こんにちは。前回記事からモルボルマウントを取りに行ってたら一月経ってたHosiume Sanです。
前回記事[1]の続きとして、
今回は黒魔のザジャ抜き回しについて
高SS帯におけるpps比較を行います。
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〇各回しの秒数とppsについての前提SS以外の前提は前回記事
[1]と同様として、
今回は一つだけ追加します。
1.MPtickについてMPにおいてはUBによる自動回復(UB1:3000、UB3:6000)・自然回復200分が同期的に発生します。
またこれは
SS・AFやUBの有無に寄らず3秒毎に回復タイミングが来ます。例えばAF中はMP回復は発生しませんが、UB1では3秒毎に3200のMP回復が発生します。
このようにUB移行直後にMPtickが発生するか(3秒毎の更新に間に合うか)という点は
UB中の回しにしばしば影響を与えます。これを
「MPtick運」と仮称します。
またSSの有無に寄らず、とあるように
こちらの話は低SS帯においても適用されます。SS帯についてはこちらの記事を基に
今回は
SS:3761としました。
また高SS帯においては、黒魔紋、三連迅速をフルに駆使した
フリーズ6連ファイジャ回しが可能となります。
詳しくは
こちらの記事[2]をどうぞ。
本記事では魔紋、迅速は使用しないので
直接のpps比較は避けておきます。
しかし正直なところ高SSにおいてはファイガ始動が強いと思います。前回のザジャ抜きMP10000回しにおいてはゼノグロシーがpps比較のノイズとなっていたため
新たにゼノグロシーを抜いたアレンジ版を置いています。
7)ザジャ抜き回し(MP10000arranged)Click to showClick to hide
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〇各回しにおけるpps・秒数比較(高SSver)早速各回しにおけるppsや各ターム秒数を比較していきましょう。
今回は高SSverです。
SS:3761 GCD:2.16[秒]
ファイガ:折り返し半詠唱
Dot:常時維持前提としてppsから除外
ppsはエノキ・AF3ボーナス込み今回も例によって表形式です。
低SSverの一覧も表にしてあるので前回記事をご参照ください。
(1)1と2~32)が1)と比べてppsが少し劣るのは高SSにおいても同様のようです。
3)ではAF秒数が15.35とありますが、
これは三連魔と迅速魔を併用することで魔紋無しでも5連ジャ回しが成立します。これについては
こちらの記事[3]で触れております。
(2)1と4・7秒数が短い回しにおいてはゼノグロシーや素ダガのような
単発高火力低火力が入れば入るほどppsが左右される傾向にあります。
ダガやゼノを抜いた場合1)215.85[pps]
4)224.92[pps]程度となります。
(なお4連ジャ&3連ジャ回しである5)や6)においては
5)214.10[pps]
6)220.30[pps]となっております。)
ただこれ単体では4)ではMPtickの都合上ほぼ確実に回しが成立しないため、
ダガやゼノを取捨選択していく必要があります。
これを踏まえた上で
7)ではMPtick運が猛烈によかった場合(ブリザガ着弾の瞬間MPtickした場合)
において成立する回しとなります。
ダガゼノprocなしパターンではザジャ有り抜きいずれもたいした差はないため
無理なく回せるザジャ回しを採用しても良いのではないかと思われます。
(ザガ着弾時MP即tick&pダガゼノ無し → ザジャ+半ガ など)
(3)5と6ここで着目していただきたいのは5)の回しの秒数についてです。
ここで
回しの秒数は16.34[秒]とありますが、
pダガのproc保持時間は18[秒]であるため、
UBで激成ダガを撃つと次のUBでprocさせたダガを撃つことが可能となります。
このように激成ダガ起点で5)の回しを行うことはザジャ抜きにおいては効果的です。
また
6)の回しはMPtick運に恵まれMP10000スタートの場合にも回すことが可能です。
この場合UB中に激成で発生させたpダガは自然proc無しだと
デスペア直後頃で時間切れになります。
そういった場合は
トランスルシ回しを活用してザガを省略しちゃいましょう。これについても別記事でいつか触れたいですね。
・トランスルシ回しClick to showClick to hide
(4)AF秒数(1)にも書いたように三連迅速での5連ジャ回しが可能となる高SS帯ですが、
AF秒数を見ての通り結構更新がシビアです。使用した感じだと
「エノキの残り秒数で5が見える前に5回目のジャを撃てると完走可能」といったところでした。
(2.42 + 2.60 = 5.02[秒]なので概ね理論通りですね
着弾0.4秒前ほどで確定なので実際は4.5~4.6[秒]ほどです)
