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暗黒クエは刺さらなかったが、四聖獣クエは刺さったという話

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※蒼天のイシュガルド、四聖獣クエの重大なネタバレがあります。注意してください。


下の記事(https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/26049541/blog/4684137/)を書き、ツイッターに投稿した結果、多くの人がRTしたりいいねしてくれたりリプライをくれたりしてマジでびびったのだが、その中でも特に『暗黒騎士のジョブクエをやってほしい』という意見を多くもらった。
非常にありがたいことだが、当時の私はそういうメッセージを見て、

やっとるわ!!!!

と思った。

そう、わたしはすでに暗黒はカンストしてジョブクエ済みだったのだ。
で、なぜそこまで「やっとるわ!!!!」となったかというと、やった上で暗黒騎士のジョブクエはわたしには〈刺さらなかった〉からだ。たぶん〈刺さって〉いたらそういう反応にはならなかったと思う。いいですよね!わかります!てなってツイッターでも暗黒騎士のジョブクエ良いんですよ!みんなやって!とか呟いていたかもしれない。

なぜ暗黒騎士のジョブクエが〈刺さらなかった〉のかというと理由はいくつかあるのだが、

・英雄と呼ばれることになんの疑問も抵抗もない

というのが大きい気がする。
私がはじめてプレイしたRPGはFF5だったが、その当時のRPGってなんかこう…「きみがヒーローです!」ていうのが多かった気がする。子どもでも非常にわかりやすいというか。
そしてその後わたしはドラクエもプレイするのだが、ドラクエはもっとそれが顕著だった。
つまりわたしは生まれ育った村を出て、お城へ行き王様に会い、その王様から
「おぬしは ゆうしゃの まつえいじゃ!」(例)
と言われたその直後になんの疑問もなく城中のたんすを漁り、壺や樽を割ってアイテムを手に入れてきた勇者(の末裔)だったのだ。
なので、英雄と呼ばれることに抵抗がない。
「サクは英雄!すごい!つよい!」て言われても「そらそうよ。英雄だもんね」と受け入れてきたので。

なので暗黒騎士のジョブクエは、わたしには〈刺さらなかった〉。でも話としては良い話だと思う。演出も凝っているし、内容やテーマは非常によくわかる。だからべつに嫌いとか、あのジョブクエを好きな人を否定したりとかはしてない。(ちなみにわたしが一番好きなジョブクエは召喚60〜70)

ところが四聖獣のクエストはめちゃくちゃ〈刺さって〉しまった。

簡単に説明すると四聖獣のクエストは以下のような概要。

かつてテンゼンという男とともに世界を旅した四匹の獣たちがいた。
彼らはテンゼンと絆を深め、世界各地を回り、困っている人を助けたりなんやかんやする。
そんなある日、ものすごいパワーを持った黄龍というモンスター(……)が現れる。黄龍を倒さないと世界に悪影響があるので、テンゼンと四匹は力を合わせてやっつけることに。
しかしテンゼンはその戦いの最中、命を落とすのだった…
それから長い長い時は過ぎ、テンゼンを失った四匹はバラバラに。しかしそれでもなお、テンゼンとの誓いや絆を信じ、守って人助けをしたりしていた。のだが、テンゼンの命と引き換えに封印された黄龍に復活の兆しが。
それに気づいた四匹のうちの一匹、玄武がテンゼンと同じ力を持つ冒険者に目をつけ、再び黄龍を封印してくれないかと依頼してくるのだが…

というような話。
ここからはかなり端折るが、とにかく黄龍の封印にはいくら英雄といえど、冒険者ひとりじゃむり。四匹(これが四聖獣。玄武、白虎、朱雀、青龍)の力が必要。そこで、まあそれぞれと戦ってそれぞれが納得したら力貸してくれるよ〜みたいな流れです。厳密にはちょっと違うんだけど、だいたいはこんな感じ。

で、この四匹はそれぞれ傷を抱えている。
大事な人を失った、その傷を。
それがわたしにはめちゃくちゃ〈刺さった〉のだ。

そう、なにを隠そう、オルシュファンさんを失ったわたしに。

彼が命を落としたことは本当にものすごくショックで、今も涙が出てくるし、いまだにキャンプドラゴンヘッドには行くことができない。というよりあの執務室に入れない。もっと時間が経てば、きっといつか入れるようになるんだと思うけど、今はまだ無理だ。
わたしはもういい大人なので、そういうことは時間が解決してくれるって知ってる。
でもさ、ゲームはリアルじゃない。
リアルじゃないので、だれもわたしをそっとしといてはくれない。
相変わらず世界はすぐピンチになるし、蛮神は襲ってくるし、なんかとにかくやばい感じにすぐなり、そうすると「英雄殿!」って駆り出される。
英雄と呼ばれることに疑問はない。抵抗もない。だってサクは英雄だから。
だからこそ、わたしは、『この悲しみはいつか乗り越えるものなんだ』とそう思ったのだ。
いつかきっと傷が癒える。いつかきっと平気になる。そうなるはずなんだ、と。
でもそうじゃないよ、と教えてくれたひとたち(?)がいた。
そう、それがかつてともに旅をし、愛し、絆を結び、誓い合った、そういう人間——テンゼンを失ったこの四聖獣たちだった。

彼らの寿命は長い。何千年だったか何百年だったかわかんないけど、とにかくテンゼンを失ってからずーっと長く生きてきたのだ。そのあいだ、彼らはもちろんテンゼンを忘れなかったし、彼を失った悲しみをずっとずっと抱えていたのだ。
それに気がついたとき、わたしは「そっか」と思った。
「そっか、いいんだ」って。
悲しみを抱えたまま生きていったっていいのだ、と。
それに気がついたとき、わたしはものすごく救われたような気がした。

悲しみは、必ずしも乗り越えなきゃいけないものじゃない。
その悲しみとともに生きていく道だってあるのだ。

なにをゲームに大袈裟な…て感じかもしれないけど、これはわたしにはものすごく〈刺さった〉。

なのでわたしはこれからもこの悲しみとともに14を歩んでいく。英雄であるサクとともに。

ということを書き留めておきたかったので書いておきます。(最後雑)
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