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Ju-shirou Mishima

Belias [Meteor]

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偽典FF14 ch.2 #011 復帰第一戦

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「それで、調子の方は戻った感じ?」


ギルドからの帰り、コロシアムを出たところでワイモンドに声をかけられた。呼び込みの声や響き、雑然とした場所なのに不思議と声が通る。彼はどうやって食っていっているのかまったく謎で、その辺を酒を片手に聞いてみたこともにあったけど、うまくごまかされてしまった。周りは彼が情報屋だというけど、そんな仕事が成立するのは物語おとぎ話の中だけである。


そのへんでお茶でもしながらと、久しぶりの結局二人ともエールを胃袋に流し込みながら休んでいる間やらこのところの調子をポツポツと話した。身体の調子悪かったことや、ギルドとモモディさんところで、ひたすら寝ていたことと。ギルドの簡単な雑務やら冒険者組み合わせの簡単なお使いをしてなんとか凌いだみたいな話をだ。


「モモディちゃんから聞いているけど、大丈夫そうでよかったよ。ウィスタンの件、残念だったね。」


岩の怪物の一件は知っているヒトが多いはずがないのに、そのあたりをしっかりおさえている。
もしかして情報屋というのもあながちデマではないのかもしれない。
今回の件で言えば親玉が剣呑な連中なので、口外禁止ということのはずだったし、知っているだけで割りと危なかったりもする。師匠を紹介してもらったことも含め、評価をさらに2つほどあげておく。
もうそろそろ日も落ちてきたので、また飯でも一緒に食いにいこうという話をしてから分かれた。



今日は、ギルド長から久しぶり呼ばれ、そろそろタダメシを卒業しろと仕事をもらった。
もらってしまった平和で怠惰な毎日で体調はすっかり戻っていたし、細かい怪我もあらかた治っていた。
ギルドルームで久しぶりということで浮かれてザザリックさんと軽い稽古をしたのがいけなかった。
誰だ告げ口したのは!と探し出したい・・





仕事自体は東ザナラーンのドライボーンという土地で暴れているアルマジャ族をなんとかしてこいうということだった。ウルダハについた初日に襲われたマッチョな一族に話が通じるとは思えない。
ひさしぶりにしては重く、筋肉の匂いがしそうな仕事に腰が引けたが、ギルド長を前にして
断ることなどアルマジャ族と揉めるよりも恐ろしかった。そもそも彼らはどんな言葉を喋るのかとか
いろいろワイモンド聞いとけばよかった。そういう爪の甘さよね。


翌朝から移動して、ブラックブッシュつくと、その場で簡単な地図や食料を調達後にすぐに向かう。
ギルドから配給されたカネをしっかり使って準備する。このてのことをケチっても危険を背負い込むだけで、いいことなどなにもない。なんといってもエオルゼアではヒトの領域から離れるにつれ、魔物の大きさや凶悪度が変わってくるのだ。ウルダハ近郊でこれだとすれば、頭も胃も痛くなってくる。


ブラックブッシュから東に向かう水場にいたカエルの親玉みたいなのでこれ。
遠目でみてこのサイズというのは、常軌を逸している。一般人でなんとかなる相手ではない。
見つかったからすぐにおそわれるということもない、でも音をたてず風下から移動していく。
極力音をたてず、岩から岩へと身を隠しながらゆっくりと進んでいくしかないのだ。


この世界では、ヒトは弱く、そして世界は魔物で満ちている。我々の都合など通用しない。
そこは道だといっても、彼らにそれは通用しない。カエルから離れて半日ほど歩いたときに
この世界の常識にぶつかる羽目になった。


ドライボーンが斜面に続く道の真ん中にいた。大きいアリが陣取っている。餌もなければそこに
巣があるわけではないはずなのに、動く様子はない。少し動いては、また元の場所に戻る。
そしてヒトの上でほどもある触覚を使って、道をふれている。なるほど、この道を通る生き物は
彼らにとって晩飯のタネということだ。


