【Null Astraea】
フルネーム:ヌル・アストラエア
職業:無職
所属:特に無し
性別:男性
身長:168cm 78kg
年齢:27
誕生日:霊6月(12月) 18日
種族/部族:ヒューラン / ミッドランダー
守護神:アーゼマ
出身地:ウルダハ
好きなもの:女性 酒 ギャンブル 戦闘
苦手なもの:慕ってくれる存在
趣味:ゴールドソーサー籠り
特技:舌でサクランボの枝を結べる
お酒について:とても強い、毎日バカみたいに飲む。そもそも酔わない
・能力
生まれつき肉体を構成するエーテル以外が存在しない代わりに類いまれな肉体強度と五感の強さを持つ
その身体能力は英雄と呼ばれる光の戦士、超越者であるゼノス・イェー・ガルヴァスにも引けを取らない。
また、強化された五感を用いてその場に漂うエーテルの輪郭を描き作り、武器として扱うこともできる。これは虚からモノを具現化させたようにも見えるらしい。
その能力の応用として濃いエーテルが漂うなかでそのエーテルの中にある流れを読み取ることによってその場で起こった出来事を知ることができる。謂わば超える力(肉体)である
・性格
>過去
近所の悪ガキそのもの。そのくせして他人が困っていると手を貸さずにはいられないお人好し。悪には正義の鉄槌を。俺がやらなきゃ誰がやる、そんな性格
>現在
お人好しではあるが他人に興味を持たないようにしている。厭世家。どれだけ性格の悪い人間でも「自分以上のろくでなし」と評する。
女遊びは激しいし、肉体関係、金銭関係のトラブルから常に逃げている。
僕みたいな人間に関わった事自体が間違い、これから先真面目に生きたいならそれを忘れないことだね。
・生い立ち
>幼少期
ウルダハのとある富豪の一家に産まれる
産まれ落ちたその身体には、自身の肉体を構成するエーテル以外存在せず、赤子のうちに命が尽きるようなものであった。
しかし彼の肉体はそれを凌駕する強度を持ち、生き永らえた。
またその特異な肉体と生まれの家もあり、蝶よ花よとなに不自由なく育てられた。
近所の幼馴染み数人とイタズラをしては叱られの繰り返しであった。
物心ついた時からエーテルの輪郭を描き形作る能力を発現させていたが、理解のある友人、家族に囲まれ幸せに生きていた
>青年期
悪ガキとして徒党を組んでいた幼馴染みに誘われる形で冒険者として活動を開始する。
この時に第七霊災も発生、復興のため尽力する。
そして暫く経ち、冒険者としてもある程度名を上げた彼は両手に抱えきれないくらいのギル袋と食材を持ち実家へ帰省した。
「父さんも母さんも、世話係のババアも皆喜んでくれるだろうな」
そう考えながら玄関の前に立つ
しかしその扉からは嗅ぎ慣れた、しかし嗅ぎたくもない匂いがした。
そう、冒険者なら判る
“血”の匂い
まさかと思い両手に抱えたものを放り投げ扉を開ける。
そこにはかつて美味しいご飯を作ってくれた、残さず食べろとしつこく言ってきた、寝る前に絵本を読み聞かせてくれた母
好きなものをなんでも買い与え、ケンカでぶちのめした悪ガキの話をしたら咎めながらも褒めてくれた父
物心ついたときに転んでできた擦り傷を優しく手当てしてくれた世話人
それらの亡骸が転がっていた。
強盗にでも入られたのだろう、家中の金品が全て無くなっていた
>青年期2
両親の墓参りを終えたヌルは幼馴染みと共に冒険者としてまた歩みはじめる
ヌルの心には陰りがあったものの、とある酒場で出会った女性と意気投合する
「私、生まれ変わったら鳥になりたいな。自由に空を飛んでみたい」
「ああ、僕も同じだ」
互いに彼らは惹かれ合い、幼馴染みたちと足並みを同じくする仲間になった。
「ヌル、大好きだよ」
その言葉を聞くたびにヌルは赤面し、彼女を笑わせた。
「いつか、一緒に行こうね」
「それはどこなんだい」
「遠く、うんと遠く、辛いことも、全部忘れられそうな遠くに行きたいな」
そう言った彼女の顔はどこか寂しげで、ヌルの心に少しだけの陰を作り出した
>青年期3
冒険者として名声を上げたヌルたちは、バエサルの長城襲撃作戦のレジスタンスとして参戦することになる
腕試しには丁度良い、と意気込むヌル達
そんな中彼女だけは、少しだけ表情に陰りがあった
光の戦士が鉄仮面を倒したぞ!!!
そんな歓声が上がりかけた瞬間
帝国の兵器が起動する。
なす術なく蹂躙されたヌル
彼女は?幼馴染みたちは?
幾度となく死線を潜ってきたヌルも半身を焼かれ、目が見えない、視界が暗い、誰か、誰かいないのか
その時
「ヌル、ごめんね」
彼女の声
「私ね、最初はそんなつもりじゃなかった」
「あなたが悪いの、私を惑わせるから」
「でもそんな関係ももう終わり」
「お互い、もうダメそうだね。」
やめろ、それ以上は
「ねえ、最初に言ったこと、覚えてる?」
ダメだ、例え裏切られてても、それだけは言っちゃダメだ
「お互い、鳥になれるといいね」
その言葉を最後に、最悪の蛮神“神龍”の咆哮が虚空に響いた
>青年期5
やがて時が過ぎ、死に至るはずだった身体の傷は癒えたものの左半身の自由は効かず、両目は失明し白く濁り、なによりヌルの心に大きな穴を残した。
それを忘れるために夜な夜な女遊びに傾倒し、女性の家を転々とするヒモへと成り下がっていた。
ある日ぼろ負けしたゴールドソーサーの帰り道に物乞いの少女がいた
「景品の飴、いるか?」
>青年期6
「何故か着いてきたんだよ」
ヌルの言葉を待たずにヒモ相手の怒号が響き渡る
それでも頼む、とヌルの土下座によってヒモ相手は少女とヌルを養うことになった。
ヌルは生きる術とギャンブルを
ヒモ相手の女性からは感情を
二人は少女から先生と呼ばれるようになり、満更でもなかった
お父さんお母さん、と呼ばれそうになったときは流石に二人の関係上まずい、ということで呼び方を模索した結果である。
ヌルの心には着々と安らぎが生まれていった
>青年期7
愛してはいなかった、それでも情があったヒモ付きの女。
病に罹った
身体を満足に動かせないヌルはまともに仕事もできず、女の貯めていたものを消化しきってしまっていた
なにを間違ってしまったのか、自分が少しでも力になれればよかったのに。
少女が言った
「私が助けを呼んでくる」
帰ってこなかった。
半身を引きずりながらも少女を探しに外へ出るヌル
そこで見つけたのは少女の亡骸。暴行の跡があった
少女を抱えることもできないヌルはそのまま帰路についた
>青年期8
ヌルを残して皆死んだ
>現在
消息不明
【余談】
・プラエトリウムの残骸にて背丈の小さいミッドランダーの男性が徘徊している。片目が金色に輝いていた
・低地ドラヴァニアにて眠りについたアレキサンダーから特異なエーテルを感知したゴブリンがいたものの、すぐに消えてしまった
・イシュガルド教皇庁にて不審者が目撃されたものの、被害はなし。
・ギラバニア辺境地帯のヤーンの大穴に飛び込む人影が目撃された