エオルゼアにきて５年目となった
ついに知ってる人はほぼほぼいなくなってしまった
今やフレンド欄はグレーの名前が埋め尽くされている
あんなに騒がしかったLSもFCチャットも今では静寂を保っている
寂しいなぁ…
たまにSSを見返すことがある
１，２年目ぐらいが一番楽しそうにしている自分がいて心底羨ましくなる時がある
最初にフレンドになってくれた人も今はいなくなっててどんどんみんなやめていって…
それが当たり前なんだろう…ずっとやってる自分のほうが異常なんじゃないのかと思う
それでもこの世界が好きで
この世界の冒険が好きで
たまに見せる夕焼けが好きで
エーテライト前のすれ違う人達の喧騒が好きで
まだまだこの世界に生きていたいんだと思う
最早この世界は自分の生活の一部なのだ
仕事から帰ってきて家でくつろぐように
この世界にログインしてふとした何気ない一瞬を生きている
現実とエオルゼアはどちらも自分の世界の一部なのだとそう思う
やめていったフレンド達は元気にしているのだろうか
単純に飽きたんだろうなっていう人もいれば
人間関係がこじれてやめていった人達もいると思う
オンラインゲームである以上、そこに人の心が通っているから仕方ないのだろう
色んな人達を見てきた
オンラインゲームでは素性や性別や言葉までも偽ろうと思えばいくらでも偽れる
でもそれは逆に言ってしまえば
現実でのコンプレックスや色んなしがらみに左右されることはないということだ
だからこの世界では最初に心でつながれる
それはとても素敵なことなんだっていう考えに変わりはない
それに最近思うのだ
いくらこの世界で偽ろうとその考えや心はもともと自分に内包していた世界なのだと
それはいつしか現実の自分に帰化する
結局は誰も自分を偽れない
いつかはその醜い心も綺麗な心も露呈する瞬間がきっとくる
それを受け入れて、いや、受け入れなくてもいい
そうやって時には喧嘩して、時には泣いて、時には笑って
そんな日々を一緒に積み重ねていけるのが幸せなんだろうな
やめていったフレンドも今もずっといるフレンドも
そんな日々を与えてくれたフレンド達には感謝してもしきれない
きっと知らず知らずのうちに自分が相手の心を傷つけてることもたくさんあったのだろうな
感謝と謝罪の言葉をもう今は伝えることができないのが心残りだ
このゲームで嫌になるほどトライ＆エラーを繰り返して
それでも一歩ずつ次のフェーズに進んでいつかはクリアする
その大切さを学んでいるのに現実ではうまくいかないことが多い
エオルゼアでも現実でも弱い自分に笑ってしまうなぁ
いつかまたみんなで笑える日がくるのかな
変わらないものなんてないって分かっているのにな
１年毎に書いているこの日記も１年分の俺が生きた証なのだ
書きたいことがなくても無理やり書いている
いつか誰かの目に留まって
クロウ・アストレイという一人の冒険者がいたことを覚えてくれていたら嬉しいと思う
変な話になったがここで終わることにする
もうすぐ暁月のフィナーレが始まる
次はどんな冒険が待っているのか楽しみだ
