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Enemy of Innocence

Lee Lelee

Atomos [Elemental]

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エオルゼア童話『カエルさんはともだち』

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美味そうなポーキー族がいると噂を聞いたカエル君。
家の様子を見ていると子豚が姿を表しました。
(確かにいる…ちゃんとウマそうだ)
カエル君に気づいたのか子豚が近づいてきました。
「カエル族さんブヒィ?珍しいブヒ。どうしましたブゥ?」


「いや…美味そうな…家…だと思ってな」
咄嗟に言葉を考えたカエル君。
「作るの大変だったブゥ!美味しそうて言ってくれてありがとうブヒ!」
子豚は上機嫌です。
「せっかくだから家でお茶でもどうですかブヒィ?」
「…そうだな…邪魔しよう」
これは好都合と子豚の家に入っていきました。


「自家製のお茶をどうぞブヒィ」
カエル君はお茶をひと口啜り、辺りを見渡します。
「お前1匹なのか?」
間を置いて子豚が答えます。
「もうブヒだけブヒ…他のポーキー族のみんなと住んでたけど…ニンゲンに連れ去られちゃったブヒ…」
俯きながら語る子豚にカエル君は少し心がゆらぎました。


(いや、何を考えているんだ。俺はこれからコイツを食うんだ)
「しかし最近物騒だな。カエル族にも急にいなくなったやつが何匹がいるらしく…ニンゲンに連れ去られたって噂だ」
カエル君はとっさに出したその話に、こいつも1匹で怖いだろうとまた子豚の事を考えてしまいます。


「でも最近、カエル族のともだちができたブヒ!一緒に住んでるブゥ!」
カエル君が色々考えてるなか、子豚がはしゃぎながら喋ります。
(カエル族の?だがそんなやつの話は聞いたことないが…)
心当たりを考えたカエル君ですが、頭がうまく回りません。


「そんな…はなし…きいたことが…」
カエル君は言葉を出そうとしますがうまくいきません。
(これは…あたまが…きゅうに…ねむく…)
カエル君はフラフラと体を揺らしながら椅子から転げ落ち、床に倒れてしまいました。
「今も家にいるんだブヒ。会わせてあげるブゥ」


(寝ていたのか…だが…)
目を覚ましたカエル君はさっきまでいた部屋とは違う場所にいることに気づきます。
「もう目が覚めたブゥ?薬が足りなかったのかなブヒ?地下に運ぶ時に目覚めなくてよかったブゥ」
カエル君は喋る子豚に目を向けますが後ろの異様な物に目に奪われます。
「あれは…」


カエル君が見たのはケースに入れられたカエル族達でした。
「これがおともだちのカエル族のみんなブヒィ!知り合いはいるかなブゥ?」
閉じ込められているのかと思いきや動く気配がありません。しかし今にも動きそうな気配もあります。
「まさか…」
カエル君は悪い想像をしてしまいます。


「こうすればずっと一緒にいられるブヒ~。毎日お話して楽しいんだブゥ!」
ルンルンで話す子豚に絶句するカエル君でしたが、さらに想像したくない事が頭に浮かんでしまいます。
(俺も…これから…)


(ここに美味そうなポーキー族がいるって噂を聞いて来てみたが…)
また別の日、別のカエル族が様子を伺っていました。
「カエル族さんブヒィ?珍しいブヒ。どうしましたブゥ?」

おわり
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