どうも、初心者冒険者のウイです。
今日は蒼天編の感想を語ってゆきたいと思います。
かな~り長くなっていますので、お暇なときにでもどうぞ!
①全体感想~壮大で切なく美しい物語 全体として感じたのは
『密度が濃い!』ことでした。
シナリオのテンポが格段に良くなり、かつ舞台設定も物語調で語られるので没入感がスゴイ。
また、IDや討滅戦にガンガンボイス入るようになり、ビックリした記憶がw
お話全体がとてもドラマティックというか。大きな戦乱を描きつつも、人や竜、それぞれの思いを丁寧に描写されてて…本当、忘れられない物語になりそうです。
あと、個人的な趣味を申し上げますと…
小学生のころ『ポポロクロイス物語』というゲームシリーズにはまり、
異種族同士の恋愛や交流、悲劇性をたっぷり浴びて育ったため、この手の世界観は本当に大好きで。
始終ホクホクでございました…。
さて、以下は本編や秘話などを踏まえた盛大なネタバレのため畳みます。
Click to showClick to hide
(以下、
気持ち悪いオタク丸出しのため、閲覧は自己責任で。もし、FCラウラリマの方などで、私をカッコいいオスラのイメージ()で捉えて下さってるかたがおられましたら、
即刻ブラウザバックしてくださいね…)
Click to showClick to hide
それでは蒼天感想はこのくらいで。
紅蓮の走破は(
若葉取りたくないがゆえ)まだ先になりそうですが、終わったら感想も上げたいと思います。
では、よきエオルゼアライフを!
〉あてさん コメントありがとうございます! チャットとかで長々語る訳にもいかないので、ここに諸々放りなげてますw あとはホラ…TPOというものもありますし…(目逸らし
②序盤感想~政と奇妙な旅路
新生終盤から続くウルダハ周りのゴタゴタは意外とアッサリ解決した印象。
お話の中心はあくまでイシュガルドだから、あえて引っ張らなかったのかな。
ロロリトの行いは許されるものでは無いけれど、まぁ言い分も分からなくはない。
秘話の描写を見るに、根は潔い真面目な一面もある人なのかなー、なんて思ったりしてました。
(テレジアデレジはともかく)誰か1人だけを悪者にしない流れは個人的には好きです。
何はともあれ、ナナモ様生きていて本当によかった…!
真実を求め、ドラゴン族の元へ向かう旅の下りは個人的に一番好きです!
凸凹4人組の奇妙な旅路というか。志はバラバラなはずなのにこの…妙にほのぼのとした感じがたまらなかったです。アルフィノくん、エスティニアン、イゼルさん、それぞれ肩の力を抜いて焚火を囲むシーンはとても印象的でした(後の『追憶行』クエでも主人公がこの時を思い出すシーンがあってじんわりきました…)
不浄の三塔に到達したときはテンションやばかったです。ドラゴンさんがモンスターではなく一般住民として寛いでる光景にひたすら感動しておりましたw
③中盤~オルシュファンのこと
さて、旅の中で真実を知ったのも束の間。突如悲しい別れを迎えることとなります。
実は私、重大なネタバレ関連は大体踏んじゃってまして…彼の顛末も大枠は知ってました。
だから教皇庁に行きたくないのなんのってw
彼を見送った後、1日半くらい頭がお通夜状態でした。
死に際のシーンの主人公の表情も、それまでとは明らかに違っていて。
…というか明らかに泣いた描写があるのはここが初めてじゃなかろうか。
――ただ、物語を進めていくと、彼の死は単なる悲劇ではなくて。
そこから受け継がれる『思い』こそが、話の屋台骨となっているのですよね。
ちょっと話は逸れますが…このゲームにおいて、主人公を巡る『もっとも濃い人間関係・情念』のひとつが『友情』なのかな、とふと感じました。
一般的なRPGですと想い人(ヒロインなど)や家族が行動原理になるパターンが多いのですが…
FF14の場合、
●恋愛:プレイヤー同士の結婚システムがある以上、特定のNPCと結ばれるようなお話は作れない。
●家族愛:主人公の出生や設定はプレイヤーの解釈に委ねられているようなので、特定の肉親を登場させることもできない。
…という暗黙の縛りが存在します(たぶん)。
だったらいっそ主人公は誰とも親密にならず、傍観者に徹する方向で話を書くのが書き手としては一番楽だと思うのですが、それをやると最悪主人公が空気と化す恐れが出てしまいます。
……そうなると、残るのが劇中で出会ったキャラとの『友情』が数少ない候補になってくる訳で。
こういうとなんだか消去法みたいに見えてしまいますが、実は神話・叙事詩では、英雄をめぐる友情って超王道だったりするんですよね。『イリアス』のアキレウスとパトロクロスとか、『ギルガメッシュ叙事詩』のギルガメッシュとエルキドゥとか。
いずれも主人公である英雄が親友の死をきっかけに、復讐や不死への探求に踏み切り、物語が大きく動くこととなります。恋愛、家族愛にも劣らない、とてもつよい、友情。
英雄譚としては、ある種『原点回帰』したみたいで素敵だなーと私は思います。
もちろん、本作の主人公はそこまで極端・物騒な道に走る訳ではないのですが、劇中の選択肢を見る限りオルシュファンの意思を継ぐような形で、自分の意思で選択し、前に進む決意をしたようにも見えます。
どこか『言われるがまま』にも思えた新生編からの『成長』とも捉えられるのかな?
