと、胸が締め付けられるように苦しくなった。

「あの人、お前の・・・コレか?」
ブルーは俺の顔を見て茶化すように笑った。

俺は苦笑いして首を振った。そんなことになるはずもないって。
けれど・・・本当は少しだけ・・少しだけ期待をしていたんだ。


「おい・・なんか街の方で音がしなかったか?」

ブルーの問いかけとほぼ同時でリンクパールが鳴り響いた。
とても・・・嫌な予感がする。

出ると、ポポルさんの緊迫した声がきこえた。

「お願い、街が大型の魔物に襲われてるの。準備をしてすぐ来てちょうだい!」
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