Character
今日は皆さんに打ち明けたいことがあります。いつかは話さなくてはいけないと思いながらも言い出せなかったこと。何度も書こうとしたけれど止めてしまったこと。それを今回話したいと思います。実はわたし、石田ゆり子さんと一緒に住んでいるんです。しかも身の回りのお世話をしています。食事の用意をしたり掃除をしたりお風呂に入れたり、石田ゆり子さんの体を洗い、お風呂から上がった後はきれいに拭いています。ここまで読んで驚かれた人も多いでしょう。どうしてこうなったのか。何でそんなことをする間柄になったのか。その経緯をじっくり説明したいと思います。
そもそものわたしと石田ゆり子さんが出会ったのは、うちの母親が原因なんです。全てはこやつ。日本に寒波が襲ったのも半導体が不足してPS5が品不足なのもメッシがバルセロナから移籍したのもきっとうちの母親のせい。口癖の「おかんの心はきれいやで(キリッ」を濁り切った瞳で語る不可能を不可能なままにするネイティブネガティブネクロマンサーこと、ネネネの幸子ちゃん。そんなうちの母親がまだ若かった頃の話。随分と昔の話。わたしがまだ子供の頃のこと。母親が買い物に出掛けた帰り道、大きな声で怒鳴っているのが聞こえたそうです。その声は上空から聞こえてきます。母が見上げると女性が五階の部屋の窓から身を乗り出して手を振り回しています。その右手には何かを掴んでおり今にもそれを外に向けて投げ捨てようとしていたのです。
母は一体何をそんなに騒いでいるのか、その女性に声を掛けたそうです。すると女性は「こんなもの捨ててやる!」と繰り返し言うだけで埒が明かない。母は石ころか何かと思ったそうで「危ないから投げちゃ駄目!誰かに当たったら死んじゃうから。お巡りさん呼ぶわよ」と言ったそうです。女性はお巡りさんという言葉に反応したのか、「別に悪いことしてない。娘が拾ってきたんだ」と言い返します。
母は石ころじゃないの?と思い、「ちょっと待ちなさい」と言って五階まで上がって部屋のドアを叩いたそうです。すると中から女性が出てきて「欲しいんだったら上げるわよ」と言ってそれを母に押し付けたそうです。母が受け取ったそれは、拳よりも大きい、茶色の平ら石の塊。しかし、じっと見ると石ころからニョキッと生えてくるものがあります。そうそれは母も間近で見るのは初めて、手に取るのも初めての生物。昔話でお馴染みの亀だったのです。亀が甲羅から顔を出し、手足をバタバタさせて暴れます。
その女性の話によると女の子が学校に出かけようとしたら道端に動く石ころがあって、不思議に思って近づいて見るとその亀だったそうです。心のやさしい女の子は、こんなところに居たら亀さんが車に轢かれてしまう可哀想だと思い、家に戻ってお母さんに亀を預けて学校に行ったそうです。しかし、そのお母さんは生き物を飼ったりするのは嫌いだそうで、しかも亀。家の何処に置けばいいのか、何に入れればいいのかも分からず、亀は家の中をうろうろするし腹が立ってきて癇癪を起こして捨ててやると思ったそうです。
事情を知ったうちの母は、それじゃ娘さんが学校から帰ってくるまで待ってたらと言ったそうですが、「もう嫌っ!」と言ってドアを閉めたそうです。うちの母がドアを何度叩いても女性は開けることもなく、中から「それはあんたの好きにしていいから」と言ったきりだったそうです。うちの母は仕方なく、その亀を我が家に連れて帰りました。
そして、次に驚くのがわたしの番。学校から帰ると母親が洗面器に話しかけています。何だろうと思って覗いて見ると亀が水の中でじっとしています。「あ、亀がいる」とびっくりしたものの、母から事情を聞くとわたしも仕方ないかと思いました。それには理由があるんです。それはこの亀が家に来る二年くらい前に、我が家では亀を飼っていました。それもわたしがお店で買った亀。しかし、夏休みに田舎に帰省する時に亀も一緒に連れて行ったのですが、広い田舎の家に来たということで、母親が家の中を亀に散歩させていたところ、うっかり亀を見失い行方不明になったのです。本当にうちの母親はこういう人なんです。亀を散歩させるのはいいけれど見張っていればいいじゃないですか。それを気にしないんですよね。ギリギリの時間まで家族親戚総出で亀を探すものの見つからず、そのまま家に戻ることになりました。この時の切ない気持ち。本当に悲しかったです。生き別れのつらさ切ない気持ちをわたしはここで覚えた気がします。親戚には亀を見つけたら連絡をくれるよう言ったものの、結局見つかりませんでした。ただ近所に住む人が普段、この川には見かけない亀を見かけたそうで、その亀が我が家の亀さんだったんじゃないかと話していました。
