今更ではありますが、実は私「転スラ」をアマプラで見始めました。
普段ちまちま遊んでいるスマホアプリで転スラがコラボされたのがきっかけでした。
転スラのラノベ累計売上って歴代3位らしいですね。
あの「涼宮ハルヒシリーズ」より上。
正直えぐい。
題名は知っていたのですがこの売上数に興味を持ち、どんなものだろうとアニメ版を見始めた訳です。
このアニメの内容はさておき(いや。何故スライムの声を三上悟のままで行かなかったのか!!)、私はOP(1期)の初っ端の登場キャラクターが整列しているシーン。
あのシーンが私は凄く好きなのです。
アニメもまだ途中までしか観ていないので誰が誰なのか全く分かっていませんが、兎に角、各々の個性を象徴しているかのように並んで立っている姿が何とも格好よく見えるのです。
現在私はエオルゼアの片隅でひっそりと真成編をMTで攻略中でありますが、今までのところ真成編でのMTは絶対に主人公ポジションではありません。
あくまでも脇役、黒子、土台、縁の下の力持ち的なポジションです。
真成編でひたすらMTで黒子に徹していると、(ゲームとしては)特に楽しくない。
「これ。ほかのロールの人たちは楽しんでくれているのかな。」と思い続けている日々を送っています。
そして自分がPT募集をしているので、自分が勇者的立場の主人公であるべきと私自身が思っていたフシが恥ずかしながらあったのですが、MTをしていると「あれ?募集主が活躍しなくていいのかな?」と妙な壁にぶち当たったと共に「今まで色々なコンテンツをクリア出来たのは、別に私の実力じゃなくない?リムル=テンペスト的なチートメンバーが居たからじゃない?」と唐突に気付いたわけです。
慢心。
私は勇者ではない。
超絶プレイヤースキルの持ち主でもない。
エオルゼアの全ての情報を把握している大賢者でもない。
只のPT募集主である。
その只のPT募集主が何故、色々なコンテンツをクリア出来たのか。
「転スラ」のOPを観た時に、私はPTメンバーと一緒に並んで崖の上に立っている姿を想像しました。
その想像では、私は真ん中に立ってます。
他のメンバーは私の隣に並んで立っています。
しかし私はリムル=テンペストのようなチートキャラではありません。
ごくごく普通の何処にでもいるモブキャラです。
初めの町にいる下手をするとプレイヤーに声すら掛けてもらえないようなモブキャラです。
そのモブキャラが中央に立っている訳です。
そしてそのモブキャラが何故か、数々のコンテンツをクリアしている。
そういう事か。
OPの前奏が流れ始めます。
メンバーの後ろ姿が次々と映し出されます。
モブキャラの私が振り返ります。
並んで立っているメンバーも続きます。
そしてタイトル表示。
画面はエオルゼアの広大な大地が広がっています。
「そういうのも悪くない。」
私はあくまでモブキャラ。
そのモブキャラが様々なメンバーとラスボスを目指す物語も悪くない。
「転スラ」のOPを観ていると、私の物語は何処に向かおうとしているのだろうかと、私自身がその物語の続きが気になって仕方が無いのであります。