少しでもgcdを噛ませると容赦なくエノキが枯れるので気を付けましょう。――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〇高ss帯を採用するメリット・デメリットここで改めて高SS帯におけるメリット・デメリットについて再確認しておきましょう。
〇メリット・5連ジャの選択肢の広さ高ppsが見込める5連ジャ回しを魔紋抜きで使用できるという点は大きいです。
ただし
この回しのためには三連迅速の使いどころがかなり限定されるので、
局面に合わせて使いこなせるといいでしょう。・pダガの持越し5)ではUB→UBでpダガの持越しが可能なので何かと重宝します。
6)でもトランスルシ回しによるザガ省略などpダガを最大限利用することが可能です。(自然proc無し時)
・Dotの威力こちらの記事[4]にある通り、SSはDotの威力に影響を与えます。
これによりDotの維持は殊更重要となります。・機動力各詠唱が低SS帯と比べ約0.2秒ほど短いため、何かと小回りが利きます。
例えば1層のサンダーストームなどでも結構回避に余裕があります。そのため初心者にもおすすめの構成といえるでしょう。
×デメリット・クリティカルのロスこのゲームにおいてクリティカルは非常に強力なサブステータスの一つと言えるでしょう。
その理由は
盛れば盛るほど発生率とは別にダメージ倍率も上昇することにあります。
(
こちらの記事[5]参照)
高SS帯ではこれをバッサリ切り捨てて手数(pps)とのトレードオフとなっています。
・MPtick管理tickは常に3秒で一定なので、GCDが短ければ短いほどtick管理がシビアです。
ザガ→ゼノといったUB中の回しにおいても0.5秒ほどの猶予の差があるので、
状況によっては下手をすると
MP0でなんにも魔法撃てない!なんでこともあり得ます。
・魔紋中のGCD食い込みこちらの記事]
[6]でも触れましたが、
高SS帯における魔紋中は半詠唱 + 1アビでもGCDに食い込みます。こういった小さな積み重ねもDPSの低下に繋がります。
・低SS帯との回しの比較5連ジャが特徴的とは言いましたが、
裏を返せば3連4連ジャ回しは低SS帯でも可能です。5連ジャが出来ない・pダガを上手く使いこなせないというシチュエーションが多発するならば
クリDH構成の方が火力が伸びる可能性があります。
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〇おわりにここまで高SSにおける回しの詳細・利点欠点について見ていきました。
実際のところtwitterなどで見かける黒魔玄人の方々の間はクリDHが主流のようで、
5.2はSSDHの時代ではなかったのかな...と思いましたが、
ここまでSSDHの可能性について検討してきた次第です。
今後も何か気づいたことがあれば都度更新していこうと思います。
でもまずは......5.3を楽しんでからにしましょう!【まとめ】・pダガゼノなどのリソースの有無でザジャを撃つか都度決めましょう。
・ppsはザジャを撃たない方が全体的に伸びる傾向にあります。
・高SS帯ではザジャ抜きでpダガの持越しが可能です。
・高SS帯では三連迅速で5連ジャ回しが可能です。
〇参考文献[1] -【5.x】黒魔のザジャ抜き回しについての考察(1) ~低SS帯での回しのpps比較について~、Hosiume San、
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/26041085/blog/4478214/[2] -【5.x】黒魔の開幕フリーズ回しと実戦への応用についての覚書、Hosiume San、
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/26041085/blog/4455662/[3] -【5.x】黒魔の詠唱確定タイミングについての余談、Hosiume San、
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/26041085/blog/4479978/[4] -FF14 レベル80でのGCD/DoT倍率とSS閾値一覧表 速度バフ対応【翻訳】、Eorzean、
http://www.eorzean.info/archives/32506743.html(外部サイト)
[5] -FF14 レベル80での各サブステータス 簡易解説、Eorzean、
http://www.eorzean.info/archives/32514992.html(外部サイト)
[6] -【5.x】アビリティ硬直についての検討、および黒魔のSS特化の弱点についての確認、Hosiume San、
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/26041085/blog/4467436/
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