ー前回までのあらすじー
他誌にて死者Q冒険譚を執筆していた
うにっぴ先生は、その人気の無さから
連載の予定が読み切りになってしまう。
事実上のクビ宣告に
誌面を変えて、続きを公開するのだった。
♪♪♪♪♪♪
赤っぴたち一行は無事に181階層へと
到達していた。
我が物顔で闊歩するキマイラに
びびりながら188階まで進み、
遠くに光る転移サークルへと走る。
その最後尾に少し遅れて赤っぴが
走っていた。
一瞬の目眩に襲われ、
自分を見失ったものの適当に
その方向へと走り続けたその刹那!
惨劇の宴が始まった!
突如現れる数匹のモンスターに
一人囲まれた赤っぴは、
仲間が駆けつけてくれることを
信じて自己ケアルで耐えつつ
仲間のいる方向へ敵を引きずる。
自己ケアルが出来るとはいえ、
数匹相手では回復が追い付かない。
じわじわと減る体力が大きく回復した。
ヒラのヒールが飛んできたのだ!
回復から攻撃へ転じた赤っぴは
迷わずLBを叩き込む!
とその時!!
敵の攻撃に巻き込まれ、
詩人くんとヒラりんが吹き飛ばされた!
「二人ーーー!!!」
赤っぴは動かなくなった二人を視界の端に
判断を迫られる!
タンクを支えるべきか!?
否!!
一瞬の迷いを払拭し
即座に攻撃の続行を選択した赤っぴは
敵を一匹ずつ落ち着いて処理したのだった。
そして、静寂が訪れた…。
フィールドはアイテム禁止のデバフが
かかっており、
出口を目前に解除アイテムを使用するのは
いささか勿体なくも思ったが、
メンバーの命には代えられない。
手持ちの伊勢エビを
ヒラりんの口へ押し込み蘇生し、
詩人くんはヒラりんのレイズで
蘇生された。
全く…やれやれだぜ…┐( ̄ヘ ̄)┌
私の活躍が無かったら
全滅していただろう。
彼らには良い経験になったに違いない。
これ以降、三人の態度が冷たいことを
赤っぴは気づかないのだった。
ー完ー
うにっぴ先生の次回作にご期待ください