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「黄金のレガシー」メインクエスト感想【ネタバレあり】

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黄金のレガシー、メインクエストを終えました。
今回の日記はその感想となります。やや辛口です。
良かったと思うところ、好きでなかったところと大きく二分して書くので、見たくない方は見ないあるいはこの時点で戻るなどうまく自衛してもらえればと思います。


それでは良かった点から。
継承の儀をやり遂げて黄金郷の扉に至るまでの前半の物語が好きでした。
各地で与えられる試練を乗り越えながらそれぞれの部族のことを知り絆を結んでいくという流れがよかったです。
あのバクージャジャのことも知ることで和解することができました。

新しく登場したキャラも多くは気に入りました。
継承の儀の趣旨を汲み取り成長していくウクラマトとコーナ、豪傑ながら親として子を思いやる側面も持つグルージャジャ、苦しい事情の中儀に参戦し卑怯な行いをするも最終的に元々の良い人柄を取り戻すバクージャジャと短い付き合いながらも好きになりました。
試練の地で出会う部族の人たちや文化も興味深く、特にヨカフイ族の死生感は主題の他の人のことを知るということとも関連し随所で意識するものでした。

暁メンバーとは付かず離れずのほどよい距離感だったと思います。
クルルは終始行動を共にして、アルフィノアリゼーは継承の儀で各地に巡り、サンクレッドとウリエンジェは儀のライバルで時に協力者でもあり、エスティニアン、ラハとシュトラは後半に彼ららしい形で問題に向き合ってくれました。
暁対敵対勢力という感じは過去2作ほど強くなくちょうどいい出番だったのではないかと思いました。
開発者インタビューで暁の扱いをどうするか考えているというような文面を見た覚えがありますが私はこの無縁でもベッタリでもないくらいでちょうど良い具合だったと思いました。

討滅戦も締め以外は仲間NPCと出撃できて自キャラへの丸投げ感なく楽しめてよかったです。

漆黒のトロッコメンバーを連想させるキャラクターたちや暁月で縁のあったヴリトラの活躍などシリーズを追ってきたプレイヤーへのファンサービスも悪くなかったです。


BGMもいいものばかりでした。
汎用戦闘曲が洒落ていてモブハントなどの何気ないバトルでも気分が高まります。
荒野のブルース的な曲もこれまでこういう曲はなかったなと気になりました。

物語とは直接関係ないですがレベル100ヴァイパーのバーストが楽しいです。
やはり挟み込むアビリティがあると忙しさが楽しいです。祖霊降ろしのオーラとSEも好きです。
ピクトマンサーは難しいですがユニークで一撃のダメージが高いところがお気に入りです。
どちらもメインクエスト攻略中にAFが切られるくらいに育ち、着せてみていい衣装だと思いました。


ここは好きでなかった(気になった)ところを書いていきます。

私は後半の物語があまり好きではありませんでした。
荒野でのイベントは継承の儀の後でやるにはどうでもよく、ドームの中に入ってから続くあまりにもこちらと違う価値観倫理観の世界は恐ろしかったです。
アレクサンドリア王国存亡のためにトライヨラの人たちが死に、ドームが出現した地は奪われ、そこに住んでいた人たちは当時のもの(人によっては命)を失うことになります。
直接的な描画はなく(ないからこそ?)、しかもそれがこちらからすれば一瞬で起こったことになるというのは酷すぎると思います。

そこに住む人たちはともかく、ゾラージャとスフェーンという二人の存在もイマイチでした。

本人の口からハッキリとした意思や思いが表示されないゾラージャには感情移入ができませんでした。
争いの醜さを民に知らしめるという言葉にしていたことは文字通り達成できても本当にそれだけで終わるという長いこと対峙させられたのに終始いい気分を感じないキャラでした。しかもそれを2つの王国に対してやらかしています。
真の思惑があるなら他キャラの推測で終わらせず最期にポロッとこぼすでもすればまだマシだったのにと思います。
継承の儀で行動を共にしていたやつも何か物語を動かす思惑を持っていそうだったのにあっさり切り捨てられるというしょうもない憐れなキャラでした。

