Character

Character

Mammeteer

Green Xiaolin

Hades (Mana)

You have no connection with this character.

Follower Requests

Before this character can be followed, you must first submit a follower request.
Do you wish to proceed?

  • 0

HALCYONDAYBREAKER 翡翠の忘却者(リマインダー) 第9話「ランタン」

Public
プロローグに戻る
勝手にテーマソング「Valensia - Gaia
各話リンク先はこちらから↓
Click to showClick to hide
第1話「偶然は更に重なる」
第2話「秘宝の箱」
第3話「翡翠のGreen」
第4話「遺された秘宝」
第5話「忍者」
第6話「B.o.X.奪還!」
第7話「振り出しの記憶」
第8話「遺された秘宝の書」
第9話「ランタン」←ここ
第10話「」



※この物語には漆黒編のストーリーが一部含まれています。

HALCYONDAYBREAKER(ハルシオンデイブレイカー)
     リマインダー
翡翠の忘却者
「ランタン」

エーデルワイス商会の倉庫で双剣士ギルドのメンバーと異世界から来た謎の依頼主オラクルが、平和なエオルゼアの片隅でこっそり取引の話をしている。オボロとツバメはこの世界に残った最後の遺された秘宝「エレオス」を探しに出発した。B.o.X.から記憶を取り戻したGreenはまだぼうっとしたまま木箱に腰掛けている。依頼主のオラクルとヴァ・ケビ、ペリム・ハウリム、ロンヴルド、それから双剣士ギルドのマスタージャックが部屋の中央にあるテーブルを囲んでいる。

「それで、最後の秘宝はどんなやつなんだ?」

沈黙を破ったのはジャックだった。オラクルはすぐには答えず、少し俯いた。静かに本を取り、一ページずつ丁寧にめくっていく。ヴァ・ケビは目をぱちぱちさせる。ペリム・ハウリムとGreenはじっとオラクルを見つめた。ページをめくる手が止まり、皆に見えるように本を回して机の上に置いた。

「最後はこちらなんですが・・・」

「これって・・・ランタン?」

ヴァ・ケビが右側のページを指差して言った。そこには黒い鉄製のカゴと装飾された取っ手、カゴの中には光る球体が描かれていた。それはエオルゼアにあるランプマリモランタンによく似ていた。

「ええ見た目の通り、まさしく"ランタン"と呼ばれる秘宝でございます。ただ・・・こちらに描かれている鉄カゴは単なるの器で、本体はその中の光の集合体なのです。この光は目に見えないほどの小さな粒の集まりでして回収するのは容易ではありません。それに」

オラクルは本を閉じてカバンの中に戻した。

「回収すべき秘宝は三つと言いましたが、ランタンはこちらの世界には無いんですよ。存在が感じられないのです」

ペリム・ハウリムとヴァ・ケビは目を見合わせた。ペリム・ハウリムはくすくすと笑う。

「なーんだ、それなら回収しようがないじゃないか」

「じゃあオボロとツバメより先に、エレオスを探さなきゃ!」

ヴァ・ケビは活を入れた。隣りにいたジャックは純粋な疑問をオラクルに投げかける。

「ちなみに、そのランタンってのは一体どんな能力なんだ?」

「はい、この秘宝を使うと、特定の記憶を思い出させないようにできるのです。これを作った創造主は極度の恥ずかしがり屋だったようで。自分の失敗を忘れさせるため、この光を世界中に散らばらせたと。散らばった光の粒は人々の体の中に紛れ込んで、恥ずかしい記憶を思い出さないようになる、というアイテムですね」

オラクルは話を続ける。

「実のところランタンは失敗作ではありません。ランタンは使うために膨大なエネルギーを必要とします。例えば世界中の空を覆い尽くすほどの力や、街一つをまるごと写し出してしまうような、そんな膨大な力が必要なのです。失礼ながらこちらの世界にそれだけの膨大な力はありませんので、害なしということで今まで放置されてしまったようです」

ジャックはニヤリと笑った。

「ほほう、相手の考えを改めさせる秘宝かこりゃすごい。そいつを使って海賊どもに掟を守らせたら一気に解決できるのになあ」

ヴァ・ケビはそれを聞いて、耳をピクピクさせた。

「え!すごい!じゃあ私、いっぱいご飯食べたい!私を見たら食べ物渡したくなるようにならないかな!」

ロンヴルドは苦笑しながら二人をたしなめた。

「待て待て、忘れさせるってだけの秘宝だろう?なんでもできるわけじゃねえだろうに」

「そっか、残念。ご飯いっぱい食べたかった」

オラクルは耳を垂れて残念がるヴァ・ケビをよそに、改めてランタンについて説明した。

「もしランタンが手元にあったとしても、それを使うだけのたくさんの力が必要なので、残念ながら叶えるのは難しいでしょうね」

Greenの頭には第一世界の情景が思い浮かんでいた。光属性に偏ったイル・メグやアムアレーンを覆う光のハレーション。そして黒風海の底に造られたアーモロートの町並みのことを。