そのうえタイミングと場所が最悪に近い、そろそろ日が暮れてくる、こちらは夜目が効かず、
あちらはヒトよりも遥かに発達した感覚器を持つことが多い。そして脇にそれようとしても
歩くのもままならない斜面だったりする。
もしその途中で襲われでもしたら、彼らの胃袋に入る未来が見える。
このまま、カエルのいた方向に戻るか、ここで腹をくくるかの二択にある。この世界の選択肢は
なぜここまで苛烈なのか、まったく理解できない。。





「幸いこちらを襲ってくる様子はないし、群れは見えない」と心で思ってみる。
岩陰で身につけている装備をしっかりと着け直す。
配給されたポーションをすぐに使えるように、カバンから取り出しベルトにつけておく。
最後に革袋から水を一口のむ、喉から流れていくヌルい水がいつもより甘く感じる。
遠回りに背後へと周り、そしてゆっくりと近づく、このままいなくなってくれるのが
一番いいのだが、その気配がない。
狙いは腹と胸をつなぐ場所のみ、頭や腹は固い殻に覆われていてこちらの刃がいかれてしまう。



そして手を動かしながら集中していく、最初はいきなり部屋に行っていたのだけど
いくつかの魔法をなんとかものにしていくうちに、長い廊下が現れるようになった。
古いアパートの廊下、埃臭くて散らかっている。その一室へドアのぶを回すと、
古くこげちゃびた木板が敷き詰められ、隅にスツールが1つポツンとおかれている。
真ん中に魔法陣が書かれている、赤紫と黒で書かれている。
その魔法陣に手をおき、「ファイト・オア・フライト」と唱え、始める。
すぐにその部屋をでると、その向かいのドアをあけて、「ランパート」を唱える。
以前は1つつかうのに、1時間以上かかったが、師匠との修行で数分で済むようになった。


身体にエーテルを強く感じていく。腿から膝へそして、足の裏を使って地面をける。
まだ明後日の方向をみているアリの親玉のすぐ脇に数歩でたどり着くと、盾を構えたまま
体ごと一番細い胸と腹の関節部分へと叩きつける





突然横からひっぱたかれた形になった、アリの魔物は体制が崩れる。大きくなればなるほど
動きは鈍くなる。更に上段から剣を叩きつけ、さらにもう一度同じ場所を剣を突き立てる。
剣先がわずかに沈む感じがする。

止めと構えたときには、その体は正面を向きアリの口、真っ黒な顔ほどの牙が、目前に迫る。
今度はもっと早く腿から膝へとイメージしていく、今度は地面を蹴る時間を短くし、アリの脇を
すり抜け、もう一度短く蹴って止まる。また腹の前に移動すると、先程と近い場所に下から切り上げる。
それと同時に頭上を前足が音をたてて通り過ぎていく。
盾にかすっただけで、身体がかるく吹き飛ばされ、腕がもっていかれそうになった。
着地と同時にまたアリの脇へと飛び込み、一撃はさっきの切り上げたところへと見舞い、
ついでに足のいくつかを「トータルエクリプス」で薙ぎ払う。剣閃がエーテルを引いて円を描く。
斬っている手応えが伝わる。
剣での打撃と違い、その剣戟は硬い殻のなかを切り裂いている手応を感じる。


何度か繰り返して、これはという空気が感じたときにヘルムの端から汗が一筋、目に入りそうになる。
剣を握りながら汗が目に入るのを防ぐために拭うと、脇腹を鉄骨でひっぱたかれた衝撃がはしる。
嫌な音が身体の中から響き、すでに枯れ果てている老木に叩きつけられた。
視界がぼやけ、意識を失いかけたのを無理やり手繰り寄せた。
ヘルムと剣は吹き飛ばされ、なんとか盾だけ握りしめている。


