共犯である2人の容疑者
拘留されて別々に尋問されている
なんとしても自白させたい検察官は
2人の囚人に次のような司法取引を持ちかける
(1)2人とも黙秘したらお互いに懲役2年
(2)2人とも自白したらお互いに懲役5年
(3)片方だけ自白したら、自白した方は無罪
黙秘した方は懲役10年
最も刑が軽くなるのは、お互いに黙秘した場合
しかし、自分だけが釈放されることを願って
それぞれが自白したとしたら
黙秘を通した場合よりも悪い結果となる
このように、個人の利益を求めた結果
全体として不利益な現象になることを
「囚人のジレンマ」と言い"社会的ジレンマ"とも呼ばれる
つまり「囚人のジレンマ」とは
お互いが協力する方が良い結果になるとわかっていても
協力しない者が利益を得られるという状況下では
互いに協力しなくなる…という理論
これはゲーム理論におけるゲームの一つ
ゲーム理論とは…に興味ある方は、各自ググって頂きたい
なんでこんな話…と思われるだろう
それは…
"囚人のジレンマ"のような事例は身近に存在しているから
例えば、マーケットで出品者同士
激しい値下げ合戦に突入したとする
消費者は安い出品者に集まっていくため
周りが値下げをしたら歩調を合わせていく必要がある
しかし、安くしすぎると収益率が下がり
儲からなくなってしまう
最終的にこの価格競争はお互いの利益を
どんどん削っていくことになってしまい
出品者が疲弊するだけの結果となり収束する…
まあ、だから何?って話だけど
前の日記の"ジレンマ"ってフレーズで
ふと思い出したから…
消費者側の俺からしたら、マーケット価格が下がるのは
大歓迎なところではあるのだが…
出品される方々は、節度ある価格設定をした方が
みんなのためですよ!って話
素人の世迷言として、聞き流していただきたい
自分のこれまでの人生を一本の映画だとすると
いったいどんな「題名」になるんでしょうね…
最近どうも気になるんだなぁ(笑)