釣りをあまりやっていなかった理由は鞄が魚だらけになるからである。
同じ理由で料理もあまりやっていなかったが、溜まった料理は食べればよい。減ってきたらまた料理をする。それでなんとか鞄が料理だらけにならずに済んでいる。食材だらけになってはいるが…まあ、マーケットでそのうち売れていくだろう。
ただ魚は、時々売ったり捌いたり(分解)していたけど如何ともしがたい。食べられないものが多すぎるし説明に「おいしくない」と書いてあるものも多い気がする。分解できるのが救いではある。
釣りじいさん(漁師ギルドマスター)の騒動(漁師レベル50クエスト)にひととおり付き合った後、漁場のヌシの釣りかたを教えてもらう。練習としてタイタニックソーという魚を釣ってこいとのこと。
教えてもらったエサとポイントで釣る。釣り場は帝国基地の中なのでなかなか緊張感がある。そもそもものすごく高い崖の上である。糸の長さについては考えないようにしよう。
しばらく釣っていると、大物の予感がした。早くも釣れてしまうのかと思ったが結局釣れず、そのまま夜通し釣りつづけるも成果なし。朝になるとさすがに魚に警戒されはじめた。とりあえずポイントを変えて戻ってきたらすぐに釣れた。半日も釣り糸を垂らしていた。現実時間に換算したくない感じだ。
釣ったタイタニックソーの説明を見てみると、どうやら天気と時刻に条件があったらしい。事前の準備が大事なんだな。次からは下調べしていこう。大物の予感や魚に警戒されるというのも初めての体験だった。レベル50になっても知らないことは色々あるな。
というわけで持ち物とマーケットの出品枠が魚で埋まった。