物理がさいきょう
※蒼天のイシュガルド3.3ラストバトル以降のネタバレを含みます。クリア後にご笑覧いただけるとうれしいです。
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逸るアルフィノが駆け去るのを見送り、あちらこちらで台詞が変わったか確認に行きます。
色々映り込んでいるのでSSはあえて貼りませんが、門からエーテライトにかけての騎士の大半は台詞が変わっていました。
ニーズヘッグ前には臨戦態勢だった大審門も、平時の状態に戻っていますね。
印象的だったのは、門の前で修復工事を続けるコモンランタンの台詞が変わっていたこと。
邪竜が倒れるまでずっと変わらなかったはずなのに、ここで台詞が変わるくらいに大きなことだったのだと、改めて感じたのです。
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さて、ルキアさん曰く、エスティニアンは神殿騎士団病院に運ばれたと。
ヒーラーがいるこの世界で、騎士団の病院があるところに、竜との戦争の凄まじさを思い知らされますね。
回復魔法だけじゃ手が回りきらないくらい、日常的に負傷者が出るってことでしょう? 白魔法はむやみに多用しちゃいけない、みたいな噂も聞きますし。
そのおかげで発達しただろう医療技術で、エスティニアンにも手を尽くせるのは皮肉なものです。
アルフィノはソワソワ状態でしたが、ヒカセンは正直休みたかったのでありがたくフォルタン伯爵邸に向かいました。
……ねえ休みたかったんですよアルフィノ、現状じゃ疲労回復に努めるくらいしかできないし、聞いてる?笑
ツキカさんも地味にソワソワだったようだからいいけども。
そういえば、アルフィノとエスティニアンは一回り以上離れてるのでしたっけ。
10代の頃にはあるのよね。親とは違う、ちょいワルな大人に憧れるやつ。相手を選ばないと地獄を見るから勧められるものではないけれど。
ほんと、ヴァスの塚で何があったのやら。
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時は少し戻って。
考えてみれば当たり前だったのですが、オノロワが武装していたことに驚いてしまいました。あまり従軍するイメージがなかったので。
エマネランはバリスタを指揮(?)していたそうなので、横で補佐していたのでしょうか。……主が案じて既製品寄越した可能性出てきたな、フォルタン家装備の色じゃないし。
長男の誇り高さと末弟の軽薄さは、並んでちょうどいいものになってきた感があります。
誰もが英雄になれるわけではなく、どの分野でも英雄をやれるわけでもない。
そもそも一介の道楽ラフター、もとい冒険者なので、政治とか家を継ぐとかじゃ全然役に立たないよきっと。
エマネランの手柄の検証されるのね笑
用意された部屋とやらに後ろ髪を引かれつつ、アルフィノを追いかけました。
(だって伯爵邸のきっと客間だよ内装やら調度品やら絶対フォルタン家特有デザインだしテーブルだの水差しだのベッドだのあるんでしょ見せ(略)
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ところでこの直後に切断くらって
後で読み返すの楽しみにしてた
フレとのきゃっきゃログが
全部消えたんですよ
泣いた
そしてこうなった(?)
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/45199855/blog/5532928/・*
機工士ギルド行くのにレベル上げなきゃなあとか、遺族を慮るのはあの事件の影響もあるだろうかとか、諸々台詞を回収しつつエスティニアンのお見舞いに向かいます。
アルフィノ、看病できるんだろうか…断れない勢いなのはとても想像つくけども。お疲れ様です。
意識が戻らない他は容態が安定しているのか、アイメリクさんがエスティニアンとの昔話を教えてくれました。
友人になったきっかけが過酷すぎる。
イシュガルドではよくある──よくあった話なのでしょうね。
10年前なら、第七霊災の5年ほど前だから、ルイゾワ様が双子と別れてすぐの頃でしょうか。
旧FF14の物語はもう始まっているはずなので、レガシー組は「あの頃かー」とか思っていたのかな。
……兄というより小父では、とか思ってないよほんとだよアルフィノは幼いけど成人済だもんな!
