先週末のデジタルファンフェス2021はずっとYouTubeのライブ放送で見ていました。
実を言うと私はあまり音楽に興味がありません。
音楽が嫌いという事ではないです。
音楽の成績が特別悪かったという事も無いです。
興味が無いというよりは、あまり音楽を音として楽しむセンスを持ってない、
音楽を純粋な音楽として理解できないのだと自分自身では思っています。
良く分からないですよね?
私の中で音楽というのは、いつでも何かの[おまけ]だったり、[しおり]だったりするのです。
例えば素敵な歌謡曲があったとして、先に惹かれるのは必ず歌詞です。
あるいは歌っているアーティスト自身かもしれません。
流れる音が好きだからその曲を気に入ったという記憶はありません。
アニメのOPも映画のテーマ曲もそうです。
その曲を聴けばその作品を思い出せるから聞く、という感じです。
だからどんな楽器が使われているかとか、メロディーが良いとか悪いとかチンプンカンプンです。
FFシリーズや他のゲームのサントラやアレンジアルバムも持っているのですが
それも「好きなゲームの音楽だから」という理由です。
(植松先生のザ・ブラックメイジーズが出した曲とか少しマニアックなものにも手を出していたりもしますが)
さてなんでこんな事をわざわざ書くのかといいますと
デジタルファンフェス2021の2日目、
スペシャルライブの最後に流れた「Shadowbringers」を聞いて
大の大人が恥ずかしい事に泣いてしまいました。
「うるっときた」というレベルではなく「ボタボタ涙を落して」泣いてしまいました。
それはFF14で体験した色々な事を思い出したからだと思います。
ストーリーはもちろん14を通して出会った人々「FFでこれをやっていた時、リアルではどうだったな」とか
そんな事を一瞬で思い出したからだと思います。
FFの曲は自分でも忘れていた事を思い出させてくれる、本当にすばらしい[しおり]だと思いました。
あるいは自分でも開け方を忘れた扉を開いてくれる[鍵]なのかもしれません。
上で書いた通り、私は音の良し悪しが分からない人間ですので
もしかすると作曲をされている方々にとっては大変失礼で不本意な物言いなのかもしれませんが
本当に心から「いい曲だ」と思いました。
そもそも私は祖堅さんのキャラクターがすごく好きです。
PLLをメインで回している吉田さんやモルボルさんは
よく画面で見ている方々なので、もちろん親しみや好感を抱いています。
ですが、たまに登場してはすごく楽しんで仕事している様をナチュラに溢れさせている祖堅さんの事は
ずっと前から本当に羨ましく感じています。
フェスのエンディングで祖堅さんから「癌の治療をしていた」という衝撃的な告白がありましたね。
でも多くの仲間に助けられて、自分の作品を評価してくれるファンの言葉を受けて立ち上がれた、と。
私はこの時もたくさんの事を感じました。
身体を悪くされたという事への心配。
でも回復して元気な姿を見れた嬉しさ。
まだまだ祖堅さんの曲が聞けるという期待。
たくさんの信頼できる仲間に囲まれる羨ましさ。
「ゲームっていうエンターテインメントは
人の心を救えるんだなって思いました」という言葉への強い強い共感。
そして、これはちょっぴり恥ずかしい気持ちですが
クリエイターとして認められ、たくさんのファンから愛されている事への嫉ったい気持ち。
たくさんの心揺さぶられる体験を本当にありがとうございました。
祖堅さんに私のような一ファンの感謝が
一万分の一でも届く可能性があれば良いな、と思ってロドストに記します。
祖堅さん、お帰りなさい。