ときおり見かけるFCメンバー募集で「ログイン時に必ず挨拶せよ」と規約に定めてる所を見かけます。私は個人的には、「ログイン時の挨拶は規約として課すべきではない」むしろ「挨拶不要として構わない」と考えます。
そもそも「挨拶しなさい」なんて決めるのは、子供じゃあるまいしってナンセンスに感じる。
何故挨拶する決まりが駄目か?というと、誰に挨拶した、挨拶しなかったって思いが、規定されてると強調されて、逆に争いの火種(気に入らない相手を叩く大義名分)になる場合があるからです。
これでは挨拶がコミュニケーションの潤滑油になるどころか、逆にコミュニケーションの障害にすらなる。だから私は反対です。
もちろん仮に「挨拶不要」としたとしても、人の口に戸を建てることはできません。
やさしい人、丁寧な性格の人ほど、ご自分の無意識な道徳規範にのっとって、挨拶をしてしまうでしょう。
規約だからではなく、自発的にならいいのです。「まるで花の蜜が玉のように湧き上がるが如く」(バヌ文法のつもり)、それは美しいことでしょう。
問題は、わざわざ規約が不要であるのに規約化されているか否か、そこだけです。
コミュニティマスターは、何故こんな規約を作りたがるのか。
それは「チャットや交流の助けになれば」という思いからでしょう。
これを別の面から見てネガティブに表現すれば「チャットの無言化が怖い」という事。
更に言えば「リアルの対面コミュニケーション」と
「仮想現実の文字上のコミュニケーション」を同一視している」とも言える。
前者と後者は、「同じ人間が行うもの」という事実以外は、
「明らかに勝手が違うもの」です。
甲)相手の顔や声色が見えた状態でやりとりし、発した声はその瞬間で消えてしまうリアル。
乙)相手の顔も声も見えず、文字情報だけで、ときに遅延しながら判断し、ログが延々残り続ける仮想世界。
甲・乙 両者は「明らかに違うもの」です。混同するのはおすすめしません。
だいたいリアル会話だって、のべつまくなしに喋り続けるのではなく、無言の時間も必要なんですがね。無言が怖い、という感情は、コミュニケーションに慣れないから感じるものなのでしょうか。
コミュ充を気取りたい者ほど、相手の話を聞こうとせずに喋りまくって自己中になる・・・うん、気持ちはわかるけど、無理して背伸びしてんの見るの辛いからやめたほうがええ。
そういう自分から湧き上がる「言葉の余力」は、チャットではなくBLOGに書いた方が読んで貰いやすいですよ。返信コメントやいいねが付くかは兎も角。それは自分の文章力を磨くよりないので、よりよい課題が出来ることでしょう。
コミュニティチャットや交流が盛り上がるか盛り上がらないか、ってのは、形式上の礼節とは別の問題です。持論を言えば「その部屋に「番人(話を聞いて反応を返してくれる人)」がいるかどうか」または「チャットで喋る事に抵抗がない人が複数いるかどうか」で決まると考えます。
「話しやすい雰囲気があるかどうか」ってのもありますが、それなら「相手の話に否定から入らない事」「あまり特定の人とベタベタ仲良くしすぎない事」って規約を別にもうければ事足りる話かと。
・・・前者「相手の話に否定から入らないこと」は、もっと言えば「どのような言葉が自分に飛んできても、その意味を咀嚼せずに最初からネガティブに受け取らない事」でもあります。
文字だけの会話、ってのは相手が見えない分、言葉のニュアンスをキツ目に錯覚させる性質があるのです。
良かれと思って言ったことや、他意も意味もない発言が、必要以上にキツく受け取られ、結果として悪意だと誤解されてしまう場合がある。
無論そのような事になれば、言った者としては平身低頭して謝るしかありませんが、そんな拒否を頭からされてしまうと、チャットで発言することなど怖くて出来なくなってしまう。結果として無言でただ同じチャットルームにいるだけになってしまう。何のために同じコミュニティに所属しているのか、これではわかりませんね。いやはや、文字だけのコミュニケーションとは、大変難しい・・・
基本的に、文字上でコミュニケーションをする時は、他者の発言はすべて善意や好意に基づくもの、と思い込んだほうが、精神衛生のためにはいいのかもしれません。どう好意的に解釈してもどうにも我慢ならんってケースもあるけどね、、、
まあそれは、以後会話すらする必要もない。適切な距離感を覚えるしかないのでしょう。縁なくば離れる、それだけ。
もう一つ余計なことを申し上げれば、人は同じコミュニティで群れ続けると慣れと飽きが出てきてしまって、その空間にいるのがしんどくなる場合がある。休止者も出てきて、不在の存在がその場を重苦しいものにしてしまう。
だから、ギルドのようなコミュニティは半年か一年に一度くらい解散してしまって作り直すべき、とも考えます・・・まあこればかりは、そのコミュニティに居る人個々人の資質と判断によるとしか言えませんが。
全てに共通して言えることは、「一期一会」であって、
「そのときどきに起こった出来事にいつまでもこだわらないこと」です。
「転ばぬ先の杖」は、抱えすぎると、その重さで歩けなくなってしまいます。
そもそもその杖を持つことが必要なのかどうか?
そこをよく考えて判断されることをおすすめいたしますよ。
あとがきのようなもの「各自がひとり学んでいくしか無いのでしょう。世の中そんなに腐った奴ばかりでもないと。」。
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/31733040/blog/4613312/