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Ryzen9 5950X×RTX3090の本格水冷PCを作るなどしていた(水冷PCに関する小ネタ等)

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漆黒絶が1回分中止となり、非常に長い凪節となっている現在皆様いかがお過ごしでしょうか。
運営開発の判断には色々と思うところもありますが、折角の長すぎる凪節を有意義に使っていきたいなと思う次第です。


さて、今回の本題はそんなネガティブな話題とは関係のないものです。
タイトルにもありますが、一昨年の夏に当時のハイエンド機を作ったばかりだというのに、昨年秋の新GPU新CPUラッシュに乗じてまたしても新たなハイエンドPCを組んでいましたという話です。
ホントに我ながらアホだなと思うんですが、まぁ新しいパーツが出たら組みたくなるのも仕方ないということで、今後も新GPU新CPUが出たら積極的に組み替えていきたいなと開き直っています。

さらに今回はただハイエンドのマシンを作るというだけでなく、人生初の本格水冷PCを作成したい、ということも大きなモチベーションになっていました。
国内においてはニッチな市場であるところの自作PCの中でもさらにごくごく少数の人間しか手を出していない領域ではありますが、今後本格水冷に手を出したいと思うヒカセン諸氏が全くいないとも限りませんので、私が今回のPC作成にあたって調べた情報や実際にやってみての所感をまとめていきたいなと、そんなところで話を始めていきたいと思います。



1.今回のPC作成に関しての色々な時系列
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今回新たにPCを作ろうと思いたったのは昨年5月ごろ。このPCケースを見つけたのが全ての始まりでした。

COUGAR-CONQUER 2

もう見た瞬間に一目ぼれでございました。
この存在感、色合い、並みのPCケースでは得られない特別感…。写真や動画だけでも窺い知れる、規格外の大きさ。このケース以外では次のPCは作りたくない、そう思いました。

次に浮かんできた思考、それはこれだけ普通じゃないケースを使うのだから、PC内部にだって趣を凝らしたい。そうだ、本格水冷をやろう!

そうして新たなPC作りのためのパーツ探しの旅が始まったわけです。


少し時は流れて昨年8月末、RTX3090が発表されます。
これもまたそれまでから考えたら規格外のモンスターGPUでした。今回のPCのGPUにはこれしかない。ロマンという文字は常に眼前で燦燦と輝いていました。

そんなこんなで10月中旬、こいつが着弾

MSI RTX3090 GAMING X TRIO
本当はASUSのROGブランドが欲しかったのですが、当時3090の入手性が極めて悪く、さらに該当ブランドがいつ発売されるかも不明瞭だったということで、ネットショップでたまたま在庫を発見したこちらを即決で購入しました。しかし結果的に、この決断は失敗であったと今では思います。

ともあれ、当時は最新最高のGPUを手に入れて有頂天。早速この型に合うVGA用の水枕を探し注文するのですが、これがとにかく出荷されない。コロナの影響が大きかったとのことで、結局紆余曲折あって水枕が到着したのは1か月後のことでした…。

この水枕を待っている間の11月、ついに発売されたのがAMDの最新CPUZen3。これまでFF14においてはインテル製のCPUが圧倒的に強かった中、とうとうAMD製CPUが逆転した記念すべきCPUです。
本当は5950Xが欲しかったのですが、どう考えても一番弾数が少なく競争率が高すぎると踏んで5800Xに1点特攻をする計画を立てました。

そして無事に

Ryzen7 5800X
ミドルクラスではありますが、8C16Tと十分なコア数にうちの前任CPUである9900Kを軽く凌駕する性能。たった2年で付く差とは思えませんね。


こうしてパーツが揃い11月中旬、ついに初めての本格水冷PCを組み立てます。
まずは各パーツの通水洗浄(超大事)をし、マザボをケースへ組み込み。ラジエーターやポンプも固定して、最後にGPUをこう剥いて

こうしてやります

保証はここで切れます

そしてこれもケースに組み込み、パイプの曲げ加工、接続を済ませたらいよいよ注水・リークテストそしてエアー抜きです。
これらも問題なくクリアしてできた外観がこれ

初めてにしては本当によく出来たもんだなぁと感動すら覚えました。

最後にこれをケース外装に入れてしっかり固定すれば…

ついに完成!!!