スフェーンは友好的な素振りを見せながらも遂に自国のためにウクラマトたちに敵対するという姿勢を覆すことはありませんでした。
それでいて別れの時にはラマチたちと過ごした時間は楽しかったと言うのが不思議でなりませんでした。
相容れぬ二人が決着をつけるならどうするかわかるよね?という台詞にはこいつ!笑と好印象を感じたりしましたがシリアスな雰囲気にそぐわない声色と口調、どっち付かずで読みきれない人柄とゾラージャ含めなんでこんな奴らが最後に立ち塞がる壁にだったんだろうと残念になりました。

敵と言えば好きじゃなかったゼノスとアサヒと比べてもまだ思惑がハッキリしている分こっちの方が対峙する理由の納得感と決着後のスッキリ感がありましたし、ハーデスやWoL、ハイデリンなど古代人との比較では互いの譲れないもののために戦うという理由や熱さにおいて段違いです。

バトルコンテンツは中盤以降ノーマルの範囲ながらやや難しいと感じましたし、特に最後の討滅戦は即死要素が多くてしょうもないと萎える自分に初見だから無理ないと言い聞かせながらの盛り上がりに欠けるバトルでした。
最後のウクラマト登場からのラストスパートも暁月のあれがやりたいのねと察し、もうまともなギミックが来ない最終盤なら早く終わって欲しいと思いました。(ヒーラーは全体攻撃の連打に油断できないだろうけど)
シリーズが続く中で難易度が高くなりすぎていると感じるゲームに辟易していたところだったので、長く続くゲームであってもノーマルの範囲からクリアすら難しいと感じるほどの難易度にせず、それを求めるプレイヤー向けに高難易度コンテンツを設けるという棲み分けをしてもらいたいなと思います。


ただ物語後半と言ってもアンロストワールドの雰囲気が好きで、別れることになってしまったキャラたちとの対話や意思の継承は感動的でした。
特にエレネッシパとカフキワとの遊覧飛行や二人のやりとりが大好きで、クールなエレンヴィルが強い思いを込めて意思を継ぐと言い放つシーンも素敵でした。
クルルも出自と両親からの愛を知れてよかったと思います。

今後の7.Xシリーズの物語で曖昧になった部分や謎が明かされ好きになれなかった部分の印象が変わればいいなと願っています。


現時点で黄金のメインクエストに点数を付けるなら5点満点中3.5以上4未満くらいです。
未知の大陸を舞台に前半は気持ちを新たに冒険者らしい旅、後半は規模を広げつつユニークな世界観を描くという感じでしょうか。
プレイヤーに楽しんでもらおうという思いは感じられるものの後半に感じる癖の強さが気になり気分も盛り上がらなかったので総合的にみればまあ悪いというほどではなかったかなという感想です。

メインクエストの締めにレイドの物語の導入を挟むのは私の覚えだとなかったはずなので結構メインの物語と絡む内容になるのでしょうか。
これから触れる物語がこれまでのものより面白いものになることを願い日記を終えようと思います。

気分が悪くなりそうな内容も含む長文にここまでお付き合いくださりありがとうございました。お疲れさまです。




余談
日記をスタッフロールが流れてる脇で書き始めたのですが、ロードストーンを開いている端末の電源が切れて完全になかったことになりました。
少し時間が空いたからか気になった点の内容が少しマイルドな書き方になっていると感じます。

みなさんは長文を書くときはデバイスのバッテリー残量に気を付けたり時々下書き保存をしたりして私みたいな目に遭わないようにしてください。そう願います。
Comments (1)

Shigure Calm

Ifrit [Gaia]

ご感想についてはあなた個人のものなので何も言うことはありませんが、どうしても気になったのでひとつだけ。
X.0の最後にレイドの導入があるのは毎回です。
新生のときはバハムートの咆哮が聞こえました。
蒼天のときにはシドがアレキサンダーを見ていました。
紅蓮のときにはこれまたシドが大穴を見ていました。
漆黒のときにはサンクレッドとリーンが無の大地に立っていました。
暁月のときにはテミスくんが意味深なことを言っていました。
少し思い出してみていただけると幸いです。
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