言うまでもなく、エオルゼアは広大である。
まだ紅蓮と漆黒、2つの追加パッチを入れていない現状でさえ、それはひしひしと感じられる。
スプリントなど、屁のつっぱりにもならない。目的地はあまりにも遠く、テレポ代は意外と高い。
要は、早くチョコボが欲しいのだ。
今日は三国を周り、グラカンに所属した。
何を迷うことがあろうか、リムサ・ロミンサは黒渦団である。
…どうでもいいが、グーグル日本語は「こっかだん」と入力すると一発で変換してくれるのは素晴らしいな。
さて、件のグラカンを選んだ理由は当然、赤い装備が豊富であるという点が大きい。
そのうえ、敬礼が格好良い。
次は苦行の軍票集めという段で、妙なことに気づく。
チョコボ入手に必要な軍票数が緩和されているようだ。
3年前…今後は前世と呼ぶことにしよう…は確か、1000だか2000だか要求されたような気がする。
グラカン所属したての時分ではかなりの量で、F.A.T.Eが発生しやすい気がしたクォーリーミルを駆けずり回り、狂ったようにフラッシュを炊いたものだ。
それが今や200。楽勝ではないか。
しかし今日は開始が少し遅くなったので、軍票稼ぎは明日に回すことにする。
明日こそはチョコボを手に入れ、エオルゼアを縦横無尽に駆け回るのだ(タダで)。
そうだ。
なぜ砂の家に強い抵抗感を抱いていたのか思い出した。
あの、ミンフィリアとかいう女だ。
やれドライボーンに行って来いだの、自分の短剣を修理してこいだのと顎で使ってくれる割に、報酬がショボいのである。主にギルが!
往復の足代にすらなりはしない。
人様にものを頼むときには、交通費や薬代、飯代は少し多めに包むものではないのか。
これが例えば、世間を知らないであろう子供や、あまり裕福でなさそうな老婆であれば、私も鬼ではない。感謝の言葉だけで「いいのだよ」と言えただろう。
あるいは親しい友人であれば、報酬など水臭い話は無しだ。
しかしミンフィリアよ。度々先輩風を吹かせ、世の中の表も裏も熟知している物腰でありながら、なぜ運賃を割る少額しか寄越さん…。必要経費…つまり原価を満額払った場合も、よくツイッターで炎上するのを知らんのか…。それともアレか、手間賃や技術料はボッタクリと考えるクチなのか。
そして初対面だ。友達などでは断じてない。今後も申し訳ないがフレンド申請は遠慮してくれまいか。
せめて、せめて交通費はおくれ…。
そんなわけで、明日はチョコボGETぜよ。
そういえば、チョコボって臭いのだったか…。