盾を構えながら正面に構え辛うじて起き上がると、なりふり構わず距離を取る。
さっきまでの勝ちパターン的な空気などなく、足の軽さが嘘のように重い。肋の何本か持っていかれた。
何より集中できていないし、ずっしりとした疲れのようなものを感じてくる。
魔法のことは忘れたほうが良さそうだった。ベルトのポーションを一気に飲むと剣を拾い上げる
時間をかけすぎたのかもしれない、エーテルを使うときに師匠から注意されていたことを
今の今まで忘れていた。


「あなたの段階では、30分も持ちませんよ。切れれば死が待っています」


まだ30分などたってはいない、10分がいいところだろう。30分で気絶するのであって、
まともに戦える状態は、30分よりはるかに短いという話か、師匠端折りすぎです。。
急激に手を出したことに卒倒してしまいそうになるほど後悔していた。
いっそ後悔で気絶してしまう誘惑にまけてしまいそうになる。
相手がまだ動ける以上、逃げるにしても足が遅いのはこちらに違いなく。ここで勝負を
きめる以外に生きる道がなくなった。


腹がきまると、自然とあいてのことも見えてくる。
アリの方もグラリと身体を揺らせ、距離をとってもこちらに近づいてこない。
それに何本かの足がうまく動いていないように見える。
何度も叩いた腹の部分は、すでに固い殻が割れ、中から緑色の液体が溢れでて、地面に滴り落ちている。
相手も同じくらい傷んでいるというわけだ、互角かは分からないけど、ベストではない。


相手の弱みを見て安心するヒトの小ささに苦笑しながら
剣と盾を構えながら、ゆっくり呼吸を繰り返す。ポーションも効いてきてるのも悪くない。
眼の前の魔物を殺すイメージ、盾と剣をどう動かすかを繰り返す。
身体をエーテルに浸すのだ、剣にも盾にも浸していく。


そして一歩を踏み出していくと、アリの前足が上からゆっくりと降りてくる。
盾を使うまでもなくすり抜けると、体液が流れ出る隙間に剣を差し込み、間髪入れずに
「ライオットソード」で貫く。そして、いっきに「トータルエクリプス」で腹を切り裂く。
体液が吹き出て来ると同時に、これまで起きていたありの上半身がくずれる。





剣を一気に引き抜くと、アリの頭上に登りその頭を盾で叩きつけると、
その頭頂部に剣を深々と差し込んだ。その巨体はすでにくずれ、足が痙攣するばかりで
もう動き出そうとはしない。ようやく息を吸い込むと剣を話して、地面に膝をついた。


「もう二度とやらねぇ、、つかもう帰るか」


呼吸の合間に悪態をついて、手足の震えを抑えていく。吐き気がこみ上げてきたので、盛大にもどす。
岩の魔物との一戦でもうこの手のことはないと思っていた、思おうとしていた。
しかしこんな手近なところで始まってしまったことが生き残ったことより衝撃だった。
只今はなんとか起き上がって、荷物をととのえその場を離れるしかない。アリには仲間がいる。
まちがいなくボスの死はやつらを刺激するはずだった。いまはそのことに運を感じていた。
アリの死体をそのままに、いっきに道を走りだす。脇腹から妙な音がしようが構わない。


そしてその坂をのぼって見下ろすと、ドライボーンのクリスタルが夕日に輝いていた。
ようやく走るペースを落とすと、泣けてきた。
Comments (2)

Ju-shirou Mishima

Belias [Meteor]

今回はFATEをイメージして書いてみました。気がつくと4000文字を超えています。

戦闘シーンって本当にきついですね。

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

こんにちわ。
戦闘シーン臨場感がありました。剣術士のスキルがついに出てきましたねぇ
もう二度とやらねぇは巻き込まれ方の主人公が通る道ですねw

戦闘シーンは難しい。。。いろいろ考えてはいますが(-_-;)
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