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Snow Rokka

Pandaemonium [Mana]

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パンデモ廃旅館 ~残怨篇・続~

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【※ネタバレ注意】

ManaDC/Pandaemonium/エンピ12-12

-「」った「」念 双子の結末 -

暗がりの道、見覚えのある石段を上る。
一歩ずつ丁寧に駆け上がると、そこにはまるで滴り落ちる血の色のような赤い月が顔を覗かせた。
池の水面に映る赤い月を見ていると、世界が真っ逆さまにひっくり返ったようだ。


そう思っていると、おかしな現象に遭遇した。
さっきまで優雅に泳いでいた鯉が空中で泳いでいるのだ。早速おかしくなったのかと頭を抱えた。

「ここはパンデモ廃旅館へ向かう道中。おかしなことが起きても不思議ではないと決めただろう。」

自分自身にそう言い聞かせ、次の石段を踏みしめた。

その時だった、落ちるような感覚を味わった。どうやら足を踏み外し落下したようだ。
辺りを見渡すと落ちた先は坑道らしき場所であった。掘削の道具やトロッコのような物も見える。

「うわっ!何か動いた!」

突如、羽ばたいた蝙蝠に驚いてしまった。
この地下坑道は引き返すことはできず、道が奥へ続いているようだった。
暗い道を先に進むと岩壁も消え、人工的な壁と扉が見えてきた。

「なんでこんなところに扉が・・・?」

扉を開こうとしたが椅子が邪魔で進めないようだった。
この椅子を上手に使えば先に進めそうだ。(扉の前で「座る」エモート)

中に入ると見覚えのある光景に私はハッとした。

「またこの廊下か・・・。」

私は思わず呟いた。既視感を感じると同時に廊下で出会った双子の幽霊のことを思い出していた。

廊下の奥から何やら音が聞こえる。恐る恐る先に進んでみた。
角を曲がると音の正体が分かった。時計だ。禍々しいオーラを纏った時計が置いてある。
時計を見た瞬間、意識が遠のいていく感じがした。(エレベーターギミック:椅子の前で「座る」エモート、その後ジャンプする事で移動します)

気づいたら、また廊下にいた。
廊下の様相がおかしい。電気は通じているようだが、草木に覆われて廃旅館と化している。
朽ち果てた廊下を進んでいくと、例の曲がり角が見えてきた。

「以前は、曲がり角の先であの双子の幽霊を見たはず・・・。」

不安な気持ちを払拭するように声に出した。
角を曲がり、廊下を見て青ざめた。

廊下は、天井や壁が鮮血で染め上げられており、床は血溜まりが数カ所あるではないか。
しかし、その先に双子は・・・いなかった。

「成仏したじゃないか」

私は自分を言い聞かすように声を発した。
それにしても生きた心地がしない・・・飛び散った血で気持ちが悪くなってきた。
私の気持ちとは裏腹に廊下の先へ進む選択肢しかないようだ・・・。
血の廊下を歩き続けながら、血だらけになっているのは何故なのか考えながら廊下を奥へ奥へと歩いていたら、急に落下するような感覚を味わった。

「いたた・・・」

どうやら足を踏み外してしまったようだ。辺りを見渡した。

「ここは・・・?え?時計・・・?牢獄・・・?」

暗い空間の中央にひと際大きな振り子時計と空中に無数の小さな振り子時計が漂っている。
振り子の音だけが空間を支配する。

訳が分からないまま、道なりに沿って進むと禍々しい炎が見えてきた。
怨念めいた炎に感じるが、他に道はない・・・ここに飛び込むしかないのか。
私は勇気を振り絞って飛び込んだ。

あれからどれだけの時間が経っただろうか、気づくとあの古い洋館の中にいた。

眼前に広がるのは・・・洋館の廊下だった。
目を凝らすと薄暗い廊下の先に双子がいた。
私はとんでもない勘違いをしていたようだ・・・双子の幽霊は成仏していなかったのだ。
」念は「」っていたのだ。
恐怖で足が竦む。しかし、奥の扉に向かうためには進むしかない。
暗闇に目が慣れてきた頃、上方の不穏さを感じた。何かが吊り下げられている。
考えたくもない。首のない身体が死体袋のように吊るされていたのだ。
恐怖に駆られた私は先の扉に逃げ込んだ。

「え?また・・・?」

呼吸を整えながら感情を整理しようした。
しかし、例の廊下を見て安堵しているのか、それとも恐怖しているのか自身の感情が追いついていない事だけが分かった。
廊下を先に進むと椅子があった。ひどく疲れている。椅子に腰掛けたい。軽い気持ちでそのまま私は座った。

座った瞬間、私はまた廊下にいた。(エレベーターギミック:椅子の前で「座る」エモート、その後ジャンプする事で移動します)

私は同じ廊下の光景に絶句した。

「またこの廊下か・・・。」

私は思わず呟いた。既視感を感じると同時に廊下で出会った双子の幽霊のことを思い出していた。
廊下の奥から何やら音が聞こえる。恐る恐る先に進んでみた。
角を曲がると音の正体が分かった。時計だ。禍々しいオーラを纏った時計が置いてある。