あとここのくだりについて、兄/姉ポジ欲しがるヒカセンがちらほらいたの笑いました。まあツキカさんは双子の親戚ですけど(?)
しかし10年以上前で…アルフィノが弟さんを彷彿とさせるって、つまり享年……いや、うん、先に進みましょ
クリフハンガーにも程があるぶっ込みきたな!?
いやまあ生存エンドで意識戻ることは蒼天前から知ってるんですけどね避けようがない状態でくらっちゃってここプレイヤー動かさないとだからバレバレでも強いフックいるよねわかります!
──アルフィノ、後で体育館裏な(紛らわしいったらない)(ため息)
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隈が酷いなエスティニアン、というのが第一印象でした。
ドラゴンズエアリーのときに兜の隙間から顔が見えたので、大体想定通りの目鼻立ちでしたけど、こんなに隈は濃くなかったよね…?
ただSS見返すと、彫りの深さを示しているだけのような気も。
起きた瞬間に何言ったのかはわかりませんが、アルフィノが無事を実感して泣き崩れるほどなのですから、また何か憎まれ口でも叩いてたのでしょうか。
友にたしなめられてからは素直になりましたけど。
……うん、待って。
ひねくれ者も死線を超えると素直になることが多いとはいえ、こうも柔らかな微笑で多方面に素直だと逆にフラグ立たないか不安になるから落ち着いてアルフィノからかっていてほしい(?)
エスティニアンから語られる邪竜の悲しみと怨みは、想像していたよりはるかに深く、なぜか中原中也を連想していました。
うたえば誰もが彼女の竜詩に聞き惚れたというラタトスク。
妹を半身のように感じていたニーズヘッグは、きょうだいの中で最も暗く猛々しい己の性情を、彼女の竜詩によって慰めていたのでしょうか。
ひとを千年も殺し続けることでしか"うたえなかった"ほどの心を。
そうした苛烈な情の深さは、以前から思う通りエスティニアンに似ていて。
鏡写しのようだと自覚したとき、彼の語る言葉はどんなものだろうとずっと気になっt
接続切れやがった(゚Д゚)
さらにソフトごと落ちたΣ(゚Д゚)
再起動したら秒でまた落ちたΣ(゚Д゚)!?
……再々起動で約40人待ちでした。待ちました。
長いです予告の出てたムービー、最初からですか。そうですか。
意識取り戻したの知ってるだけマシだから良いですけどォ!(よくない)(致し方ない)(でもちょっと拗ねたい)
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隈が酷いなエスティニアン(2回目)
えーと、ニーズヘッグの心情が鏡写しの己のようだった、という話からでしたね。
……そうか、周囲との関係の有無に帰結したか。
怒れる七大天竜を諌めることのできるドラゴンなんて早々いないでしょうし、父のミドガルズオルムも静観の姿勢で、兄のフレースヴェルグも暗黙のうちに協力していて、伴侶のティオマンも夫を支持していましたから……あれ、伴侶だったよね? 半年以上前だから記憶が曖昧だ……ともかく、別の視点を提示する者がいなかったと。
周りがイエスマンばかりだと、エコーチェンバーと同じことになるのでしょうね。
憎しみは醒めることなく煮詰められ、燃料は永遠に等しく注がれ、されど復讐のシステムを維持する理知は狂わず。
千年の反響は、嬲り殺し以外の手段を彼に思い出させなかった、かも、しれない。
──人間の認知機能というのは実に曖昧なもので、目に映るものが光学的には白でも、周りが赤だ赤だと当たり前の様子で断言すると、赤であるように見えてきたり、記憶が改ざんされたりして、「"本当に"赤だった」という自己認識に至るのだそうです。
人より賢いだろう竜が、ヒトと同じ心を持つドラゴンが、同じことにならないとは思えないんだよなあ。
アイメリクさんはエスティニアンに救われた面があるそうですが。
別のやり方で自分の宿命に抗う総長の姿は、蒼の竜騎士の運命を少しならず変えたのだろう…と推察される、そんな話でした。
今はまだそんな気持ちにもなれないだろうけれど。
君に幸せであってほしいと、私も思うよ。
ねえ、総長。