VIDEO
まだ詩人演奏を始めたばかりのころ、動画サイトでこの曲を見つけて、
1ループ全て耳コピーできるかわからないけれど…と思いながら
挑戦した曲。
音をやっと探って、譜面を書いても書いても終わりの見えて来ない長さ…!
途中でやめてしまおうかと投げ出しそうになりながら書き終えました。
この頃はキーボードで弾く演奏の方も自信が無く、
3オクターブを2段に分けた鍵盤もどきの運指もそうだし、
音の遅れにも慣れておらず、
譜面はなるべく簡単に、旋律以外の音をなるべく入れず、
きちんと弾けそうなレベルにして書いていました。
和音が出せないので、ちょっとでも2音が重なってしまうと
後の音がつぶれるし、
2段鍵盤状態の境目を行き来すると頭が付いていかず、
指が自分のものでないみたいな動きをする…!!
それでも、めちゃくちゃ練習して、
弾くうちにどんどん大切になっていったこの曲。
フレさんなどに「何か弾いて。」と言ってもらえたら、
最初に気に入って書いたクガネを差し置いてまず弾くようになっていました。
でも、詩人で弾けることを最優先した譜面はやっぱり良くないのです。
ですのでもう一度、原曲と向き合い、書き直したのが動画の演奏のアレンジです。
最初の耳コピーで、うろ覚えの記憶で2時間くらいかけたけど、
再び同じくらい掛かりました;
音を足して足して、
なんでこんな風に書いてたんだろ??という部分を直し、
強化した譜面は書き込みすぎて真っ黒…
密かに「イシュガルドRE」と名付けました・・・
そしていざ弾こうとすると、
その難しさは「極」。
いくら極でも、減らしていい音は1つもないのです。
音が多い分、重なって消えるミスを犯すリスクがあるけれど、
それであきらめてしまったら逆戻り。REは剥奪です。
弾く練習を始めて1日目。
インできた2時間すべてを費やすも、
一度もノーミスで弾くことはとうとうできませんでした。
今日はもう無理だな。
ここは、一度睡眠を取るべき…!
翌日。
弾き始めはもうぐちゃぐちゃで、
ああ、やっぱりだめかと心折れそうになりながらも、
心のもう一方では「弾けるまでくりかえし続ける!!」という意気で、
ミスする→止める→最初から、で十数テイク撮り続け、
やっと弾けた1回でした。
根詰めすぎて呼吸を忘れるので、意識して4拍目で吸うことも意識したり(笑)
演奏中、頭に浮かぶ雑念を必死で払い続けでした。
それでも3か所ミスしていて、撮りなおそうとしたのですが、
一度最後までいけてもう腑抜けになっており、自分を許してしまいました。
マウスのポインタ置きっぱなしにも気づいてなかったケド。。
自分の中での一番大切な曲。
聴いてくださったみなさま、感謝ですよ、
本当にありがとう。