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Yamaga Emaga

Yojimbo (Gaia)

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リテイナーと英雄の30日間の話

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※これはヤマガくん日記ではありません。
町を歩いてるときにサンクレッドの色違いみたいなNPCがいたんです。それでふと「彼を作れるのかもしれない」って思ってちゃって。それでつい魔が差してグ・ラハくんをキャラクリしたんですけど、でも操作して動かす度に「やっぱり彼じゃない、これは"彼"じゃない…!」ってなってったんです。でも、キャラ作っちゃったじゃないですか、命を吹き込んだという責任があるじゃないですか、だからリテイナーとして雇われた偽物のグ・ラハくんと30日だけ一緒に過ごしてもらおうって思ったんです。
でも追加リテイナーってプレイ可能な日数と同じ分だけしか課金できないみたいで、刹那的な出会いをしたいときに使えないじゃないか!って悲しみに暮れました。荷物を預けたいとか、ベンチャラーなんとかをして欲しいとかそういうことじゃないんです、ただただ30日の間、偽物の彼と過ごしたかっただけなんです。
最初は自分一人でやるつもりでした。グ・ラハくんキャラクリしてせっかく作ってくれたヤマガくんの部屋でまずスクショを撮る、それで同じ角度でヤマガくんが良い感じにスクショを撮る、それで合成する。そうしたらまるで友達の家に遊びに来た仲の良い友人との写真みたいじゃないですか!?とかそんなこと言ってました。そしたらYayapoki殿が秒でグ・ラハくんをキャラクリしてくれて(たぶん悲しい悲しいってしてたのが目に余ったんだと思う)、これで一緒に写真撮ろって言ってくれて…。Mozuお兄さんも一緒に撮影に入ってくれました。ヤマガくんはやりたいことが出来ました。幸せ者です。
やりたいこといっぱいあったんだよ、ラハと。でもできない。だから違う他人のそら似でもいいからしたかったんだ…。

今回はその30日間の話です。

----------------------

「ひい、ふう、みい…」
何度数えても足りない。つい先月飲み過ぎた分がかなり痛いところに刺さっている。
狩りを終えて、自分の食べる奴以外を売りさばきに来たのに、予定よりも少ない結果に終わってしまった。
「(まじかー…足りねえ。いや、でも酒に罪はない、うまい、楽しい、最高なんだ。)」
「…ー、ー、」
「(もう少し奥に行ってみるか?けど、今の俺じゃあこの辺りが限界だろう)」
「ーちょっと、そこの」
「(となると…あれか、酒を我慢かあ…)」
「そこの赤毛のミコッテの男!」
「…あ?俺?」
ヒューランとエレゼンの二人組が俺に話しかけてきた。身なり的に明らかに狩人とかではないだろう。むしろ町からろくに出なさそうな綺麗な身なりをしてやがる。
「何だよ、今俺忙しいんだよ」
「君、見たところここの辺りの狩人だろう。どうだ、リテイナーをやってみないか?」
「リテイナァー?…あー無理無理、リテイナーってゴシュジンサマのために荷物番したりお遣いしたりとかそういうやつだろ?俺、そういうの性に合わな」
ドサっと大きな音を立てたずた袋を出された。音からして金貨、銀貨…中身は直接見えないがすごいだけの金が入っていることに間違いは無い。
少なくとも俺が一月汗水垂らして稼ぐことの出来るような額じゃないってことは確かだ。
「そうか…なら別の人にあたるとするか」
「是非やらせていただきます」

……
……

「(うわー…落ち着かねえ…)」
リテイナーになるべくあれよあれよと髪の毛やら身だしなみを整えられた。いや、それにしても目を片方色変える必要まであるか?ないだろ?むしろ相手を驚かせるだろ?いいからいいからとされるがままだったが、もう少し考えて答えを出すべきだった。金に目がくらんだが故の…これは反省料ってことにしておこう。髪の毛も後ろで一つに縛られてフェイスペイントまでされて(俺のを消した上で!だ!)。次からはうまい話にすぐ食いつくのは止めることにする。
「(ゴシュジンサマについて何にも説明されて無えけど、そいつのリテイナーって奴になるんだよな。まあそんな変なこと言わなきゃどうにかなるだろ)」
まあ何より気になるのは服装だ。他のリテイナーと明らかに違うし、俺はこれを見たことがある。新米の冒険者が一番最初に着る服装だ。
「(どんな奴なんだよ、リテイナーに何求めてんだ)」
「ー…ルレットさんもいるし、それにー…」
俺のゴシュジンサマになるであろう人の声が聞こえる。聞く限りではまだ幼いなという感想しか持てない。
「いえいえ、どうぞどうぞ!そんなこと言わずに!」
「ほんとに、あの、二人ももうリテイナーいるからオレには十分で…」
俺にリテイナーになるよう勧めてきた奴がひときわ小さいララフェルを連れてきていた。
「…ラハ?」
俺はそんな名前では無い。この小さな生き物は俺を見ながら呆然としている。
「いや、何?このちっこいララフェル」
「き、君!口には気をつけろ!この人はエオルゼアの英雄様だぞ!」
「…まじ?」
俺をご指名したのはかの有名なエオルゼアの英雄様だったらしい。随分たいそうな趣味をお持ちだった。エオルゼアの英雄様と言えば各国の蛮神を打ち倒し、帝国すらも退けたという今じゃその名を知らない奴はいないほどだ。俺からしたら無関係の遠いすごい人なんだろうなとしか思って無くて興味もなかった。別に英雄様のことを知ったからと言って明日の飯が手に入るわけじゃない。話題として聞いたことがある、そんな程度だ。
「……あの、ごめんなさい。オレは」
「いつも世界のために頑張って下さっている英雄様のためですから!これはそんな料金など頂きません!我々からの心遣いだと思って下されば!」
「えっと…、」
リテイナーが乗り気じゃなかったっていうことはさておいて、俺のことを断ろうとしているのはそれはそれで気に食わん。
金はもうばっちり頂いているんだ、もらった分くらいは仕事しねえと俺の気が済まない。
「とりあえず、よろしくな」
まずは握手からだ。どんな奴でもこれが無いと始まらない。俺から手を差し出しても英雄様はその手を取るのに戸惑いが隠せないようだ。だから俺から握ってやることにした。
「!よろしく、お願いします」

