ベアさん主催の怪談会、今年も参加しました。
語り手が少なかったので語り手として。
とっておきというわけではないけど、私の唯一の怖い実体験をお話してきました。
それでは記録用のログどぞー!
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私は心霊現象に遭遇したり、幽霊を見たことがありません。たぶん霊感も人並みか、それ以下です。
これから話すお話はそんな私が唯一経験した、ちょっと怖いお話です。
うちの父親は旅行が好きな人で、子供のころはあっちこっちに連れて行ってもらいました。
その時も家族3人で九州に旅行に行った帰りでした。確かゴールデンウィークです。
フェリーに乗って大阪に帰る予定だったのですが、出航時間を1時間間違えてしまっていて
港に着いたときは船は出た後でした。
連休はまだあと1日あったので翌朝の船に乗って帰っても間に合ったのですが、
たぶん父親は最後の日は家でゆっくりしたかったのでしょう。
車でそのまま帰ることになりました。
走りだしてすぐに日が暮れて夜に。私はいつの間にか寝てしまっていて、
気が付いたら車は知らない街中を走っていました。
高速を降りて宿を探しているところでした。
ゴールデンウィークなのでどこも満室で、すでに何軒か回ってたみたいでした。
そのころはインターネットなどないので調べようもありません。
夕食を食べによったお店でホテルの事を聞いて、そこがダメだったら諦めて
サービスエリアで仮眠をとりながら帰ろうということになりました。
教えてもらったホテルに行って聞いてみると、
フロントの人はちょっと待ってくださいと奥にいきました。
しばらくすると2人で戻ってきて「一部屋だけ空いていますがお泊りになられますか?」
父親がお願いしますと即答すると2人は顔を見合わせて、少し間をおいて「かしこまりました」と。
その少し変な間があったのが私はすごく気になったのを覚えています。
ホテルなどには空いているけど使ってはいけない部屋、何か事件があって何かが出る部屋、
というのがよく怖い話で出てきますが、通された部屋はまさにそういう部屋でした。
私は霊感がほとんどありません。幽霊も見たことがない。
そんな私でも「ここはだめだ」とすぐにわかりました。
入った途端に寒気がする。後にも先にもあんな感覚を感じたのはその時だけです。
部屋の床の間に飾られた掛け軸は漢字がたくさん書かれていました。
そして部屋は奥にもあったのですが、そっちは右手の壁以外は襖に掛け軸と同じような漢字がびっしり。
今思うとあれはお経か何かだったのかもしれません。
父親は特に何も言いませんでしたが、母親も私と同じように感じたらしくて
「気味が悪い」と話していました。
夜も遅かったのですぐ寝ようということなって、
奥の部屋は気味が悪すぎたので手前の部屋に布団を敷いて寝ました。
なかなか寝付けなかったのですが、気が付くと朝になっていて
特に私は怖い目にあわなかったのですが、ホテルを出てから母親が金縛りにあったと聞かされました。
その後、なんとなくこの話は家族の間ですることはなくて忘れていましたが、
怪談会参加するようになって、この話はいつか話そうと思っていました。
ただ肝心な部分、母親があった金縛りの詳細や、どこのホテルだったのか、
とか聞ければよかったけど、もう両親はいないので謎のまま。怖いのが増したかも?
そのホテルがまだあるのか、あの部屋に何があったのか、わからない。
今だとネットで調べられるので、何か聞けていたらわかったかもしれません。
たぶん広島~岡山のどこか?その辺に行かれるときは皆さん気を付けて…。