一体、ここに来て何時間・・・いや何日経ったのだろうか。


そう言えば、もう何度、あの無限に続く廊下を歩き続けてきただろうか・・・気が狂いそうだ。
永遠に続く廊下を歩きながら、私は時計があるあの暗い空間まで進んでいた。
暗い空間の奥に本があることに気づいた。(本=交流帳)


【交流帳より】
【既視感を未視感へ】永遠に過去を刻み続ける時の牢獄。怨念の炎は残り続ける。境界の狭間に留まる双子。歩み続ける無限廻廊。


以下、交流帳の謎解きの解説です。※ネタバレ注意

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【既視感】※1
 実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる現象。

【未視感】※2
 既視感と逆に、見慣れたはずのものが未知のものに感じられる現象。

①交流帳のメッセージは場所を示している
「時の牢獄」

「怨念の炎」

「双子」

「無限回廊」


②交流帳のメッセージの規則性
「刻み続ける
「残り続ける
留まる」→唯一、規則性から外れている
「歩み続ける

③交流帳のメッセージはキーワードから連想できるようになっている
「境界」→双子の手前にあるプリズンパーティションドアが境界の役割を果たしている
「狭間」→壁と壁の狭間にある椅子ギミックを示唆

※1 パンデモ廃旅館では同じような廊下が続きます。
  前作を体験した方は既視感を感じるように制作しています。

※2 パンデモ廃旅館で永遠にループしてしまうと、見慣れてしまいます。
  同じ廊下、同じ部屋作り、同じエモート(椅子に座る、座ってジャンプ等)による操作。
  これらは見慣れた光景や見慣れた操作となり、見慣れたものになってしまいます。
  未視感を得るためには、「いつも」と違う光景を見て操作をしなければいけません。
  視点をかえる、逆走をする・・・等。
  見慣れたはずのものが未知のものに感じられる現象を生み出し、違和感を探します。
  他の家具とは違い、本棚が少し斜めに配置されている違和感に気づけば未知に辿りつけます。


謎は解けた。

私は、

以下、交流帳の解説から導き出された回答です。※ネタバレ注意
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斜めに置かれた本棚の後ろを確認した。すると壁と壁の狭間に椅子が置かれていることに気づいた。(壁と壁の狭間にある椅子の前で「座る」エモート)


そのまま進むと更に椅子があり、座ることにした。(エレベーターギミック:椅子の前で「座る」エモート、その後ジャンプする事で移動します)

個室前に到着。
どうやらこの扉しか進めなさそうだ。(個室002へ入室)

(個室002にて)
半開きの扉が2か所ある。手前の扉から椅子に座ることで入れそうだ。(扉の前で「座る」エモート)

私は、部屋の手紙(交流帳)を手に取り読み始めた。

以下、手紙の中身
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やっとここまで辿り着いてくれたか・・・。
君がこの手紙を読んでいる頃には、私はこの世にはいないだろう。

ここに来てくれた君に、このロウソクを預ける。ロウソクを灯すと「怨念の炎の先」が見えてくるだろう。

その先へ続く道へは、炎を振り払って「走り抜ければ」たどり着くだろう。

この結末を、どうか君の目で確認してくれ…

※ロウソクを手に入れた貴方は、グループポーズのライトを利用して暗闇を照らせるようになった。
※先が見えない暗い部分を照らしてみよう!


部屋から出るには、奥の扉から椅子に座ることで出られそうだ。(扉の前で「座る」エモート)

個室の外へ出た。
入った時とは違う景色だが、見覚えがある。時の牢獄のところだ。

手に入れたロウソク(グルポ起動でライト点灯)を片手に私は怨念の炎の先を照らした。

以下、ロウソクを灯す箇所(グルポでライトを点灯する箇所)※ネタバレ注意
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怨念の炎の先に道が・・・???


暗闇の先に見えてきたのは通路と思われる。
私は覚悟を決め、走り出した怨念の炎を振り払うように走ったら暗闇の中に本当に通路があった。
(※ここで渡れず失敗する方は、再度個室へ入りギミックをリセットしてからチャレンジください。)
(※また、道の真ん中を走らないと落ちる仕組みになっています。両脇は引っ掛かって落ちます。)
(※キーマウの方を考え、徒歩でジャンプすると進むこともできるようにしています。)

とても暗くて見えない。

「あぁ、そうだ。このロウソクで辺りを灯そう」

(グループポーズを起動して、ライト機能で暗闇を照らしてみましょう)

道は続いているようだ。ロウソクを頼りに進んだら明かりが見えてきた。

きっと出口だ、これでこの廃旅館から脱出できる。そう思うと足取りが軽くなった。
しかし、そこに待ち受けていたのは双子の幽霊だった。
眼下に広がる光景を目の当たりにし、私は廃旅館へ来た事を心の底から後悔した。
例の博士と女の人(前作であるパンデモ廃旅館〜残怨篇〜で双子を人体実験していた二人組、所謂マッドサイエンティスト)が無惨な姿になっていたのだ。
飛び散った血が生々しい。
そして、双子の方を見ると怨念の炎が渦巻いていた…。

