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暁月のフィナーレ6.0までの感想【ネタバレあり】

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 ネタバレというほどでもありませんが、6.1以降の内容にも少し触れています。まだの方はご注意を。



 終わり良ければ全て良し、という言葉があります。

 FF14の集大成といえる「暁月のフィナーレ」のエンディングを見届けて、私が抱いた感想がまさにそれでした。

 暁月に対する不満点を挙げようと思えば一つや二つじゃ済みませんし、特にヘルメス周りは許せないポイントも多々ありますが、それでも私は、「つづく」ではなく「FIN」で締めくくられたこの物語に、それなりに満足しています。

 昨今、長期連載化、長期プロジェクト化が当たり前になりつつあるので、ちゃんと終わってくれたというだけでまず高評価をあげたくなります。その上で納得のいく終わらせ方をしてくれたので、私のなかで暁月は「やってよかった」と断言できるシナリオになりました。

 話が散らかってもいけないので、今回は三人のお気に入りのキャラに絞って感想を書いていこうと思います。



 1・ヴェーネス(ハイデリン)

 暁月だけでなく、FF14全体のメインテーマを示したと言っても過言ではない立役者。

 ふんわりお姉さんな見た目とは裏腹に、誰よりも「戦うこと」を重んじています。

 ゾディアークという一時の希望に縋っていては、いつまでもヒトは成長できない。終末を前にして明らかになったヴェーネスの真意は、世界を十四分割するに足るものでした。

 ハイデリン討滅戦で「聞いて、感じて、考えて」の完全版がお披露目されたことといい、彼女に関する設定はきれいにまとまっていてかなり好きです。



 2・ゼノス

 空っぽで不器用な戦闘狂。

 時に戦うことを選ぶヴェーネスとは違い、戦うために戦う、まさにバトルジャンキーと呼ぶにふさわしいキャラなのがゼノスです。

 漆黒で復活を果たしたものの、暁月での活躍はイマイチぱっとせず……当初のラスボス感はどこへやら、ことあるごとに主人公と戦おうとする迷惑な存在に成り果ててしまっていました。

 それもそのはず、作中でアリゼーが指摘したように、彼は極めて自分勝手であり、戦う相手のことなど頭になかったのです。

 終末への対策で忙しい主人公たちには、ゼノスなどというストーカーを相手にする時間も意欲も残ってはいません。そもそも、ゼノスのことは紅蓮で一度倒していますから、プレイヤー的にも「またか」という感じなんですよね。

 私はこの時点で、ゼノスというキャラがほんとうの意味で死んでしまったような気がしました。シナリオ上での存在意義がまるでないのです。

 こんな状態のゼノスを倒したところでカタルシスなど微塵も感じるはずはなく、かといってラスボスのかませ犬にされるのは勘弁してほしい……。

 どう調理しても美味しくならない、腐ったジャガイモのような状態になっていたのです。

 本編を追いかけながらも、心のどこかでゼノスのことを考えていた私の前に、彼は再び現れます。そしていつかそうしたように、戦いを挑んできました。

 しかし、今までとは決定的に違う部分があります。

 「戦いを強制しない」のです(ゲーム的にはどの選択肢を選んでも戦いになるようですが)。

 ただひたすらに戦いを求め、命を焦がすことを第一に生きてきた男が、相手を尊重することを覚えたというのですから、それはもう成長と言って差し支えないでしょう。

 最後の最後、物語の幕引きに、彼という男を見届けることが出来て私は大変満足でした。



 3・ヴリトラ

 私は当初、ヴリトラの声はNARUTOのカカシ先生でおなじみ、井上和彦だと思っていたのですが、途中で何かが違うことに気が付きます。

 そしてネタバレを踏まない範囲で検索してみたところ、「このすば」でカズマを演じていた福島潤ではありませんか!

 私の中での彼はひたすらに明るいOR関西弁のキャラというイメージだったので、ここにきて今まで聞いたこともないような演技を耳にすることになり、ヴリトラへの注目度が急上昇しました。

 声の話はさておき、暁月における成長枠は他でもないヴリトラだと私は思っています(人類全体、という解釈もできますが)。

 ラザハンで起きた悲劇を前に戸惑い嘆くその姿は、まさに人間そのものでしたし、悩むことで犠牲が増えると覚悟してからのヴリトラは優しさと強さを兼ね備えた魅力的なキャラでした。

 エスティニアンとの共闘シーンもアツかったですね。

 単純な私は、ヴリトラのようなキャラを見ると好きにならずにはいられないのです。

 今までだと七大天竜のなかではニーズヘッグが一番好きだったのですが、ヴリトラもなかなか捨てがたいですね。

 6.1以降は彼と旅をすることになるようなので、これからの活躍に期待です。

 ユールモアもそうでしたし、ラザハンもそうだったのですが、もしかして物語の途中から使えるようになるエーテライトって不吉の象徴だったりします?



 ヴェーネスもヘルメスもメーティオンも、ガレマルドで自決を選んだ軍団長も、いずれも共通している部分があります。

 彼らは一様にして「相談できる相手がいない・少ない」のです。

 ヴェーネスの強さは古代人のなかでは少数派でしたし、ヘルメスは自己の価値観を理解してもらえるコミュニティに属していませんでした。メーティオンは何をどう判断すべきかの物差しがなく、軍団長には敗北を分かち合える仲間がいませんでした。

 ゼノスもまたそうです。彼はたった一人だけの世界を生きていました。

 彼らは孤独が故に行動を起こし、希望を、あるいは絶望をふりまいてきました。

 だから私は、暁月のフィナーレは不器用な人々の物語だったのではないかと解釈しています。

 そういう意味でも、ヴリトラというのは新時代を象徴する特別なキャラなのかなと思ったりもします(先に挙げたキャラはいずれも死んでいるので)。

 暁月のフィナーレは賛否両論あるシナリオですが、先述の通り私は満足しています。

 FF14はサービス開始してから十年以上経つので、その歴史を思えばこそ、ちゃんと物語に決着がついてくれてよかったなと。

 といっても、6.5がまだ先にありますし、7.0もきっと公開されるはずなので、FF14はまだまだ続くのでしょうが。

 これ以降の感想については、現行パッチに追いついたこともあり、6.5が終わったときにでも出そうと思います。

 というわけで、今回の感想はここまでです。読んでいただきありがとうございました。
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