前にも書いたことがあるが、私は、メインジョブはタンクのナイトで進め、並行して、DPSは吟遊詩人、ヒーラーは白魔導士を育てている。
そして、白魔導士は、序盤から使い勝手が良く、特にリジェネを覚えてからは、不死身に近い状態で猛威をふるうようになり、一人で複数敵に囲まれリンチにでも遭わない限り、まあ、ソロでは困ることがない。
ダンジョン(ただし、コンサポ対応)でも、タンクにリジェネ(適宜ケアル系)をかけ、全体攻撃がくればメディカラ、攻撃はエアロとストーン(複数敵はホーリー)で適当にあしらっているだけで、なんだかんだと、いけてしまう。
レベル50、60を超えて、ヒーリングリリーとやらが出現したり、新しい技が増えていったが、使わなくても、少なくともコンサポダンジョンでは、ぜんぜん困らないので、放置したまんま、どんどん先に進んでしまった。
コンテンツファインダーでダンジョンに行ったり、討滅戦にでも出て鍛えてくればいいのに、それも全くやらず…。
そんなこんなで、楽な道に走りながら、とうとうバルダム覇道(レベル65ダンジョン)クリアまで、進んでしまったのだった。
一方で、うすうす、思い始めていた。
このまんまで、いいはずがない
いつか、完全に行き詰まる時がくるんじゃないかそして、その時は、ついにやって来た。白魔導士レベル65のジョブクエでは、ガッディという女の子を守りながら、次から次へと現れる妖異をすべて撃退するというインスタントバトルがある。
全部で3フェーズあり、いずれも最大3体ずつ出てくるが、最後のフェーズでは、一匹だけ、異様にガタイが良く、明らかに、ふつう白魔導士がサシで戦ってはいけないようなムキムキの妖異がいて、そいつが、
ブゥーンブゥーン
と両手の剣を振ってきただけで、見る間にHPがふきとんでいく。
回復はおいつかないし、逃げ回ってしまうと敵HPも削れないし、なんべんやっても、まったく、勝つことができない。
メインストーリーでは、ナイトでゼノスこそ倒しているものの、この白魔導士のジョブクエは、本当に勝てなさすぎて、とうとう、そっと現場を立ち去り、長らく放置したままにしてしまったのだった。
さすがに、
そろそろ、頑張るしかないかあ…と思い始めたが、今まで使っていたスキルだけでは、敗北は目に見えている。
そんなわけで、とりあえず、レベル67の白魔導士は、一体、何ができるようになっているのか、役にたちそうなスキルを見直してみることにした。
(攻撃)・前から使っているもの:エアロラ、ストンジャ、ホーリー
・使っていなかったもの:アサイズ(詠唱時間不要の範囲攻撃。かつ回復できるらしい)
(回復・補助)・前から使っているもの:リジェネ、メディカラ、ケアル系、ベネディクション(緊急時)
・使っていなかったもの
① ディヴァインベニゾン(バリア)
② アサイラム(回復エリアの設置)
③ テトラグラマトン(詠唱時間不要の回復)
④ ハートオブソラス(詠唱時間不要の回復。ヒーリングリリーを1個消費)
用途別に、使いやすいようにホットバーも組みなおし、いざ再戦。
〈再戦時のふんわりした作戦〉① まず、自キャラにリジェネとディヴァインベニゾンを入れておく
② 3匹の敵に対しては、ホーリーだけでなく、アサイズも活用する
③ 自キャラの回復は、詠唱時間のいらない技をなるべく活用する
結局、どの技がどのくらい効果があったのかはわからないが、無事勝利。
詠唱時間不要の攻撃・回復手段を増やしたというのが結構大きいかな…すぐに発動するし、詠唱中に移動するとキャンセルされる、なんてことがない。
…ただ、実は、今回のスキル見直しをもってしても、2回負けていたりする。
というのは、問題のムキムキ妖異は、さっき書いたとおり、時々、ものすごいやる気を出してきて、
ブゥーンブゥーンと両腕で思いっきり前方を斬ってくる、必殺技のようなものを出してくるが、
こればっかりは、避けなければ、どうにもならなかった(気づけよ)はい。ということで、今回、白魔導士については、
① 効率のいい回復手段を活用しましょう
② 攻撃手段も活用しましょうというのを学んだが、最後に、
③ 敵のヤバい攻撃は、ふつうに避けろ。という、当たり前すぎる教訓を、今さら思い知らされたのだった…。
スキルの見直し、関係あれへん。…つづく。
戦い終わって、宿屋で記念撮影。着ている服は、もちろん、ムキムキ妖異になんべんもしばかれた服である。