極蛮神戦は苦手です。いくつかトラウマもあります。些細なものですけど。
行きたいとは思っているんです。武器とマウントが手に入るところだから。つまりは物欲。
でも――
土曜日だー。週課のゴールドソーサー巡りだー。サブキャラにチェーンジ――しようとしたところでTELLが。かつてFC同士がご近所さんだったZolさんから、初見極ルビー戦へのお誘いでした。
何回も動画を見て「今度行ってみよう」と思うも、RFのウインド開くと「また今度でいいや」になってた極ルビー戦。
ようやく私の出番がきたか「私も初見です! 行きたいです!」
PTメンバーは、皆ZolさんのFCの方やお知り合いの方のようで、初見でも気兼ねなくチャットしながら人数が揃うのを待ってた。
「範囲踏みまくるDPSです。よろしくお願いします!」
なんて言いながらも内心、
大丈夫。予習してるし、ちゃんとやれるはず。
その時はまだ自信があった。
そして、始まった極ルビー戦――
見るのとやるのとは大違いだった。序盤から被弾しまくり、死にまくり。前半のギミックはほとんど一通り「踏んだ」気がする。
ビット誘導してから安置に駆け込んだつもりがスパイラル被弾。
レイヴェンクローを交わしてヒビ割れの上で沈下に備えてたらクローマインで即死。クローマインに備えてひび割れの横にいたら近すぎて即死。
ダイブの初撃すら被弾。ダイナモ外側すぎて即死。クロースラッシュ近すぎて即死。
ダメだ。全然できない…。
死に過ぎてDPSとして全然役に立ってないし、蘇生でMP使わせちゃって足引っ張ってるしで、ワイプするたびに申し訳ない気持ちが強くなっていった。
私のせいでクリアできないとかやだなぁ。
やっぱり、私には無理かな……て、思ってた。
思って「た」。
「次はいけそうじゃない?」
そのPTチャットに答える余裕はなかったけど、その時の気持ちを表すなら「ありがとう」だった。チャットした本人は、ただ本当にそう思って発言しただけだったのかもしれないけど、その一言で私は救われてた。まだ続けていいんだって。
ほどなくして前半クリア。
残り時間はもう30分切ってた。
――大丈夫。後半は短いって聞いてたし。ギミックも前半に比べれば簡単って聞いてたし。
聞くのとやるのとは大違い。後半は、よくわからない死に方ばかりしてた。何で死んだのかわからない。
けど、ワイプしても、「次こそは」と思ってた。
後半も何度かワイプを繰り返し、残り5分。
アウトレイジまで行った。
LB打った。
――暗転した。
【ルビーウェポンを破壊せし者】
クリアできたあ・゚・(゚´Д`゚)・゚・
初見で時間切れにも解散にもならずにクリアできたのは、いつ以来なのやら。
我ながら現金なもので、終わってみれば、すっごい楽しかったという。そして、振り返ればSSを一枚も撮ってなかったという必死ぶり。
ゲームにここまで夢中になれるのが楽しい。並び替えて言おう。ここまで夢中になれる楽しいゲームだよね、ほんと。
ZolさんをはじめNGLの皆様、PT一緒してくれた方々、楽しい時間をありがとうございました!
一番役に立たなかった人がダイスで勝つ法則。