偶然はいつだって偶然だ。運命や奇跡はどうして起こるのだろうか。偶然の重なりか、それとも起きるべくして起きる必然か。過去を振り返ってみても、そこにあるのは等しく並べられた事実だけだ。運命を変えられるのは"今"だけ。
偶然はいつだって偶然だ、しかし運命は変えられる。起きるべくして起きるのが必然だとしても、過去を振り返ってみれば、積み重ねられた事実の上に"今"があるのだから。今は過去になり、未来は今となる。
"今"を変えることは過去を変えるということだ、過去が変えられるのなら次に来る"今"を変えることができる。





ジャックは振り向いて壁に貼った世界地図を見やった。

「しっかしアレだなあ、自分の失敗を消しちまう秘宝を作ればいいのに、でかい力を使って忘れて欲しいって願いを叶えるってすげえな」

ロンヴルドも釣られて世界地図を眺めた。

「だな、まるで蛮神みたいだ、ガハハ」

ジャックとロンヴルドは苦笑した。ジャックが地図からテーブルに視線を戻すと、座っていたはずのGreenが真横に立っていた。ジャックはじっくりと二度見してから盛大に驚いた。

「ぬぉわ?!どど、どうした急に!もう大丈夫なのか?」

ジャックは仰け反るように両手を上げたまま固まっている。Greenの目に闘志と決意に満ちているのかすぐには分からなかった。Greenの心の中で、希望の光があかあかと燃え始めていた。

「オラクルさん。私ランタンの場所が分かりました」

「おいおい、この世界には無ぇって言ってただろう?」

ジャックは挙げた手を元に戻し、Greenをなだめた。オラクルは少しうつむいて机に視線を落とした。

「こちらの世界にランタンの反応はありません。いくら探しても見つからないかと・・・」

Greenは首を横に振った。Greenには自信があった。世界中の空を覆うほどの力を持ったことがある。街一つを写し出すほどの力を持った人と全力でぶつかりあったことがある。その力がどういうわけか"こちら"に流れ込んだとしたら、ランタンの力を発動させるのに十分なはずだ。
オラクルはランタンの効果を「思い出させないようにする」と言った。忘れたことに違和感を持たない奇妙な出来事はあの日に走り回って何度も目の当たりにした。今ここにいるメンバーだってそうだ。

何かをきっかけに光の英雄消失の異変が起きた。Greenは走馬灯のように記憶をたどっていく。久々に再開したタタルさんとたくさん話をし、その翌日からタタルさんお手製のチョコボキャリッジに乗って三日かけてエオルゼア中を駆け回り、皆に光の英雄が帰ってきたことを知らせて回った。光の英雄の存在が忘れられたのはその翌日の朝だった。なぜそうなったのかは分からない。だが、"これ"は明らかにランタンの効果と一致している。

「以前も希望を無くして落ち込んでいたところを助けられた。ロンヴルドに救われたのはこれで二度目だよ、ありがとう」

Greenは柔和な笑顔でロンヴルドに深々と頭を下げた。そして真剣な表情でテーブルを叩いた。

「最後の遺された秘宝ランタンは、エーテル界にある!」





Greenは改めて自分の置かれている状況を説明した。自分が光の英雄であること、それを世界中の人が忘れていること。第一世界とクリスタルタワーの関係、それから光と闇のぶつかり合い。始めは嗤っていたメンバーも、話が終わるころには皆真剣にGreenの話を聞いていた。

「――だから多分、そのときに光の英雄のことを忘れたいって願ったんだと思う」

ロンヴルドは顎に手を当てて、考えた。

「つまり、今この世界に"蛮神ランタン"が召喚されてるってことになるのか?それもGreenの知る限り全員がその影響を受けてるってことは・・・」

「エオルゼア中の人の身体に蛮神が宿ってるってことぉ?!」とヴァ・ケビが声を荒げた。

ペリム・ハウリムが落ち着いた声で冷静に話し始める。

「アニキやオレたちもGreenが光の英雄だったってことを知らないってことは、オレたちの中にも蛮神が宿ってるってことか・・・」

それを聞いたヴァ・ケビは不安そうに自分の身体をあちこち触り始めた。それを見たペリム・ハウリムは呆れた様子だったが、こっそり腰のあたりを触って確かめている。

「なあ」

とロンヴルドはGreenに提案する。

「じゃあ、試しに俺の中のランタンを討滅してみてくれよ」

「え?」

次回、第10話「翡翠の英雄」へ続く
Comments (0)
Post a Comment
ForumsMog StationOfficial Blog

Community Wall

Recent Activity

Filter which items are to be displayed below.
* Notifications for standings updates are shared across all Worlds.
* Notifications for PvP team formations are shared for all languages.
* Notifications for free company formations are shared for all languages.

Sort by
Data Center / Home World
Primary language
Displaying

Cookie Policy

This website uses cookies. If you do not wish us to set cookies on your device, please do not use the website. Please read the Square Enix cookies policy for more information. Your use of the website is also subject to the terms in the Square Enix website terms of use and privacy policy and by using the website you are accepting those terms. The Square Enix terms of use, privacy policy and cookies policy can also be found through links at the bottom of the page.