久しぶりにエオルゼアの空気にどっぷりと浸かる。
そうそう、この感じだ。
オフゲとオンゲのちょうど中間くらいの感覚。
街中で絶えずシャウトが飛び交っていたヴァナ・ディール民からすると、エオルゼアは驚くほど静かだ。
とは言え、シャウトで絶え間なく雑談が垂れ流されるスマホMMOに比べたら、静かなのは歓迎ではある。
個人的には、セイでの会話はもう少しあってもいいのではないかと思う。
偶然行き会ったフレンドやLSメンと二言三言挨拶を交わしたり、ちょっとした雑談の和が広がったり。
ただでさえ人と話す機会がないので、せめて楽しそうな会話を目にしたい…なんてな。
メインはエキルレ1回。
とりあえず、これ以上下手にならなければいいので赤で回しておく。
サブに変わってこちらは機工士。
蒼天編のメインクエストを進めていたが、平日は進みが芳しくないこともあってか、早くもレベルが57になってしまった。
進捗はソーム・アルを解放したところである。
このままでは3日後には赤に追いついてしまう。
優遇サーバーの経験値バフの凄まじさが身に染みてわかる。
アラルレを解放していたら、さらにえらいことになっていたかもしれないな!
そんなわけで、とりあえずレベルレを回すためだけに槍術士を開放した。
回さないのはもったいないが、このまま赤や機工士で回せばレベルと装備が乖離する一方。
正直なところ、赤に機工士に休止中の学も控えていて、このうえさらにジョブを追加するのは冒険だ。
若くて記憶力も申し分のない光の戦士であれば全ジョブを極めることもできるかもしれないが、当方の脳味噌は若くもないポンコツである。
覚えることを増やせば、今まで覚えたことの何割かは流れ出てしまう。
それでもしかたなく、グリダニアに飛んだ。
槍術士は、FF14を始めて最初に上げたクラスだ。
キャラを変えてから一度も使っていないので、実に6年ぶりに触ることになる。
まずはアクションリストからUIにスキルを当てはめていて…ふと気づく。
コンボスキルから方向指定がなくなっている?
これはもしかして…棒立ちで殴り続けていてもいいということなのか。
自分の記憶が確かならば、モンクは方向指定を無視しても最悪威力が下がるだけだが、竜騎士はコンボが繋がらなくなるという面倒臭さがあったような気がする。
機工士も変更後は格段に使いやすくなったと感じたが、竜騎士もそうなのだろうか。
改めて思い返すと、結構上のレベルでも動かず攻撃している竜騎士がよくいた気がする。
動かなくて大丈夫なのか…などと心配していたが、大きなお世話どころか甚だしい思い違いをしていたのだな。
いやー、良かった。アップデートされていない知識で不動の竜騎士に「方向気にしたほうがいいっすよ」とか何とかもし言っていたら、今頃憤死しているところだ。
考えただけで五臓六腑が痒い。
チキン野郎で命拾いしたな!
これを機に改めて自分は初心者であると自覚し、目立たぬよう、人の記憶に残らぬよう細心の注意を払ってパーティに参加したい。
しかし、復帰してから赤に機工士と、比較的範囲攻撃が得意なジョブを使ってきたので、槍術士の序盤ID役立たず感が堪える。
タンクがまとめて他のメンバーが範囲でガンガン削っているのを横目で見ながら単体コンボを回すことしかできない我が身が辛いぞ!
だが竜騎士があればタンクほどとはいかないまでも鎧系の装備が身に着けられるので、それを楽しみにレベルを上げて行きたい。
待望の休日。
メインクエストがあまり捗らないうちにルーレットを回すという負のループから離脱する好機だ!