Character

Character

  • 10

なんかすっごい長いやつ(仮)

Public
こんばんは、最近冷え始めてきましたね。

最近のFF14は新規の方も増えており、

季節とうって変わり今までに増して熱を帯びているように感じます。

そして無数のコミュニティがあり、沢山のFCがメンバーを募集している中、

あなたが私のFCに入ってくれて本当に嬉しく思います。

楽しい仲間、共に戦う喜び、素晴らしい体験が出来るはずです。

きっとあなたにもエオルゼアで素敵な旅路が訪れることを願ってやみません。



しかし、説明しておかなければならないことがあります。


冒険者として成長すること、

それはあなたにとって決していいことばかりでは無いのかもしれません。



そこで今回、私の実体験を交えて所属していたFCにまつわる長い長いエピソードを

一つお話しましょう…


邂逅編1層
Click to showClick to hide


FC Momiji


アクティブ人数は10名にも及ばない小規模なFC、当時私はここに所属していました。

ラベンダーベッドにMハウスを構えていて、メンバーの種族、プレイスタイルはそれぞれ違うものの

それはそれはみんな仲が良く、ハウスには笑い声が絶える日はありませんでした。

マスターは女性のララフェルです。

やたら忘れっぽく少し天然ですが、頑張り屋さんでいつもバタバタしていたのを覚えています。

彼女はFCで遊ぶことが最も多く、メンバーをとても可愛がっていました。

時には協力し合いカードバトル、鬼ごっこ大会などFCイベントも催し、

時にはどちらが良い装備を持っているか張り合ったり、

仲はいっそう深まっていきます。

これからもみんなでずっと遊んでいけたらいいなと、誰もが思っていたはずです。




あの事件が起こるまでは…


邂逅編2層
Click to showClick to hide


エオルゼア三国の一つ、グリダニア。

ラベンダーベッドから最も近く、テレポ代も安いため頻繁に来ています。

「ギャザラーやクラフターも楽しいからやってみるといいよ」

そう言われたのも、すでに一週間前。

あれから私はマスターに会っていません。

久々に会ったら私のレベルがかなり上がっていることにきっと驚くことでしょう。

そんなことを考えながら、園芸師ギルドから帰る途中、後ろからか細い声が聞こえました。

「道を教えて下さい」

そう話し掛けてきたのは小さな女性のララフェルでした。

顔色が異様に悪く立っているのも辛いのかぷるぷると震えている

ろくな食事をしてない事は見てわかり、手も木の枝のように細く、小ぶりな剣をぶら下げていました。

はあはぁと何度もため息なのか呼吸なのか分からない息を吐き、

私に聞いているはずなのにその視線はまったく違う方向を向いています。

「あ・・あの。どちらへ・・・?」

やばい人っぽい。

私は早く答えて立ち去ろうと思いました。

「ラベンダーベッド7区31番地カーバンクルハウス」

「・・・・・・」

そこは私たちFCハウスの住所です。

外装までぴったりと合っています。

「し、知りません」

私は関わり合いたくないと本気で思い、そう答えました。

すると女はゴキッと腰が折れ曲がるほどにおじぎをして、

またふらふらと路地の奥へと消えていきました。




「嫌な予感がする」

エーテライトですぐさまハウスへと帰り、訪問者設定をオフにしました。

願わくば彼女とは二度と会いたくない

しばらくハウスでジッとしていよう

何故でしょうか、私は心底怯えていました。

いつもなら徐々にFCメンバーがログインし賑やかになるはず、

しかし、今日に限ってまだ一人も来ていません。

「早く、誰か来てくれ…! 」

不安をかき消すようにオーケストリオンをかけました。



やがて震えを我慢していることに気づく頃です、

一階のカウンターに設置してあるリテイナーベルを鳴らそうとしたその時、目に入ったのです。

カウンターの隅、すすけた小さな紙切れ、それもよく見ると何枚か重ねてあるようです。

何気なく手に取り見てみるとこのようなことが書いてありました。



メンバーの情報のメモ、のような物。

文末にはマスターの名前があります。

忘れっぽい彼女の事です、きっとメモを取ってすぐ思い出せるようにしていたのでしょう。











こんな所に置いて、他人に見られたら恥ずかしいでしょうに。

もしかしたら置いたまま忘れてるのかもしれません。

「ふふっ」

笑いをこぼした私は、マスターとまた会えることがより楽しみになりました。

