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 先日、「ファイナルファンタジーXIV禁止事項」が変更され、改めて「ハラスメント行為にあたるのは何か」を振り返ったり、見直したりする人が多くなった。この話題になると必ず出てくるのが「執拗なアドバイスの押し付け」がハラスメント行為に当たるという事。これを指して『じゃあ迂闊にアドバイス出来ないじゃん』という懸念から、『高難度は話し合いが必須なのに会話できないんじゃしょうがない』『真面目にレイドに取り組む人だけが損をして、適当に済ませてしまう人だけ逃げ切り得じゃないか』という意見が多く出る。

 でも私はその意見が正しいとは思わない。「アドバイスを目的として問題点を伝えることは禁止行為には該当しません」と禁止事項内の文章にもあるように、アドバイスが黙殺されているわけではない。アドバイスを通じて相手を中傷する結果になることが問題なのである。
 
 では、何故「執拗なアドバイスの押し付け」がその様な結果を生むのか、それは相手の「自尊心」を考慮していないからと言えるのではないだろうか。


受け入れる意思がない時のアドバイスは自尊心を傷つける

 禁止事項に掲載されている一例からこれを考えてみる。AさんがBさんに対し、ギミックへの理解度と対処法をきちんと押さえているのか何度も確認している場面だが、ここでBさんは『はい、わかってます。頑張ります』と返している。ここで重要なのは「本当に理解しているかどうか」ではなく「本人がどう思っているか」である。「ギミックを理解していない」のか「理解はしているが技量がまだ追い付いていない」のか「どちらも満たしているが緊張で本来の力が発揮できない」のか、Bさん視点での考えはこの時点では分からない。

 にも関わらず、執拗にあらゆる点から「出来ない要素」を指摘されれば『自分は何も出来ない人間と思われているのではないか』評価されていいると感じてしまうことは無理のないことである。重ねて言うが、事実としてどうかではなく言われた本人がどう感じるかが重要なことであり、アドバイスを含めたコミュニケーションで必ず考えなくてはならないことなのは当然である。特にハラスメント行為として通報する人は「自らが傷つけられた」という自尊心の低さから起こりやすい感覚に敏感であり、野良ではどのような性格の人なのかは分からない分、よりそういった人の事を視野に入れて発言を練らなければならない。

 このような事態を回避する為には、依頼形という形を重視したアドバイスをするのが良い。


依頼形を使って「コミュニケーション」を図る

 「依頼形」とは、『~して貰えますか?』『~しても良いですか?』などと語尾を柔らかい言葉にして相手に依頼する話し方のことである。依頼形の形であれば、「アドバイスとしてしてほしいこと」を内容に含めながらも、返答を待つことで相手の意図を汲み取ることが出来る。加えて提案する理由を付けることで、相手にとって理解を得やすいものとなり、より相手の意図の籠った返答が帰ってくる可能性が高くなる。ここで『上手くできないんですけどどうすれば・・・』などというようなアドバイスを求める姿勢が見えてきた時が、アドバイスの適切なタイミングである。
 
 そもそも、自分のアドバイスや理解が本当に正しいものであるのかという確実な保証はなく、アドバイスされた側の方がより合理的な解をもっている可能性だってあるのだ。それを踏まえても、理由を述べつつ依頼形で提案することがカドも立たず、余計なトラブルを起こさないコミュニケーション方法と言えるだろう。


最後に

 「こんな細かいことわざわざ考えてられない」「相手だってこっちがクリア出来ない苛立ちを理解していないのに」という意見を持つ人もいるだろう。相手の心理がどうあろうともクリアできない事実は変わらないし、自分自身の立ち回りが完璧であればあるほど、時間やエネルギーを浪費するだけなのだから一言言いたくなるのは当たり前のことである。私自身も『この人全然出来てないじゃん!本当に分かってるのかな、これじゃ消化も終わらない』というように憤慨することはよくある。(というかむしろ相手を憤慨させかねないくらい厳しいミスをするもするし上手じゃない)特に攻略や装備集めに熱中している時期は尚更である。

 しかし、揉め事にならずに解決法を提示できないと思うなら「不用意に発言しない」というのも視野に入れるべきではないだろうか?「ろくに知りもしない相手にアドバイスをする」ということ自体がそもそも高度なコミュニケーション能力を問われる技術である。高難度、特に情報の揃っていない早期はプレイヤースキルだけは無く、ギミック処理の相談などでコミュニケーション能力も同等以上に問われることが多い。
 
 『自分はまだそれだけを捌けるほどコミュニケーションが熟練していないかも知れない』と考え直すことをしなければ、それこそ、『高難度は話し合いが必須なのに会話できないんじゃしょうがない』『真面目にレイドに取り組む人だけが損をして、適当に済ませてしまう人だけ逃げ切り得じゃないか』という意見が自分自身に帰ってくるだけである。クリアを目指すための場を乱したという意味で言えば、やってることは同じだと言える。

 プレイヤー技術とコミュニケーション能力が同等に問われるのであれば、「それを何とかしてクリアを目指したい」という点に関しても一致するはずである。だからこそ「ギミックミスをした・繰り返したことを反省して伝える勇気」「アドバイス方法が不適切であったことを謝る勇気」それぞれを尊重し、お互いが気持ちよくトライ&エラーを繰り返して上達を目指せる環境を作っていくべきではないだろうか。
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