……
……

リテイナーとして雇用されて数日、一つ分かったことがある。英雄様はどうやら俺を使う気は無いらしい。他の二人には荷物の整理を頼んだりしている様子をたまに見かけたことがある。ただ俺に気がつくと視線を泳がせて礼をしてから去って行く。このままじゃ何も出来ないまま前金分の期間を過ごしてしまう。だから俺は最初に俺を誘った二人組に詳細を聞いてみることにした。
「英雄様にはな、とても仲の良いご友人がいたんだ。私たちも少し姿を見かけたことがあるだけだったが、とても親しげだったよ。」
「友達ぃ?」
「だが、ある日突然友達をなくされたらしい。ひどく悲しまれた様子に心配して声をかけると『もう会えなくなっちゃって』と言っていたかな」
「それで俺に何の関係があるんだよ」
「そのご友人の姿にそっくりだったんだ。だから少しでも気を持ち直して欲しいと思って君に声をかけたんだ」
余計な親切心だ、とは言えなかった。こいつらは間違いなく善意で動いている。ただ元気になって早く世界を救って欲しい、そんな所だろう。

……
……

「あのさ、いい加減ここで突っ立って待ってるだけで時間潰すわけにも行かないわけ」
いつもの様にFCの家の中で暇を潰してる俺は、スタルレットのおっさんの方に用事があるんだろう英雄様を捕まえた。
「でもその、二人いれば事足りるし」
「…少し話は聞いたよ、俺がそっくりなんだってな」
その言葉を聞いた英雄様はひどく瞳を揺らせていた。ああ、こいつはまだそいつのことを引き摺ってるのか。いかにもそうですって顔をしてやがる。
「ごめん、気分悪いよね」
「いや、こうやって暇してる方が気分が悪い。俺がこの見た目になったってことは俺はそいつとして存在を求められてここにいるんだ」
「…」
「友達だったんだろ、少しの期間でも。お前にとっちゃかけがえのないものなんだろ。」
「そうだよ、そうだけど、…でも!」
「やり残したこととか、やりたいことだとか無かったのかよ」
「…そんなの、いっぱいあったよ!」
「…いいか、この場にいる俺は"グ・ラハ・ティア"だ。他の誰でもねえ、お前の友達だ。ならお前のやりたいようにやれ。そいつのことをいつまでも引き摺ってやるな」
「本当にいいの…?」
「ああ。…だから、後悔なんてないってくらい遊び尽くすぞ!」
「わ、わわ!待って!突然持ち上げないで!」

……
……


遊び疲れたんだろう、英雄様が俺の足下で寝ている。こうやってしてると本当にただの小さな少年の寝顔にしか見えない。
「(こんなちっさい体で英雄やってんのか)」
「…いで」
「あ?」
「…おいて…いかないで」
友達だった奴はきっとこいつの重荷を共に背負おうとしてくれたんだろう。けどそれすら失ってたった一人で英雄として戦わなきゃならない。
今の俺にはこいつの涙を拭ってやることしか出来ない。だがきっとそれは意味のあることだ。少なくとも今のこいつにとっては。

……
……

「あと数日したら、期間が終わっちゃうな」
「30日だったか、リテイナーの方、更新しないのか?」
「うん、彼にね教えてもらったんだ。ずっと引き摺ってばかりじゃダメなんだって。それに彼はオレが雇おうとして雇ったわけじゃないもん」
「なんだ、そうだったのか」
「だから、彼とはここで終わり。またどこかで全く別の他人として彼と会うことになるかもしれない。そしたら、新しく初めましてって言うんだ。
あのね、こんな旅してるから仕方のないこともあるって、思ってるつもりだった。でもこうやって誰かに助けてもらわないと前を向けなくて…。Mozuお兄さんもそういうことってあった?」
「…どうだったかな、忘れたよそんなこと」
「出た、いっつもはぐらかす」
「ほら、冷める前にさっさと食え食え」
「お兄さん、いつも思うけど料理けっこう大雑把だよね」
「男の料理と言え」

……
……

「今日で最終日だな。お疲れ様」
「うん、お疲れ様でした」
英雄様は初めて会ったときより晴れやかな顔をしている。
「更新はしないってことでいいんだよな」
「そうだよ、だってそれに君、リテイナーとしての仕事一切してなかったじゃないか」
「させなかったのはお前だろ」
「そうだ、あのね、最後に聞きたかったんだ。君の本当の名前って何?」
「俺は…-」
「?何?」
「いや、お前が本当にこのエオルゼアを救って世界が平和になったときに俺に会いに来い」
「ええー!なんで!」
「その時にいくらでも教えてやるよ。ほら!」
俺は英雄の背を叩く。
「ちゃっちゃと世界救ってこい!」
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