構想から約半年、ひたすらにロマンを追い求めた初めての本格水冷マシンがこうして爆誕したのです。

これにて、本PCの組み立ては終了しあとは定期的にメンテナンスしていくだけ…だったら良かったのですが……。


…………思ったよりも温度が下がらないな?


GPUコア温度は大体50℃台中盤くらい。空冷に比べれば確かに冷えてはいますが…水冷として考えるとどうにも高すぎる温度です。
考えられる原因はファンの回転数不足。そしてラジエーターのサイズ不足。
どちらもすぐに手を付けることが出来ないところで、そのうち何とかしないといけないなぁと考えながらしばらく使い続けていたところ、大事件が発生…

その日は3月にしては少し暑い日でした。超絶激重ゲーム、FF15を水冷にかまけて最高設定4Kで遊んでいたところ、GPUコア温度が60℃台の危険領域に達したその時…


ブツッ…と、PCの電源が落ちました。


嫌な予感がビンビンにする中、電源を付け直した私の目に飛び込んできたのは、明瞭なXO病(別名インベーダー病)症状に侵されたモニター画面でした…。

あぁ25万円のGPUが…と物凄い落胆を感じつつも、一応の応急処置としてGPUメモリのダウンクロックをし、一度PCの電源を落としてGPUを冷却しました。そうしてもう一度電源を付け直してみたら、一応は症状が治まり、FF14程度の軽いゲームであれば問題なくプレイは可能な状態にはなりました。

しかし、その後もFF15を起動しようとしたら即電源落ち…。最早このGPUはダメなのだろうと、新たな組み替えを行う決意をしました。


まずは元の問題点の洗い出しです。

1.ラジエーターの容量が足りない
2.GPU裏面のメモリ冷却が全く足りていない。

これらを解決することを目標に新たなパーツを買い漁ることになりました。


まずは、CPUをネットショップに入荷しているところをたまたま発見した5950Xに載せ替えます。


……いや、分かります。文脈が全くつながっていないことは分かります。ただ、見つけてしまった。それだけなんです。

新たなロマンを手に入れ、気持ちも少し持ち直した私はまず、ラジエーターの問題に着手しようと考えました。
しかし、新たにラジエーターを追加しようにもこのケースにはもうこれ以上ラジエーターは搭載出来ません。悩んだ結果、見つかった解決策はこちらでした。

NexXxoS UT60 Nova Radiator
360mm×360mm×60mmの大型ラジエーターです。
これをケース外置きすることによって、全ての熱をPCケース外に排出させようと画策したわけです。
若干見た目が野暮ったくなってしまいますが、性能には代えられないと目を瞑りました。

次に背面メモリの冷却問題です。
丁度その問題を考え始めたころ、EKWBからアクティブバックプレートという製品が出始めていました。これはバックプレートにも水を通して背面メモリを冷却する構造の製品で、正しく私が必要としているものでありました。

しかし問題は、MSI-Trio用のものがどうやら製造計画に入っていないであろうということです。ただでさえ、急なPC停止などの問題を抱えている今のGPUということもありましたし、背面メモリについて全くの無対策ということは心象的にもあり得ませんでした。

ということで購入したのがこちら

ROG-STRIX-RTX3090-24G-GAMING
”2代目の”RTX3090です。
我ながら本当にアホだなと思います。しかし、ロマンは捨てられない、そういうことです。

何故新しい3090としてASUSのSTRIXモデルを選んだかというと、非常に高品質であるということはもちろんなんですが、BitspowerというメーカーからEKWBのアクティブバックプレートと似たようなX-TENDバックプレートという製品が出ていたからです。
本当はEKWBのアクティブバックプレートがあればそちらが良かったんですが、時期が合わず結局Bitspowerから水枕とX-TENDバックプレートを購入。

