Character
※下記の名前は実在するPCとは一切関係ありません。
ここではないどこかのサーバー、
いやひょっとすると ここかもしれないワールドのアジムステップ、再会の市
楽園のリンゴ売り：お疲れ様～。
今日の夜話会ってさ、初の紅蓮エリアにならへん？？？
急いでノマド装備にミラプリしてきた～。えへへ。
あひる隊長：……
楽園のリンゴ売り：隊長どうしたの？
具合でも悪い？
あひる隊長：ナマズオクエストでさ、料理を納品するじゃん。
いつも我慢して試食してもらってるから
代わりに食べてみたんだけど…。
あひる隊長：……まだ見ぬ週末のアーモロートが見えた…
楽園のリンゴ売り：ちょ、大丈夫？
三月の帽子屋：隊長、週末じゃなくて終末らしいよ。
三月の帽子屋：あと、隊長、
アーモロートをイオンモールみたいなの想像して無い？
違うみたいよ。私もよく分からんけど。(笑)
楽園のリンゴ売り：帽子屋さんも突っ込みどころ違うし！！！
楽園のリンゴ売り：フレのハウスで見た
「」が
美味しそうだったから作ってきたのだけど、隊長は無理ｓ
あひる隊長：(バスケットを受け取りつつ)
リンゴ売り、「サンドイッチは別腹」って諺知らない？
ビスマルクの筆記試験に出るらしいから
覚えておいて損はないから！！！
(何とも言い難い表情のリンゴ売り)
三月の帽子屋：リンゴ売り、隊長はいつもの事だから
適当に流しときなよ～。
三月の帽子屋：今日はね、ルピシアの「Xmas ティーバッグセット」
持ってきたの！
六種類あるから、好きなのをお選びなさい～(オーホホホホホ)
「さすが帽子屋さん！」「ふんふん、キャロル？……ストロベリーとバニラの香りにローズ花びらだって！おっしゃれー」「私はじゃあ名前のおもしろい[カシュカシュ]にしようかな」「ホワイトチョコレートとナッツが織りなす甘く香ばしい焼菓子をイメージした[ホワイトクリスマス]も良さげやん」「目安180mlなんてあるけども、お湯多めにしとくねー」「ういうい、濃ゆ目に出せば問題無いっしょ―」「紅茶におこだわりの人がいたら怒られそうな会話ですね」「あははは、このメンバーにいないし！」「うっは、封をきったとたん香りが凄い！さすがルピシアさんは違うわー」
わいわいとお茶を淹れ、香りを楽しむ三人。紅茶の湯気がゆっくりと三人の頬を撫でて行く。
楽園のリンゴ売り：それで、今日の夜話会のテーマは何でしたっけ？
あひる隊長：帽子屋さんが竜騎士クエストLv61～70を済ませたらしいよ。
楽園のリンゴ売り：竜族は、
番が傍にいないと狂っちゃうとかの話でしたっけ？
三月の帽子屋：そうそう、それでね、
気になる事が出てきたから二人にも話したくなったの。
再会の市の松明が風に揺れ動く
三月の帽子屋：さっき、リンゴ売りが話してくれたように
竜族は「番(つがい)」の竜が傍にいないと
情緒不安定になるようなのね。
三月の帽子屋：それは、旅を共にしてくれたオーン・カイくんという
仔竜が教えてくれた。
オーン・カイ：ドラゴン族は、悠久の時を生きる種族だ。
だから、悲しみを抱えたまま、何百年と孤独に過ごしていると、
心が壊れてしまうことがあるって、古き翼から聞いたことがある！
オーン・カイ：だから、番いと寄り添って生きるんだって……。
三月の帽子屋：私、このセリフを聞いた時に
ティアマットさんが、グルンッと頭に過ぎってさ。
あひる隊長：ティアマットさんて、ソームアルで仕留めちゃった…？
楽園のリンゴ売り：隊長、その竜はティオマンさん
ニーズヘッグくんの番(つがい)の竜だよ。
三月の帽子屋：(コクリと頷き)
ティアマットさんは魔大陸で封印(？)されてる竜だわね。
あひる隊長：思い出した！
ティアマット：一時の感情に呑まれ、神降ろしに手を染め……
バハムートの魂をねじ曲げ、穢してしまった己への罰……。
……そう、これは贖罪なのだ。
三月の帽子屋：私、ティアマットさんからこちらのセリフを聞いた際に
「贖罪」って何を指しているのだろうと…。
三月の帽子屋：バハムートを呼び降ろしたこと？それだけって？
三月の帽子屋：オーン・カイくんのセリフを聞いてさ
ティアマットさんは、自らのエゴ、バハムート亡き後
何百年、何千年と一人で過ごしたく無くて、
アシエンの甘言にのってしまった。
三月の帽子屋：もしかすると
ティアマットさん自身、番(つがい)を亡くした竜たちの
顛末を見てきただろうし。
とてもじゃないけど耐えられないと考えたのではないかと。
無論、竜族を守る為でもあっただろうけどね。
この事を悔いて、
今もアジス・ラーに自らを置いているのかしらと。
三月の帽子屋：悲しみを抱えたまま、何百年と孤独に過ごす事に
それこそ「心が壊れてしまう」思いを抱えながら
生きながらえる事を選んだ。
あひる隊長：いっそ「心が壊れて」しまった方が
楽になるのやもしれんね。
もしくは誰かに命を絶ってもらうとかも考えたやもしれんね。
