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Elvis Cartwright

Atomos (Elemental)

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【小説 #12】ある竜騎士の回想

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エオルゼアに来る前と、来た後と。
FF14を始める前に書いていた小説の設定が絡みます。

注意
・暗黒Lv50前提、竜騎士Lv70前提
・公式にない設定を多分に含んでいるどころか、前半はFF14外のオリジナルの話です。
自キャラの設定については、こちらを参照ください。
・Pixivにも投稿しています。



---



白亜の宮殿
そのたもとで、焚き火を起こし、黄昏る空を眺めながら考えにふけっていた。
これまでの冒険のことを、思い返しながら。

***

エオルゼアで冒険者になる前。

俺は、こことは異なったクリスタルが統べる世界に居た。

種族も、魔法も、言葉や法則すらも異なるその世界だが、クリスタルから力を授かり、
竜が居て、剣と魔法があり、冒険者が居るという点で、この世界とよく似た世界。

そこで自分は竜騎士という職に就いていた。

選ばれし子供が、非常に厳しい訓練を経て、竜と戦えるだけの力、騎士として振る舞うだけの礼節、外交の先頭に立つだけの政の知識、それを一通り身につけて初めて名乗れる、国から認められた存在。

そしてその力を持って、小国である母国ならず大陸の国々をまとめ上げ、竜と共存し共に繁栄していくために最善を尽くす。

人竜問わず対等に、そして敬意を持って話し、争いを未然に防ぐ。
そのために、竜騎士団のある母国は、どの国からも中立に扱われる。

旅をし、国々や竜の巣を巡り、見聞を広める、問題を解決し、大陸の安定を保つ。
街を訪れれば歓迎され、子どもたちからは羨望の目で見られる。そんな栄誉ある職。

その立場から見れば、冒険者などというのは厄介事を起こす存在でしなかったのを覚えている。

***

突如クリスタルの声に呼ばれ、閃光と共にこの地、エオルゼアへと降り立った。

金はない。装備もない。知識も通じず、体も思うように動かない。
嫌が応にも、生きるためにも、俺はかつて蔑んでいた冒険者とならざるを得なかった。
生まれ不詳、出身地もわからない、そんな記憶喪失の流れの冒険者として扱われながら。

かつて握っていた槍の腕を取り戻すため、がむしゃらに努力を重ねる。
竜騎士として力を取り戻せば、元の世界に帰ることができる、その根拠のない希望を胸に。
小さな依頼の連鎖が、大きなうねりへと変わっていく。それに抗いながら。

そうした最中に知ったのが、イシュガルドであり、竜騎士エスティニアンだった。
最初はどちらも気に食わないことこの上ない存在だったのを覚えている。

片や竜を滅することを国是とする国、片やそのための筆頭であり、体現している者。
そしてその存在が”竜騎士”と呼ばれ、羨望の対象になっていることも。

故に、最初は拒否感ばかりが積もった。人間の都合で竜やその眷属を手に掛けることも許せなかったが、それ以上に、国も、彼も、傲慢さが鼻について仕方がなかった。

***

濡れ衣を着せられ、3国を追い出された後。

仕方無しにイシュガルドの事情に関わり始めれば、その内情が見えてくる。
経緯も、過去も、なるべくしてなったということも。
そして、この対立も長いこと続いたが、終わらないものではないということも。

そして竜詩戦争の終結と共に、竜と人との関係は変わり始めた。
エスティニアンやウスティエヌなどの例を上げるまでもなく、人と竜とが正常に関わり合うようになっていく。

子竜オーン・カイとの出会い、肩の荷を下ろしたようなエスティニアンとの会話。

酷く既視感を覚えた。
そう、それは遥か対極だと思っていた、かつての故郷の光景とあまりにも似ていた。

そして、対となる元”蒼の竜騎士”の彼も。

今考えれば、どうにも鼻についてしまったのは、元からよく似ていたからなのだろう。
竜への向き合い方という一点を除いて、国も、人も。

今でも、あちらが寄せるほどの親しみを、こちらは持ちきれていない。

***

「そして君は、それを上手く整理をつける術を持っていなかった」
いつの間にか横に立っていた影が、静かに言った。

「君は槍に誓い、竜に捧げてきた。その余りに真っ直ぐな生き方は、
 この世界で起こる数多のことを受け入れるには堅すぎた」
隣に座り、こちらを見る黄色い眼の彼。

思い起こされるは、イシュガルドを幽霊のように歩いた灰色の日々。

「だから、君には槍以外の何かを持ってほしかった。
 違う選択肢もあるのだと、縛られない生き方もあるのだと、知ってほしかったんです」
それが両手剣だったのは、運命の悪戯です。そう笑う。

「うむ、感謝してもしきれない」
「そう言ってもらえるのは、影身としては最高の幸せですよ。
 君もすっかり元気になりましたね」
頷き、立ち上がる。

「次はどこへ行こうか」
「まだ見ぬ冒険へ。君の相方もきっと待っていますよ」
そうして二人、空を駆ける。


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