Character

本文を読む前に読んでね。
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「優しい人」と言われて思いつくのって

穏やかで朗らかで怒らない人っていうイメージだけれど

（このフレーズ、どっかで聞いたことあるわね）、優しさって本当にそういうことかしら。

例えばね、アタシには甥っ子がいるの。アタシにとっては、ただただ可愛いだけの存在よ。

その子が何かやらかしても叱らないわ。それは親の役目だものね。

だからこの人は怒らない大人！優しい！って思われているようだけれど、

実はそうじゃないのよね。アタシには責任がないだけ。

何でもかんでも言うことをきいてやってたら、できあがるのは自立できない大きな子供だわ。

成長したときに困るのは本人。親が居なくなったら一人で生きていけない。

親は、子供が独り立ちできるように一生懸命育てる。そのために叱ることもある。

それが本当の優しさなのよね。

親子に限らず人間関係はなんでもそうで、

ニコニコと笑って話を聞いてくれる人は優しいと思われがちだけれど

実際は、ちゃんと相手を見て、悪いところは指摘してくれるのが本当に優しい人。

アタシなんて冷たいわよ。よほど親しい間柄でなければ、

相手が明らかに間違ってても滅多に指摘しないもの。

その場は自分が一歩引いて「へー、そうなんだー」で済ませて、

「ふうん、そのうち赤っ恥かくことになるわね」って傍観しちゃう。

そして本人と関係ない、こういうところで吐き出すんだものね。

だってさ、台無しな事言っちゃうけど、痛いところついてくる人とはあんまり喋りたくないし

穏やかに話を聞いてくれる人のほうが、付き合ってて楽でしょ。

ぶつかりあっていくことで関係を構築する人もいるけど、アタシはそういうの苦手。しんどいのよ。

人として成長できなくてもいい！ぬるま湯に浸かっていたい！

人付き合いって難しいわねえ？