あひる隊長：でも、心は壊したくないし、
命を絶つような事もしたくない。
楽園のリンゴ売り：…それがティアマットさんの「贖罪」
あの輪っかは許されない己の罪なのでしょうか…
考え込む三人
三月の帽子屋：私さ、いつかティアマットさんを
解放してあげたらと思うの。
三月の帽子屋：でも、ティアマットさんは
それを望まないのだろうなぁとも…。
三月の帽子屋：彼女(彼)に何か言いたいのだけど、
何を言っても陳腐な言葉になりそうでさ。
静かに頷き合う三人
あひる隊長：「何もしない」ことがその人にとっては
最良である事もある。
あひる隊長：だからって「黙って見てろ」とは言わない。
帽子屋さんの気持ちは、私たちが聞くよ。
何なら打ち返すし。
あひる隊長：陳腐な言葉だろうと、
閊えたままの言葉が言葉にならなくとも、
雄叫びでも何でも受け止めるよ。
楽園のリンゴ売り：そのための夜話会ですからね。
お互いがこの世界で思った事、
感じた事を語り合う場所です。
三月の帽子屋：ありがとう、
この夜話会があるだけで、
随分と助かってるところあるよ。
あひる隊長：そろそろさー、
ゆるふわ恋愛話的なことも題材にしたくない？(笑)
「隊長、それは無いわー」「どうやら漆黒には、推しが出てくるらしいよ？」「そうなの？」「だってフレが爺ちゃんだか、おじさんだかが良い…って」「まって、漆黒には若者はいないの？！」「行ってみない事は分からないでしょう」「そのうち、夜話会で推しについて語る回が出てくるかも？？？！」
キャッキャとはしゃぐ三人
遠い魔大陸からティアマットの呟きが漏れる
ティアマット：怨みが心の目を曇らせるということは
嫌と言うほど知っているのだ……バハムートが散った時にな
ここではないどこかのサーバー、
いやひょっとすると ここかもしれないワールドにて開催される夜話会
こちらでは進行上語られない物語が語られます。
またのお越しをお待ち申し上げております。
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ちょっと不思議なお話をしてもいいですか？この日記は最初「幻想夜話」としてお話するつもりは無くて、通常のテキストとして保存しておりました。書き上げて「公開」する際に、何故か私の中でストップがかかりましてね。理由は分かりません。今は未だ表に出すべきではないと、何かが囁くのです。そして、しばらく時間を置いておりますと、ある方から「次の幻想夜話を楽しみにしてますよ」と言われまして。三人組を待っててくれる人おんの！！？！って。嬉しいやらこっぱずかしいやらにございました。その時は、ネタが無いしなぁ…と踵を返しました。そして、また数日後「あ、ネタある。随分前にアップしそびれてる、竜騎士クエストのお話！三人組で話してもらおうっと」となった次第です。
今回この様に皆さまにお目見えさせて頂けたことを、そして機会を下さったフレに感謝の気持ちを込めて。(深々とお辞儀)
参照日記：「パンドラの箱」
おっ。久しぶりの夜話会ですな。
自分ですね、蒼天エリアでのお話って隠れたテーマが存在しているように思うんですよ。どんなテーマなのかって聞かれたら人によって違う意見が出てくるんでしょうけど、個人の意見からすると『「最良である選択肢」と「相手を救う選択肢」の選択』だと思うんです。
メインクエストでのニーズヘッグとエスティニアンや、暗黒騎士のジョブクエのリエルとイストリド、それに今回の夜話会のティアマットさんのお話もそうでしょうか。
最良ではないし、下手をすると最悪の選択肢かもしれないけれど、相手の心が救われることはわかってしまっている…。そんな選択肢を選びとるか否かを題材に登場人物の本質が描かれている様な気がしています。
…自分でも上手く言えないけれど、なんとなーくわかってくれると幸いです(笑)
こんにちは！オヤカタさん。
まずは、誤字脱字のご指摘ありがとうございました。私は、先ず本気で間違えてますので、これからも気付いた際は教えて頂けると助かります。
さて「最良である選択肢」と「相手を救う選択肢」についてですが、暗黒クエの親子、竜騎士クエの親子、ニーズくん討滅、ティアマットさんから、ティオマンさんなどなど、あれもこれもと溢れてきます。シナリオが無かったら、私はどう動いただろうと考えます。
今はまだ言葉に出来ませんが、またまとまったら聞いてもらえます？いや、聞かせに行くからさ。オヤカタさんちで夜話会開く勢いで。(笑)
その時は、苦笑いしつつも扉を開けてもらえたらなぁと、今からお願いしときますね。ふふっ。
ぐっときた
こんにちは！こつぶさん。
夜話会は不定期に「ここではないどこか、いやひょっとするとここかもしれないどこか」で開かれることでしょう。
こつぶさんでは無い貴方、いやひょっとすると、こつぶさんかもしれない貴方のお越しをお待ちしております。
夜話会メンバー 一同より