抱いていた恐怖も、いつの間にか忘れてしまっていました。


侵攻編1層
Click to showClick to hide


Free Company-Tyo Tyo がログインしました

「んちゃ」

「ちょちょさんこんばんは」

HENTAI、ヒゲの人、先生など、様々な呼ばれ方をしているこの人は

FCのムードメーカー的存在です。

一人で長い時間いたこともあり募る話もあります、さっそく冒険へと誘おうと思いました。

装備を整え、アイテムを補充し、声をかけようと思ったその時です。


「あれ、離席マークついてる。ちょちょさん?」


彼が無言で離席することなんて初めてでした。

何か急用が出来たのでしょうか、それとも◼︎◼︎◼︎かもしれない。



しばらくの時間が経ちましが、彼はとうとう帰ってきませんでした。

そしてまた一人ぼっち、静まり返るチャット。誰もログインしてくる気配も無い。

「何かがおかしい」

私の知らないところで異変が起きていることを確信しました。


メンバー達がトラブルに巻き込まれているかもしれない。


そう思うと、いてもたってもいられず着の身着のままハウスを後にしたのです。


侵攻編2層
Click to showClick to hide
「マスターなら何か知っているかもしれない。」

しかし彼女はもう一週間ログインしていません。

Momijiと交流の深いH'sなら何か聞いているのでは無いか?

以前よりマスターがあちらによくお邪魔していたのを思い出しました。

ではさっそくとゴブレットビュートへ行くため、テレポアクションを選択しようとしたその時

クシャッ

小さな音が足元から聞こえてきました。

足の下から出てきたのは先ほどのメモと同じような物です。



「何故ちょちょさんのメモだけこんな所に?」

そしてメモから顔を上げるとラベンダーベッドの住人達に紛れて遠目に見えたのです。


ララフェルです、それもグリダニアで会ったあの気味の悪い女性。


暗い影を落としたような顔、痩せ細った体、小さな剣。間違いありませんでした。

そして目があったかと思うと樹冠商店街の方へと姿を消したのです。

直感しました。

アイツが何かやったに違いない、と。

「まて!ララフェル!!」

そう声に出すが先かスプリントが先か、私は急ぎ彼女を追ったのです。


真成編
Click to showClick to hide
「ララフェル、どこにいった!」

商店街でそう叫びましたが、彼女は見当たりません。

それどころか無関係のララフェル達がこちらを睨みつけています。

「無無フェル!出てこい!!」

…そう呼ぶことにしました。

そして彼女を追ううちに気付きました。

あのメモと、いなくなったメンバー。何か関係があるのかもしれないこと。

そして見つかってないメモ、残すは自分一人だということに。

私は走り止むことはありませんでした。

頭をよぎるのは仲間を救いたいという気持ち、逃げ出したいという気持ち。

保身のために葛藤していることを仲間が知ったらきっと軽蔑されるかもしれません。

それでも、足を止めることなく走り続け、そしてとうとう見つけたのです。

袋小路になっている人気のない広場。もう逃さない。

小ぶりなベンチに腰掛けている彼女は、

私に気付いているはずなのに振り向くそぶりすら見せません。

息絶え絶えに言いました。

「お前は…!何者だ!無無フェル!」

勝手に名付けて勝手に呼ばれたのは迷惑だったかもしれません。ごめんなさい。

すると、ようやく彼女はゆっくりと振り向くと俯いたまま微かに口を開きました。

「…ン…い」

それは音なのか言葉なのか、判別もつかないくらい小さな声でした。

「何か知っているんだな。」

「…ン…べたい」

彼女は視線をあげ、私をじっと見つめました。

グリダニアでは気づかなかった、とても悲しい目。

ですが初めてではない気がしました、以前にもどこかで会ったことがあるのです。

そう考えていると、ふと彼女が持っているあるものに気がつきました。

マスターが作っていた、あの小さなメモです。


「もしかして、無無フェルの正体は。」


…そう、変わり果てた姿ですが、彼女こそが私たちFCのマスター。その人だったのです。

マスターは足を引きずる様に、私に近づき

わずかに残った精一杯の力でメモを渡しました。


そこに書かれていたのは
















時計に目をやると、午前4時を指している。

この時間からメンバーは誰もログインするはずないし、

ちょちょさんもただの寝落ちだったのだ。

そして私も寝た。


いかがでしたか?