「私の命もここまでか…」

この暗い空間と閉塞感、そして双子に対する恐怖に打ちのめされていた。

状況は変わらない…一歩ずつ近づいてみる。
その瞬間、博士の首が動きコチラを見ているではないか。

「ひっ…!」

女の人も血溜まりに浮いてるようで、時折、首が沈んだり浮かんだりしていた…。

先へ進むしかないのか…双子の様子を伺いながら先へ進もうとした。
怨念の炎で焼けるように熱い。
っと、双子を通り過ぎた時だった。
怨念の炎が消えたのだ。

私は察した。

「あぁ…そうか、双子は博士らに人体実験にされたあげく、屋敷が火事となり亡くなった。成仏することもなく怨みは残り続け、怨念の炎という形で顕現し幽霊となった今でも博士と実験に加担した女の人を苦しめているのだ。今、怨念の炎が消えた事で終えたのだ。」

双子の歌声が聞こえてきた。(ハウス内BGM『乙女の哀歌』)
何とも言えない気持ちになる・・・双子の結末を見てきた「私」は、ただただ、双子の哀しい歌を聴くしかできなかった。


全身の毛が逆立った。恐怖のあまりこの場所から立ち去った。

「ここは、外か?」

植物が生い茂っている中に旅館の入り口のような建物が見えた。

「………」

「私は今まで何を…?あァ、ソウカ、パンデモ廃旅館ヘ泊マリニキタノダ…サァ受付ヲシテ廃旅館ヲ楽シモウジャナイカ」

「アレ?マエニモココニキタコトガアルヨウナ?」

受付の人が何か言っている?
とても強い口調だ・・・。

旅館受付(NPC)「たいがいに成仏せいッ!!」

次の瞬間、視界が真っ暗に暗転した。(先に進み「ハウスから出る」で外にでましょう)




◆以下、前作のパンデモ廃旅館〜残怨篇〜をクリアした方向け

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そう言えば何故、「私」は襲われなかったのだろう?

これまでを振り返ってみた。記憶を辿った時に「お墓」を思い出した。


「双子のお墓だったはずでは…?でも、成仏していなかった。」

「あれ…墓標に書かれていた名前は…?」

そう、あのお墓は「私」のお墓だったのである。

もう「私」は死んでいて幽霊だったから、双子に襲われなかったのだ。

(補足)
前作のパンデモ廃旅館~残怨篇~で、博士が現世にも絵画を置けたのは「時の牢獄」に捉われていて現世と過去を往来できたためでした。



パンデモ廃旅館シーズン1をクリアした人向け
パンデモ廃旅館シーズン1にお越し頂いた方は、見たことある受付だと思います。またココに戻ってきましたね…無限地獄の始まりだ。)


【感謝】
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございます。
短い文章を考えましたが、難しくて長文になってしまったことお詫び申し上げます。
最後は自分自身が既に死んでいて幽霊であったことに気づいた「私(=来訪頂いた皆様)」という顛末、いかがでしたでしょうか。(また一から彷徨い続けるのかもしれませんね)
また機会があれば、是非お越しくださいませ。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
良い年末年始をお過ごしください!


更にご興味あれば、下記もご覧ください。

<ハウス内に流れているBGM>
【オーケストリオン譜:地下坑道】
→パンデモ廃旅館は崩れかけた階段から落ちて、地下坑道に入ります。
 地下坑道から例の扉へ、そして未知の世界へ入り込んでいく。
 そのため、当オーケストリオンを採用しました。

【オーケストリオン譜:死亡報告】
→パンデモ廃旅館~残怨篇・続~のプロローグではご存知の通り、冒険者の手記がありました。
 手記を残した冒険者は「死亡報告を書いているようだ」と冗談交じりに手記に書いていました。
 それが現実のものになるとは知らずに・・・。

【オーケストリオン譜:笛吹大魔王】
→死亡報告もそうですが、笛吹大魔王もタクティクスオウガのBGMです。
 そして、笛吹大魔王は屍術師ニバス(ニバス・オブデロード)の代表的なBGMです。
 ニバスがやってきた事や背景が、パンデモ廃旅館に出てくる博士に似ていたので当BGM選定しました。
 ニバスがどういう人なのか知りたい場合は、是非タクティクスオウガをプレイしてみて下さい。

【オーケストリオン譜:乙女の哀歌】
→パンデモ廃旅館の本編の最後で双子が悲しい歌を唄う表現を取りいれるために当BGMを採用。
 どこか悲しげなこのBGM.がより一層悲劇を高めてくれると思っています。
Comments (1)

Ain Heart

Pandaemonium [Mana]

LSメンバーで楽しませていただきました。
素晴らしい企画、ありがとうございました!
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