そういうことがあったので母親が亀を拾った気持ちもわかりますし、わたしも居なくなった亀のことを想うとこれも何かの縁なのかもしれないと思って、また亀を飼うことになりました。それからしばらく経ったある日のこと。うちの母親が亀を押し付けられた家の近くを歩いていたところ、知り合いのお婆さんに会ったそうです。そこで亀を窓から捨てようとしていた女性の話をし、その亀を自分の家で飼うことになったと話すと、そのお婆さんは驚きます。何故なら、そのお婆さんの家から亀が逃げ出して居なくなっていたからです。うちの母親も驚き、すぐにお婆さんと一緒に家に戻り、亀を見せたそうです。するとやっぱりお婆さんの家から逃げ出した亀でした。お婆さんは随分と探したそうですが見つからずに諦めかけていたところで、うちの母親が窓から捨てられそうになっているのを助けてくれ、亀を引き取ってくれたことに大変感謝したそうです。
母親も以前、我が家で飼っていた亀が逃げて見つからなかったことを思い出し、お婆さんに亀を渡そうとします。しかし、お婆さんが意外なことを言い出します。「もう私の歳を考えると亀より長生きできそうにない。これも何かの縁だからまだ若いあなたに亀を貰ってほしい」と頭を下げて頼まれます。お婆さんもその亀を大切に育てていたそうです。母親は最初は断ったものの、何度もお婆さんに頭を下げられ頼まれると断りきれなくなり引き受けることにしました。ここから改めてまた亀との暮らしが我が家で始まることになります。わたしも学校から帰ってきてお婆さんの話を聞き、不思議なこともあるものだと思いました。
そして、先程話したようにうちの母親は亀を家の中で放し飼いにするのが信条のようで、常に亀が家の中をウロウロすることになります。これが本当に家の中をウロウロするんです。どういう状況かと言いますと、朝、寝ているとピトッとしたものが顔に当たります。それがちょっと冷たくて、次に鋭いもので引っ掛けられ、「ウギャッ」という悲鳴と共に飛び起きることになるんです。つまり亀がわたしの枕元にやって来て顔を登ろうとするんです。これはマジな話でしかも怖いことに日常なんです。常に亀が家の中を好き勝手歩いているので、足元を注意しながら生活することが当たり前になり、部屋でゴロンと横になっても亀の位置を確認し「こっち来るかな」と不安と緊張感の中でくつろぐことになります。そんな家庭環境でわたしは育ちました。だからこうなったのかもしれませんね。たぶん知らんけど。
更にわたしの神経を疲れさせるのがネネネの幸子ちゃん。「じっとしているから大丈夫」と言って洗濯機の上に亀を乗せて日光浴をさせるんです。落ちたらコンクリートに直撃。洗濯機の高さは1メートル以上あります。小さな亀、大きさは丁度メロンパンくらい。そんな生き物にとっては大怪我となります。しかも亀から目を離します。するとやっぱり亀なので動きます。当然落ちるわけです。ゴン!と音がするので何かと見に行ったら亀がひっくり返ってジタバタしています。何でかなと思っていると母が「えっ?落ちたの」と平気な顔をして言います。わたしがカンカンになって怒っても全く気にしません。その時は「分かった分かった。うるさいなあ、もうせえへんわ」と言ってその後も何度も亀を洗濯機に乗せるんです。
くろず「なんで乗せるの?」
サチコ「じっとしてるから」
くろず「じっとしてないじゃん。落ちてるでしょ」
サチコ「えっ?見てたら動かないよ」
くろず「ずっと見てるわけじゃないでしょ」
サチコ「そりゃそうよ。他に用事があるから忙しいわよ」
くろず「じゃあ亀が動いたの分からないよね」
サチコ「そうね。分からないわ」
くろず「だったら洗濯機の上に亀を乗せるの止めない?」
サチコ「何で、亀は動かないよ」
くろず「いや、だから……」
これ洗濯機ならまだマシだったんです。「外、見たいやろ。太陽もよく当たるし」と言って亀を窓際に乗せて外を見せるのです。実は当時、我が家は三階に住んでたのですが、窓も閉めずに乗せるんです。そうなるとどうなるか分かりますよね。当然母は亀をずっと見守るようなことはしません。そんなある日のこと。母親が亀が居ないと言って家中を探しています。わたしが最後に亀を見たのは何処かと母に尋ねると「窓際に乗せてたんだけど、何処かなあ」と平気な顔で言うのです。わたしは「あんたって人わぁああああああああっ!」と心からの叫びを上げたものです。うちの母親、別名フリーダムとも言います。