FF14はとても楽しい反面、

恐ろしい側面も持っていることが分かってもらえたと思います。

節度を持って、規則正しく生活するのを決して怠ってはいけませんよ。

【それでは良い旅を。】

Comments (10)

Tyo Tyo

Pandaemonium [Mana]

そーる先生、執筆お疲れ様です!大変な力作小説で、最後まで笑いながら読み終わりました。
まさかの無無フェル登場、しげさんのジョブ、ヒゲに隠された真の機能、そしてオチはそれなんか~いw
そーる先生がもみじ大好きで、メンバーのことをよく見てるのがとても伝わりました。
ちなみにちょちょさんはアウラと同じくらいミッドランダーが大好物です。クラリベルさん■■■。


ところで、そーる先生は人間の髪の伸びる時間帯についてご存知でしょうか?
人間の体は夜の22時~2時に成長ホルモンが出やすく、この時間帯に眠りについていると髪の毛が最も成長しやすいと言われています。早寝して下さい。(哀れみの目)

Suall Tilly

Pandaemonium [Mana]

ええ、かの大先生に監修して頂いた力作(笑)です。堪能していただけた様で何より。
次回作はサスペンスホラーを執筆する予定です。嘘

それと、この際だからハッキリ言わせていただきましょう。

ハ・ゲ・てないから!!!w
ちょちょさんなんてヒゲが伸びすぎて口が絡まって窒息してしまえばいいのにwww

許して欲しかったらメロンパン(コンビニのでいいです)20個買ってくるんですねー!!

Mia Ohmanmr

Pandaemonium [Mana]

執筆お疲れ様でした。
意外と自分の紹介がトチ狂ったもの(ひとり遊びとか、マクロの核兵器とか)じゃなくて少しホッとしました。
この前のイベントの説明文などを合わせると気づく方がいるかもしれません……!
そう!!!このfc、色々とヤバイ人揃ってます(^q^)

そういえば、自信は魚にはなってませんよ(^q^)

Suall Tilly

Pandaemonium [Mana]

誤字見つけてしまったのね(^q^)

レター送った後の画像だから修正効かなくってw お恥ずかしい(^q^)

文字数制限が無かったらみあさんのあんなことやこんなこともっと描きたかったのに!

【残念です。】笑

Ash Rain

Pandaemonium [Mana]

むっちゃ面白くてあっという間に読み切っちゃいました(^-^)これを見てるだけで凄い楽しそうな雰囲気が伝わってきます(*´∀`)

Kuro Estksma

Pandaemonium [Mana]

マスター、、、いったい何処へ行かれたのですか。。。
便宜上の呼び名をとても気に入ってますw
しげさんのほんみょうがりゅーさんになっててわらいました。ヒゲの変態さんのいうことなんてスルーしてどんどん抜け毛を増やしましょう←

Suall Tilly

Pandaemonium [Mana]

アッシュさんこんな駄文に目を通してくれてありがとうございます!w
うちのFCみんなびっちり一緒ってわけでもないけどゆるーく遊ぶ感じがとても好きです( ͡° ͜ʖ ͡°)

Suall Tilly

Pandaemonium [Mana]

くーちゃん、マスターはね、毛はちゃんとあるから心配しないで。むしろ忘れてw
それもこれもみんなかずさんのせいだあああああ!

Kazu Uran

Pandaemonium [Mana]

>それもこれもみんなかずさんのせいだあああああ!

まったくもって心外ですぞ~これはもともとちょちょ氏が言い始めたのである!
おいらは悪くない!

Suall Tilly

Pandaemonium [Mana]

あ、初代無無フェルさんだ!

「無に還すぞ!」
Post a Comment

Community Wall

Recent Activity

Filter which items are to be displayed below.
* Notifications for standings updates are shared across all Worlds.
* Notifications for PvP team formations are shared for all languages.
* Notifications for free company formations are shared for all languages.

Sort by
Data Center / Home World
Primary language
Displaying