そしていよいよ全てのパーツを組み込み終わり、完成したPCの全貌を映したのがこちら


これにて、最終完成!となりました。
気付けば構想から1年。長い時間がかかりましたが、ようやく私が理想とした「よく光り」「抜群に冷え」「馬鹿げた性能を」持った最高のPCが完成しました。

水冷組み上げ以外の部分で様々な問題に襲われた今回のPC製作でしたが、なんやかんや楽しかったですし何より出来上がったものがとても満足できる仕上がりとなったため、心は晴れ晴れとしております。


ロマンこそ趣味にふさわしい言葉




2.本格水冷PC作成にあたっての注意点や思うことなど
 2-1.本格水冷=漏れるはただの風説
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水冷を実際に組んでみて一番に感じたのがこの事実です。
はっきり言います。

きちんと事前準備をし、知識を蓄え、当たり前の注意を払えば、本格水冷は漏れません。

これは本格水冷というジャンルが自作の1つとして明確に確立しているという事実からも分かることですが、そんなに簡単に漏れていたらそもそも本格水冷PCを作ろうという人はもういなくなっているはずです。
そして、実際に初挑戦の私が組んだ水冷ループも、一度も漏れていません。何度か組み換えをしたにも関わらず一度もです。

ただただ注意深く作れば漏れることは無いと言ったところで、説得力もあまりありませんので、逆に具体的に漏れる可能性がある行為についても書いておきます。

まず一つ目、Oリングの入れ忘れ。漏れの可能性としてはこれが最も分かりやすく発見しやすいです。Oリングを入れたかどうかは何度も確認しましょう。

次に、フィッティングの締めが足りないことです。これもOリング忘れと同じくらい起きやすい漏れの原因だと思います。工具を使用する必要はなく、素手で十分に力を入れて締めればまず漏れません。女性の方や力に自信の無い方はもしかしたら工具を使う必要があるかもしれません。

最後に、水枕やポンプ、ラジエーターから漏れている場合です。これは要は製品の初期不良ということになります。実際に組み上げた後にこういったことが起こらないように、事前の通水チェックは必ずする必要があります。

そして変わり種として、ループ内の圧力変化が原因でチューブが抜けるということもあるようです。これはリザーバーなどに圧力弁を付ければ解決する問題なので対策は簡単です。

以上、具体的に3点(+1点)漏れの可能性を考えてみましたが、いずれも前述したとおり、きちんと事前準備をし、知識を蓄え、当たり前の注意を払えば、避けられるものです。

水冷であるからと、必要以上に怖がる必要は無いわけですね。


 2-2.パーツの洗浄について
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本格水冷のパーツは組み込む前に必ず洗浄する必要があります。
このこと自体は色々なブログや動画でも言及されていることですが、では具体的にどのような洗浄をすれば良いのかということです。
パーツの構造などからこれは必ず洗浄するべし、というパーツと、これはそこまで神経質になる必要は無しというパーツに分けられます。

まず絶対に洗浄するべきパーツから。

1つ目はラジエーターです。
ラジエーター内部には、製造過程で必ず金属ゴミが残るそうです。実際に実物を見れば納得できますが、とても細い経路に水を流す構造をしているので、全てのゴミを取り除くことは不可能なんですね。
そこで使う前に中を通水洗浄する必要があるのですが…一番簡単な方法としては水道と繋いで10分ほど水を流し続けることです(私はこれでやりました)。
水道につなげられる太さのソフトチューブを用意する手間がかかりますが、これをやっておけばまず大丈夫だと思います。
他にも洗浄液を使って10回程度中をすすぐという方法もあるようですが、詳しくは分かりません。どうしても水道に繋げられないという人は良く調べてこちらの方法をとると良いと思います。