それから急いで窓の下の花壇を探すとじっとしている亀が見つかりました。幸い亀は生きていました。爪は折れていたのですが、命に別状はなく本当にホッとしたのを覚えています。しかし、これで懲りないのがネネネの幸子ちゃん。同じことをこの後三回繰り返しました。つまりうちの亀は四回も三階から落ちたのです。いくら下が花壇で土だとしても奇跡的ですよね。よく生きてたなと今でも驚きます。うちの亀は母の無責任な可愛がりに何度も合いながら生き延びました。
ある日、うちの亀は、よく生き残ったよねと母と話していた時に、「そういえばこの亀はいくつだっけ?」と母に聞いたところ、お婆さんが飼っていた年数に我が家が飼っていた年数を足すとおよそ半世紀だということが発覚。「えっ?マジで。そんなに生きてるの?」と驚くわたし。母と二人で改めて亀は長生きだなと感心しました。そこでわたしが今更なんですが気付いたことがあるんです。この亀の名前は母が付けたのですが、『亀次郎』と言います。しかし、メス。女の子に亀次郎はないんじゃないか。亀だからって可哀想だと思い、そこで改名をすることにしました。
さて、ここまで読んで、くろずの雑記の読者である選ばれし光の戦士の方ならもう察しがついてますよね。この時点で「一体いつになったら石田ゆり子さんが出てくるんだ?」と思う光の戦士は居ないはず。そう亀の新しい名前が『石田ゆり子』なんです。だからたらいに入っている亀さんに向かって「ゆり子さん、水を変えようね」とか話しかけているわけなんです。嘘は言っていない。たぶん知らんけど。
ということで今日のくろずのバスレシピ紹介。まずコンビニかスーパーマーケットでキリンの午後の紅茶ストレート無糖を買ってきます。それをマグカップに半分入れます。そこに牛乳を注ぎます。好みよって増減してください。それを電子レンジでとりあえず二分。加熱具合によってはそこから一分くらい温めます。これで完成。「何だ混ぜただけじゃないか。それならミルクティー買ってくるわ」とお思いでしょうが、それはちょっと違う。どうしてかと言いますと市販のミルクティーは何だかんだ言ってやっぱり甘いんですよね。その甘さが口に残るんです。でもこのミルクティーはすっきりしてるのでお菓子と一緒に頂くならお勧めです。
更にもう一品。寒い今の季節にお勧め、超簡単、蜜柑水。まず蜜柑の皮をむいて一房ずつ分けます。ここが肝心。ちゃんと一つずつ離してください。それをマグカップに入れます。そこに水と少しの蜂蜜を足します。それを電子レンジで二分から三分温めて完成。スプーンですくって食べます。注意点は、蜜柑を食べた時に果汁が口に飛び出すのですが三分だと熱々の汁になることがあるので気を付けてください。肉汁たっぷりの餃子のようになります。お好みでポッカレモンを足したり干し葡萄を加えるのもいいですね。他には水を牛乳に変えるとカルピスのオレンジ味のようになります。これは蜜柑と牛乳を一緒に口に入れた状態で蜜柑の房を噛むと果汁と牛乳が混ざるからです。これは意外な美味しさでした。
これからもまだまだ寒い季節が続きますが、あったかいものを飲んで体温を上げて免疫力を上げていきましょう。それではまたたび!
いやぁ、石田ゆり子ですかw、亀がでてきた辺りから「おや?」と思ってましたがw
蜜柑水はいいですねー。伊予柑と八朔でアレンジしてもいけそう。
この時期スーパーにカルフォルニア産のオレンジが安売りするので、それでもいいかもですねー
近々試してみよう・・・
Elfa Creusetさん、こんにちは!
流石の勘の良さです。マスターはやっぱり選ばれし光の戦士ですね。
伊予柑や八朔だと高いのでもったいない気もしますが、確かにおいしそう。オレンジだと温めずに炭酸水と少しお酒を入れて飲むのもありかもです。
親方ぁ!!空から石田ゆり子が……。とはならない(´Д`)空から亀降ってきたら事案です(笑)気をつけましょう。
そして、ゆり子に妹的な亀ができたら、是非とも名前は深津絵里にしてほしい……(°∀°)
Te Japonaisさん、こんにちは!
深津絵里さんもいつまでもお綺麗ですよね。踊る大捜査線の凛々しい感じが好きでした。
しかし、わたしの中では深津絵里さんはパスコの人、パンの人のイメージも強いです。すごく美味しそうで実際に深津絵里さんにサンドイッチを作ってもらって食べてみたいですよね。