この世界でのキラキラが少しずつ失われていった。私がそんな言葉を聞いたのは、昨日の夕方でした。
それを言われたのは、私が若葉のころから見守っていた方で。
今は別FCに入られて、時折話していたりする仲の人。
その言葉に、私も思い当たる点がない訳では、なかったのです。
この
エオルゼアという世界はとてつもなく広い。
膨大なクエスト。複数のジョブ。練られたシナリオ。そして、画面の先にいる、現実世界では顔も名前も分からない、それでも大切な
仲間たちどこまで走って行ってもとても新鮮で会話が心地よくて……本当に寝る間も惜しんで楽しむことが出来る世界。
そんな世界にも
限りはある。
私たちがいま走ってきたこの世界は、長い年月をかけてアップデートをしてきたもので……当たり前ですけど、コンテンツの量には限界がある。
故にアップデートが行われて、次のアップデートまでに、やりたいコンテンツをやりつくした人たちは……いわゆる
ナギ節という期間に入る。
※ナギ節とは
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私が新生時代にプレイしていたころには、多くのフレンドさんがナギ節に入って、ゲームを去っていった。
その原因はわかりやすい。
ゲームをしていてわくわくしなくなったことだ。
大迷宮バハムートしかエンドコンテンツがなかった為に、そこに挑戦することが出来ない、したくないプレイヤーはみんなこの世界を去っていった。
今は違う。ハウジングもあり、ミラプリもあり、エンドコンテンツもあり、ギャザクラ、復興、ボズヤ……やりこむ要素は沢山ある。
それでも、この世界にわくわくしなくなる人も、沢山いる。
彼が言うキラキラが少しずつ失われていったという言葉は……そういう意味なのだろう。
MMOは膨大な時間を必要とする。自分の人生の時間を……楽しくなくなった世界に固執する必要なんてない。
世界には、もっと楽しいこともいっぱいあるし、これからも新作のゲームが沢山出てくる。だから私は当たり前だけど、彼を引き止めない。それが、彼の為でもあるから。
じゃあなんで私はこのゲームを復帰して3年目になるのにまだやってるのだろう。
ふと、私もそんなことを考えて、やっぱり、っと頷いた。
それはやっぱり……周りの人と過ごす時間が、とっても楽しいから。
景色の変わらないFCハウスの前で、なんのこともない話をするのがどうしようもなく、心地いいから。
もちろん仕事だって大変だし、リアルの付き合い、家の家事とか、そういったものを絶対に疎かにしないようにして……でも、もう私の日常に、FF14は深く結びついちゃってるからだ。
私がこの世界からわくわくしなくなるその時は……多分私の周りにいる人たちが全員この世界を去ったときになると思う。
その時が来たら、ありがとう、楽しかったといって、綺麗にしたFCハウスの跡地でログアウトしたい。
この日記を見てくれた貴方。
貴方は何をモチベーションにFF14をしていますか…?
そんなことを思って、この世界を去ると言った彼と過ごした年月を振り返る、マスターなのでした。
特にやることもなく、平和な時間ではあるけど、同時に問題が起きやすい時期をさす。
本来の意味は、シンという怪物が倒されて、次のシンが生まれるまでの束の間の平和。