そして、彼の意思は主人公だけではなく。フォルタン家の面々やアイメリクにも確かに受け継がれていて。様々な立場の人、竜と手を取り合って、険しい融和への道を歩んでいく。
そんな過程を描いた~3.3のストーリーは言葉を尽くしても言い表せないほど美しいものでした。
教皇庁は泣かなかったけれどニーズヘッグ戦後はもう無理wあれはズルいよ……
蛮神の力で全てを押さえつけようとしてしまったトールダン、憎しみを一人で抱え続けてしまったニーズヘッグ。3.0と3.3のラスボスである彼らとは、ちょうど対照的だなーとしみじみ思うのです。
後日、『蒼天秘話』の8話を見て、また号泣。これで蒼天が終わってしまったんだなぁと、どこかさみしいような温かいような気持になるお話でした。未読の方がいたら…是非、是非…!
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/special/2015/short_stories/?utm_source=lodestone&utm_medium=pc_playguide&utm_campaign=jp_2015short_stories
④暁再集結~気になる展開
竜詩戦争終結後は打って変わって、暁メンバーの再集結と紅蓮編の導入のパートに。続々と集結する懐かしい仲間たち。しかし、各々深刻な事情をかかえており、決して『以前と同じ』状況に戻ることは出来ないのだと実感させられる展開でした。
ミンフィリアさんが女神まどかみたいな状況になってしまいましたが、いつもタイトルで流れる漆黒のPVでは子供の姿で出てきているようで、何が何やらwこの辺は後のストーリーを楽しみにしたいところ。
エミヤ闇の戦士たちも、ウリエンジェの活躍もあってか、なんかアッサリ浄化されていった印象。
世界の根幹に関わる滅茶苦茶深刻な事情だったし、もっと引っ張っても良かったように思えるのですが。
……というか、エミヤアルバートさんって確か漆黒に出るみたいな話聞いたような気がするのですが。
アレ??誤情報つかまされたかな……???
パパリモの下りは…まぁ、リセちゃんの奮起にとって必要な展開だったと思うのですが。申し訳ないけれど…ちょっと退場のさせ方が淡泊過ぎたように思えました。
新生からここまで、仲間の死の辛さをずっと丁寧に書いてきた作品だけにちょっとモヤモヤ。
彼自身キャラクターの掘り下げも、そんなにされてないし。
ジョジョ3部中盤のアブドゥルみたく実は生きてて、窮地に颯爽と登場!な展開なら、この描写も納得なのですが…紅蓮でどうなるかな。遺体が見つかってないっぽいしワンチャン…?
というかマジで大丈夫かハイデリン。もしかしなくても超絶ブラック企業じゃない?
MMORPGじゃなかったら、主人公も死ぬか人外にさせられるレベルの案件ですよ?本当に大丈夫…!?
⑤絞らないと書ききれないキャラ所感
オルシュファン
上で大体語っちゃった感ありますw
3.0後にお墓参りに行ったとき、吹雪が晴れ、一面の星空が広がったのをよく覚えています。
これだけ語っといてなんですが、私の中では所謂『推しキャラ』とは別の枠にいる感じですね。『友』枠というか。オルシュファン枠というか。(ろくろを回すポーズ)
アルフィノくん
自省をして素直に成長していく様子にほっこり。
あんな出来事があったのに、屈折せずにいられたのは、やっぱりあの旅が、仲間があってのことだったのでしょう。蒼天編の、もうひとりの主人公といえる活躍ぶりでした。
暁のメンバーたちもちゃんとそれを分かっていて、想いを分かち合えて本当によかった。
賢くて優しい、素敵な大人になりそうです。
ニャンエスティニアン
蒼天序盤。しょげかえってるアルフィノくんを前に、内心お兄ちゃん面しながらプレイしてたら、
この男。見事にそのポジションをかっさらっていきました。
こんにゃろ、と思ったのも束の間。
突如相棒宣言してきて何事!?ってなりましたw
君とそんな親しくなる機会あった??みたいな。
面倒見が良くて義理がたい一方、ちょくちょく天然というか、不器用な所ありますよねw
ニーズヘッグ戦後、最後の最後に鎧を脱ぎ、憑き物が落ちたように滔々と語る姿が印象的でした。今後も関わってくるようなので、まだまだ活躍が楽しみ。
アイメリク
新生編のクールな印象はそのままに、アツさと青臭さを贅沢盛りした、非常によいキャラに仕上がってました。個人的にハガレンのマスタング大佐を彷彿させる感じ。
秘話でエスティニアンとの過去話を見、なるほどな…と思ったり。~3.3の下りは相当辛かったのでしょう。
ニャン同様、いつの間にやら主人公を慕って(?)くる。キミたち似た者同士かい?w
イゼルさん
新生編の時点で結構好きなキャラだったので、旅の仲間になったときはかなり嬉しかった記憶があります。
理想主義で美しい印象に、年相応のかわいい内面も上乗せされたらますます好きになっちゃいます。
ネタバレこそ踏んでませんでしたが、何となく次の章には一緒に行けない予感はしていて。
帝国軍の前に躍り出て独白し始めた時点で全てを察しました。
重ねた罪は大きく、報われないことが多い人生だったけれど、最後に素敵な旅ができて、聖竜とも心を通わせることが出来たのは本当に良かった。
助けにきてくれてありがとう。――おやすみなさい。