2つ目に、フィッティング類です。
こちらも金属製パーツであるためラジエーターと同じく製造過程で金属ゴミがこびりついていることがあります。というかほぼ間違いなくついています。
ラジエーターと同じように水道で流水洗いしてしまうのが一番手っ取り早いですが、より気になる人は食器用洗剤(中性)で洗うという方法もあるようです。

これらは本当にきちんと洗っておかないと、すぐに沈殿物が発生したり、電飾による青水現象が起こってしまうでしょう。

次にそこまで神経質になる必要のないパーツですが、上で上げなかったリザーバーポンプ、CPU、GPU水枕、そしてチューブがこれに当たります。
これらは水が通るところが基本的にアクリルなどで出来ているため、あまりゴミ類が付いていません。一度精製水を通すくらいで十分でしょう。

 2‐3.信頼できるメーカーを使うこと(個人的水冷メーカー信頼度)
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物凄く大事なことです。
大事なPCに水を通すのに、信頼できないメーカーの製品を使うなどあり得ません。
値段よりも信頼度。これが鉄則です。
もしどうしても安いパーツを使いたいとなったなら、事前のリークチェックは特に入念にやる必要があります。施工精度だけの問題ではなく、不良ラインがぶっ壊れているメーカーもあったりするので、口コミでこれは問題ないよと言われていても、実は不良率が高い製品の可能性がある。それが安物という罠です。

個人的水冷メーカーの信頼度

EKWB≧Bitspower>Alphacool≧Bykski

EKWB、Bitspowerはもう鉄板です。迷ったらこのどちらかから選びましょう。
Alphacoolのラジエーターは評判が良い割にあまり品質は良くありません。水枕の設計も今回はやらかしていたという話です。
Bykskiは品質ガチャです。良い話も悪い話も枚挙に暇がありません


 2-4.個人輸入のススメ
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本格水冷市場は、国内では非常に狭く品ぞろえも良くないため、本気で作ろうと思ったら各メーカーの直販サイトや海外の水冷パーツショップから個人輸入する必要が出てきます。
私の例で言うと、GPU水枕、CPU水枕、フィッティング類の一部、大型ラジエーターは個人輸入で購入したものです。
サイトによって到着までの時間はまちまちですが、EKWBやBitspowerの直販サイトからの輸入なら大体5日~7日くらい、Alphacool製品を多く取り扱っているAquatuningJapanからなら1週間~2週間くらい、日本のAmazonなどで購入できるBykski製品なら2週間~1か月で到着します。

購入用にPaypalのアカウントを作っておくととても便利でお勧めです。

個人輸入のデメリットとしては、初期不良に当たったときの対応が難しいという点です。各ショップとも英語でコミュニケーションをとる必要があるということと、単純に商品の往復にかかる時間が長くかかるという問題もあります。
国内の水冷ショップであれば、マージンは取られるため多少割高ではありますがこういった問題には合わなくて済みます。ただ、前述の通り国内に入ってこない(あるいは入ってくるのが遅い)ものもあるためいずれにせよ個人輸入は選択肢の一つとして持っておくべきだと思います。

上記サイトからの個人輸入は一通り経験済みなので、分からない点など聞いてもらえれば教えられることは教えられます。お気軽に。

 2-5.その他
 
  ・ラジエーターサイズは使える中で最大のものを選ぶべし。ケースに入らないなら外ラジ。

  ・水温には十分注意を払うべし。水冷でGPU60℃以上は危険信号。

  ・GDDR6Xには気をつけろ。あれは熱い、熱すぎる…。


3.動画とか

 ここまでの内容だとあまりにもFF14と関係が無さすぎるので、現在の構成でのFF14プレイ中の温度変化を動画にしたものを張り付けてまとめとしたいと思います。



 MSI AfterburnerとHWinfoを使ってGPUコア、VRAM、GPUホットスポット、CPUパッケージ、水温をオーバーレイで表示している動画です。
 中段には外ラジを追加する前の1代目3090の時のFF14プレイ時温度を表示してあります。


総括

本格水冷はロマンだがCPU+GPU=400Wから実用的
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